このページはJavaScriptを使用しています。JavaScriptを有効にして、対応ブラウザでご覧下さい。

アウトバウンド向けコールセンターシステム17選! 選び方と活用法を解説

アウトバウンド向けコールセンターシステム17選! 選び方と活用法を解説

アウトバウンド向けコールセンターシステムは、企業の架電業務や顧客管理などの業務を効率化し、スムーズな顧客対応を可能にするシステムです。

本記事では、アウトバウンド向けコールセンターシステムの主要機能や選び方、活用方法について解説します。主要サービスも比較しながら紹介するので、システム導入を検討中の方は、ぜひシステム選びに役立ててください。


アウトバウンド向けコールセンターシステムとは?

アウトバウンド向けコールセンターシステムは、企業から顧客への発信業務に特化したシステムです。オペレーターの生産性向上と顧客とのコミュニケーション品質改善を、主な目的としています。

テレマーケティングやセールス、アンケート調査など、幅広いアウトバウンド業務を支援するシステムであり、顧客からの着信に対応するインバウンドコールシステムとは機能や目的が異なります。

そのため、能動的な顧客コンタクトを効率的に行うための機能を備えているのが特徴です。


アウトバウンド向けコールセンターシステムの主な機能

ここでは、アウトバウンド向けコールセンターシステムの主な機能について解説します。

  • 自動架電(オートコール)機能
  • CRM(顧客管理)機能
  • 通話録音・音声解析機能
  • スクリプト・キャンペーン管理機能

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

自動架電(オートコール)機能

自動架電(オートコール)機能は、あらかじめ登録された顧客リストに対して、自動で発信を行う機能です。

この機能を活用することで、オペレーターの待機時間を削減し、架電数を増やせます。また、通話結果に応じて、担当者への転送など、次のアクションを自動で振り分けることも可能です。

これにより、オペレーターは効率的に顧客とコンタクトを取ることができ、対応件数の増加が期待できるでしょう。

CRM(顧客管理)機能

CRM(顧客管理)機能とは、顧客情報を一元管理し、架電履歴やコンタクト内容を記録・参照できる機能です。

この機能により、顧客属性や購買履歴に基づいて、オペレーターは一人ひとりに合わせて対応できます。蓄積された顧客データの分析も可能なので、アプローチ方法の最適化や営業戦略の立案に役立てられるでしょう。

顧客との関係性強化と、より効果的な営業活動の実現に貢献する機能と言えます。

通話録音・音声解析機能

通話録音・音声解析機能は、オペレーターとの通話内容を自動で録音し、テキスト化する機能です。

録音された通話データの音声解析により、オペレーターの言葉遣いや説明の分かりやすさといった応対品質や、提案力などの商談スキルを客観的に評価できます。加えて、テキスト化された通話データを分析することで、顧客ニーズや課題を把握することも可能です。

この機能を活用することで、オペレーターの教育・研修によるスキル向上とサービス改善による顧客満足度向上につながります。

スクリプト・キャンペーン管理機能

スクリプト・キャンペーン管理機能は、架電時のトークスクリプトを管理し、オペレーターに提示する機能です。

これにより、顧客対応中にオペレーターがどのスクリプトを使うべきか迷うといった状況を解消し、スムーズで質の高いコミュニケーションを支援します。

加えて、キャンペーンの設定や進捗管理も行うことができ、オペレーターはキャンペーンの状況をリアルタイムに把握できます。

さらに、シナリオ分岐や自動メール配信など、マルチチャネルでのキャンペーン展開も可能です。複数のチャネルを組み合わせた、より効果的なキャンペーン展開を実現できるでしょう。


アウトバウンド向けコールセンターシステム17選

ここでは、アウトバウンド向けコールセンターシステムを比較し、それぞれの特徴を解説します。

自社に適したシステムを選ぶ際の参考にしてください。

lisnavi

項目 内容
提供形態 サービス
従業員規模 制限なし
従量課金 0円
月額費用 5,000円〜
初期費用 100,000円

lisnavi(リスナビ)は、電話業務の効率と生産性の向上に特化したアウトバウンドコールシステムです。リスト管理や分析ダッシュボード、API連携といった充実の機能で、架電から実績確認までの一連の業務をサポートします。

オペレーターの負担を軽減し、売上向上を目指すアウトバウンドコールセンターに最適な、高性能かつコスト効率に優れたシステムです。

ftel

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 制限なし
従量課金 -
月額費用 5,000円
初期費用 お問合せ

ftel(エフテル)は、アウトバウンド業務に特化した機能を提供します。自動架電機能を搭載し、効率的な発信業務を実現。通話録音機能で会話内容を全て記録し、品質管理や研修に活用可能です。

既存システムとの柔軟な連携も強みで、低コストかつセキュアな環境で、アウトバウンドコールセンターの生産性向上に役立ちます。

CT-e1/SaaS

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 制限なし
従量課金 -
月額費用 -
初期費用 300,000円

CT-e1/SaaS(シーティーイーワン サーズ)は、ACD、IVR、通話録音に加え、ダッシュボードやCRM連携など、豊富な機能が魅力のクラウドCTIです。音声認識やAIソリューションとの拡張性も高く、多様な電話機に対応。

追加料金なしで充実した機能が利用でき、柔軟なカスタマイズで、自社のアウトバウンド業務を最適化します。

CALLTREE

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 -
従量課金 -
月額費用 -
初期費用 -

CALLTREE(コールツリー)は、テレマーケティングのプロが開発したクラウド型CTIシステムです。自動・予測発信機能で架電効率を飛躍的に向上させ、プレビュー、プログレッシブ、プレディクティブダイヤルに対応。

顧客情報のリアルタイム共有、トークスクリプトの最適化、フォロー漏れ防止リマインダーなど、豊富な機能で業務フローを合理化し、オペレーターのパフォーマンスと売上向上に貢献します。

CLEX

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 制限なし
従量課金 0円
月額費用 6,000円〜
初期費用 25,000円

CLEX(クレックス)の魅力は、LINEとの連携が優れている点です。LINEメッセージを受信すると、顧客情報を自動表示。タブ切り替えで同時に複数の顧客対応を行えるため、顧客の対応待ち時間を減らすと同時に業務効率化も実現します。

CTI、IVR、CRM、通話録音、統計レポート、通話内容のテキスト化、コールバックなど、コンタクトセンターに欠かせない機能が揃っており、あらゆる課題に対応できます。

broad connect

項目 内容
提供形態 サービス
従業員規模 -
従量課金 -
月額費用 30,000円〜
初期費用 75,000円〜

broad connectは、低コストIP回線と、かけ放題携帯回線のハイブリッド連携で通話料を削減し、高い接続率を実現します。オートコール、メモテンプレート、リアルタイムKPI分析など、テレマーケティングに特化した独自機能が搭載。

モニタリング機能では、オペレーターと顧客の会話内容をリアルタイムで聞けるため、SV(スーパーバイザー)が適切なタイミングでフォローすることが可能です。

BIZTELコールセンター

項目 内容
提供形態 サービス
従業員規模 制限なし
従量課金 -
月額費用 81,000円〜
初期費用 200,000円〜

BIZTELコールセンターは、8年連続国内シェアNo.1(※2024年時点)の実績を持つ信頼のクラウド型CTIです。CRM/SFA連携で顧客情報を一元管理し、リアルタイムモニタリングや柔軟な設定変更で成果を最大化します。

高品質な通話音声、通話録音、AI音声認識など豊富な機能に加え、高いセキュリティと24時間サポートで、自社のアウトバウンド業務推進に貢献するでしょう。

楽天コネクト SmaCom

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 制限なし
従量課金 -
月額費用 1,980円〜
初期費用 0円

楽天コネクトSmaCom(スマコム)は、オフィスでの電話をスムーズかつスマートに対応するためのクラウド型コンタクトセンターシステムです。アウトバウンドコール業務に特化した「コンタクトセンター アウトバウンド+」ライセンスで、事前登録リストへの自動発信機能を搭載し、架電数を大幅に向上。

直感的な操作性と24時間365日監視体制で、場所を選ばず安定した運用を実現します。

ネオ・クイックコール

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 制限なし
従量課金 -
月額費用 6,000円
初期費用 0円〜

ネオ・クイックコールは、クラウド型で手軽に導入でき、電話営業・テレマーケティングの効率を向上させます。クリック発信、自動通話録音、架電結果分析など、アウトバウンド業務に必要な機能を網羅。リモートワークにも対応し、自宅から会社の電話番号で架電可能です。固定電話かけ放題プランも選択でき、コスト削減と生産性向上を両立します。

Comdesk Lead

項目 内容
提供形態 サービス
従業員規模 制限なし
従量課金 0円
月額費用 6,000円〜
初期費用 0円

Comdesk Leadは、IP電話と携帯回線両方を利用できる国内唯一のCTIです。携帯回線の利用により、ネット環境に依存せず、高音質を実現。通話録音、自動文字起こし、ChatGPTによる通話要約といった独自機能で、オペレーターの業務効率と営業生産性を飛躍的に向上させます。各種システム連携や柔軟なカスタマイズも可能で、企業のアウトバウンド業務を強力に支援します。

DREAM CALL NEXT

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 制限なし
従量課金 0円
月額費用 4,000円〜
初期費用 0円

DREAM CALL NEXTは、管理者・アポインターともに業務を効率化できるアウトバウンド特化型コールシステムです。クリック発信、再架電機能、オートコール発信といったアウトバウンドに欠かせない機能が搭載。シンプルな仕様のため、システム操作に慣れていない方でも安心です。

GoodCall

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 -
従量課金 -
月額費用 9,000円〜
初期費用 15,000円〜

GoodCallは、通話録音、顧客管理、対応履歴の一元化などの豊富な機能で、架電からアフターフォローまでをサポートします。場所を選ばず利用でき、テレワークにも最適。自動分析機能で業務改善を促進し、地図連携で顧客の地域分析も可能です。

内勤と外勤の情報連携もスムーズで、自社の売上向上に貢献します。

Mostable

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 お問合せ
従量課金 お問合せ
月額費用 お問合せ
初期費用 お問合せ

Mostable(モスタブル)は、架電業務に特化したクラウド型CTIです。シンプルな操作画面でオペレーターの負担を軽減し、リアルタイムモニタリングやささやき機能で応対をサポート。自動架電、リダイヤルリマインダーで架電効率の向上を目指せます。

PC、ヘッドセット、ネット環境があればすぐに始められ、CRM/SFA連携やチーム連携も可能です。

コールセンターシステムSakura

項目 内容
提供形態 サービス
従業員規模 お問合せ
従量課金 お問合せ
月額費用 2,500円〜
初期費用 50,000円〜

コールセンターシステムSakuraは、アウトバウンドとインバウンドのどちらにも対応しているシステムです。クリック発信、通話モニタリング、IVR、統計レポートなど、電話業務を支える機能が充実。「コール数が伸びない」「集計作業の分析時間が取れない」といった課題を、解決に導きます。

SimpleConnect

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 -
従量課金 -
月額費用 お問合せ
初期費用 お問合せ

SimpleConnectは、生成AIによる自動学習で使いやすさを追求した、クラウド型コンタクトセンターシステムです。オートコールやプレディクティブコールなどのアウトバウンド機能があり、業務改善、コスト削減、顧客満足度向上をこれ1つで実現。

オールインワンソリューションとして、架電業務を効率化し、オペレーターの負担を軽減します。

AmeyoJ

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 制限なし
従量課金 0円
月額費用 -
初期費用 -

AmeyoJ(アメヨジェイ)は、アウトバウンドにもインバウンドにも対応する、多機能クラウド型CTIです。秒課金やかけ放題オプションでコストを最適化します。

データセンターから回線、CTIまでワンストップ提供するため、手厚いサポートが強み。カスタマイズ可能なIVRやCRM連携、通話内容の共有、全通話録音、ACDなど、架電業務の効率化と品質向上に必要な機能を網羅しているのが強みです。

pickupon

項目 内容
提供形態 サービス
従業員規模 制限なし
従量課金 -
月額費用 6,000円〜
初期費用 0円

pickupon(ピクポン)は、AIが通話内容を自動で要約・文字起こしし、CRM・SFAに自動入力する画期的なサービスです。ワンクリック発信で架電効率を高めつつ、入力ミスを削減。AIによる顧客ニーズ分析により、営業活動の質と生産性を向上させます。

無料の閲覧アカウントがあり、PCとヘッドセットがあればすぐに利用開始できる手軽さも魅力です。


アウトバウンド向けコールセンターシステムの選定ポイント

アウトバウンド向けコールセンターシステムを選ぶ際には、自社の業務特性やニーズに合ったシステムを見極めることが重要です。

ここでは、選定の際に押さえておくべき3つのポイントを紹介します。

  • 十分な機能が備わっているかを確認する
  • システムの導入コストと運用負荷を見積もりする
  • ベンダーサポートと実績を評価する

十分な機能が備わっているかを確認する

アウトバウンド向けコールセンターシステムを選ぶ際、まずは自社の業務目的に合った機能が十分に備わっているかを確認しましょう。

新規顧客の開拓なのか、既存客へのフォローなのかなど、業務によって利用する機能を見極めなければいけません。また、将来的な業務拡張やチャネル拡大も視野に入れ、柔軟性や拡張性の評価が必要です。

自社のアウトバウンド業務の特性や課題を整理し、必要な機能を優先順位付けすることが、最適なシステム選びにつながります。

システムの導入コストと運用負荷を見積もりする

アウトバウンド向けコールセンターシステムの導入にあたっては、コストと運用負荷の見積もりが欠かせません。

クラウド型かオンプレミス型か、自社のIT戦略や予算に合った導入形態を選ぶ必要があります。また、初期費用だけでなく、カスタマイズや機能追加、保守・サポートにかかる費用も考慮しましょう。

加えて、システム運用に必要な人員や体制、オペレーター教育の負荷なども踏まえて検討することが求められます。

ベンダーサポートと実績を評価する

システム導入後の安定運用のためには、ベンダーのサポート体制と実績も重要な評価ポイントです。 システムに不具合が発生した際の対応スピードや、運用に関する問い合わせへのサポート範囲、そしてサポート体制の充実度(対応時間、連絡手段など)を確認しましょう。

また、同業他社の利用実績や活用事例から、業界に対する理解度や課題解決力を探ることも大切です。

可能であれば、実際にシステムのデモンストレーションを受け、操作感や使いやすさを確かめることもおすすめします。


アウトバウンド向けコールセンターシステムの活用のコツ

アウトバウンド向けコールセンターシステムを導入しても、使いこなせなければ期待した成果は得られません。

ここでは、システムを最大限に活用するための3つのコツを紹介します。

  • アウトバウンド業務の状況分析をして、KPI設定をする
  • オペレーターの教育で、コミュニケーションの品質を向上させる
  • データ分析とPDCAサイクルを実践する

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

アウトバウンド業務の現状分析をして、KPI設定をする

アウトバウンド向けコールセンターシステムを活用する前に、まずは現状の業務プロセスや課題を可視化し、システム導入で目指す姿を描くことが重要です。

そのうえで、架電効率や成約率、オペレーター稼働率など、重要指標を定義してKPI化しましょう。KPIには定量的な目標値を設定し、達成度を継続的に追跡・評価する体制を整えることが求められます。

これは、システム活用の方向性を明確にし、PDCAサイクルを回す土台を作るプロセスです。

オペレーターの教育で、コミュニケーションの品質を向上させる

アウトバウンド向けコールセンターシステムの効果を最大化するには、オペレーターのスキルアップも欠かせません。

システムのスクリプト管理機能などを活用し、トークの型を標準化することがおすすめです。これにより、オペレーターによる品質のばらつきを抑え、顧客への訴求力を高められます。

また、通話録音や音声解析で、オペレーターの応対品質を客観的に評価し改善点を可視化することも有効です。

ロールプレイング研修や個別フィードバックなどを定期的に実施し、継続的なスキルアップを図ることが大切でしょう。

データ分析とPDCAサイクルを実践する

アウトバウンド向けコールセンターシステムから得られるデータを分析し、PDCAサイクルを回すことも業務効率と成果を向上させるコツです。

架電データや顧客データを活用し、アプローチ手法や顧客セグメントを分析しましょう。また、KPIの達成度や施策の効果を検証し、改善アクションにつなげることが求められます。

トライ&エラーを繰り返しながら、アウトバウンド業務の精度を高めていくことが、競争力強化につながります。


アウトバウンド向けコールセンターシステムの導入で、業務効率化を実現しよう

アウトバウンド向けコールセンターシステムの導入は、業務効率化と顧客対応品質の向上に大きく貢献します。

システム導入の際には、自社に必要な機能や予算、サポート体制を見極めながら選択することが大切です。導入後も、試行錯誤を繰り返しながら、自社にとって最適な運用フローを確立し、成功事例や改善点をノウハウとして蓄積していくことが求められます。

ぜひ、本記事を参考にアウトバウンド向けコールセンターシステムを最大限に活用し、効率的な業務運用を目指しましょう。


この記事に関連する最新記事

おすすめ書式テンプレート

書式テンプレートをもっと見る

テーマ/キーワードから記事を探す

カテゴリ別テーマ一覧へ

フリーワードで探す

bizoceanジャーナルトップページ