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第4回 真の印象力アップは、自ら描いてこそ、改善・強化が図れる

著者:株式会社グロウス・カンパニー・プラス 代表取締役  山岡 仁美


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訪問時の各要所での相応しい動作を考え出そう

印象度アップは、チェックしているだけでは、改善点はつかめても、どのようにすることが改善にいたるのか、曖昧なままです。そこで、ビジネスマナーとしての相応しいポイントを自ら学び描き、さらに実践することが欠かせません。訪問であれば、名刺交換・席次・湯茶マナーなど、身だしなみ・立ち居振舞い・表情・言葉遣いなどの基本的なポイントを複合的に用いることになります。
まずは、下記のポイントに頼らずに、自分自身のいつもの訪問時を書き出すことから始め、それに付加や修正を図ることから、印象力アップを目指していきましょう。そして、書店に足を運べば、ビジネスマナー本もありますし、身近なロールモデルを探して盗むということもできます。日々の身近な環境の中から、真の印象力アップの機会を見つけていくということもできるはずです。

訪問前も侮らず、スイッチ・オンにする

訪問前には、もちろん時間に十分間に合うように準備をすること、持参する資料やパンフレット、名刺の予備など、不足がないかの確認が欠かせません。合わせて、ここで確実に整えたいのが身だしなみです。

・ フケは出ていませんか(いつも清潔にする)
・ 寝癖はないですか(常に乱れのない状態にする)
・ 流行を強調しすぎていませんか
・ 無精髭は残っていませんか
・ 歯はキチンと磨いていますか
・ 口臭はありませんか
・ 爪は短いですか
・ 時計、鞄、スマートホンケースなどの持ち物はビジネス仕様ですか
・ 服装に汚れ・シワはありませんか
・ 靴は擦り切れや汚れはありませんか

訪問で欠かせない初動ポイントを確認する

訪問先に到着し、約束5分前になったら受付等で取り次ぎを依頼しますが、その時点であなたとあなたの会社への評価が始まっています。次のような、初動を確実にできているか、確認しましょう。

①コート類は建物の外で脱ぐ
②雨の日は次の点に注意する ・傘についた雨の滴を落とし、留め金をかける ・靴の泥を拭う・タオルなどで、服やバックについた雨の滴をふき取る
③案内者の2~3歩後ろを歩く
④ドアのところでは立ち止まり、会釈して入室する
⑤すすめられた席にお礼を述べて(「ありがとうございます」や「失礼致します」など)から座る。上司同行の場合は上司が先に入室する
⑥席をすすめられなかった場合は、案内者が退室した後、下座(ドアに近い席)に座って待つ
⑦ブリーフケースやバック類は、ソファーなどに置かず足下に置く
⑧ノックの音が聞こえたら、すぐに立ち上がって挨拶し、名刺交換する。

適切な名刺交換ができることはビジネスアイテム

ビジネスでの訪問において、名刺と名刺入れは必要不可欠なアイテムです。名刺を出そうとしたら”名刺入れがない””名刺が切れている”ということのないようにし、常時携帯するのは当たり前ですが、名刺交換の流れを踏まえて活用できることが求められます。

①名刺交換をする時は服装を整える ・男性は上着のボタンを留める。
②名刺入れに入れる・定期入れや財布の代用は避ける・常時10枚以上携帯する
③名刺入れは上着の内ポケットに入れる・女性はバッグの取り出しやすい場所に入れておく。
④洋室では立ちあがって渡す・テーブル越しの交換は避ける・和室では座布団をはずし、正座で渡す。
⑤会社名と名前を名乗ってから渡す
⑥胸の位置で受け取って渡す
⑦相手に正面を向けて渡す
⑧受け取ったら復唱する ・「〇〇様でいらっしゃいますね」とその場で確認する。
⑨自分の名刺は相手の名刺よりも低い位置で渡す

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著者プロフィール

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山岡 仁美

株式会社グロウス・カンパニー・プラス 代表取締役

航空会社勤務を経て、コンサルティング会社で人材開発事業部のマネージャー職から企業研修部門の統括部長までを務め、1,000社ほどのコンサルに携わった後、独立。年間登壇数200超の人気講師でもある。

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