電子帳簿保存法の対応会計ソフト一覧！ 各企業に合う選び方も解説

電子帳簿保存法とは

電子帳簿保存法とは、一定の要件を満たすことで、税務関係の書類や帳簿を電子データで保存することを認めた法律です。

従来、税務書類などは、紙に印刷したものをファイリングして保存することが通常でした。しかし、電子帳簿保存法が定められたことで、ファイル管理の事務作業やコストを減らせるようになりました。

電子帳簿保存法への適用のメリット

電子帳簿保存法に対応すると、紙から電子での書類保管に切り替えた分の保管スペースの削減やペーパーレス化に伴うコスト削減が可能となります。

さらに、文書を検索しやすくなるという業務効率化のメリットもあります。

電子帳簿保存法の対応会計ソフト一覧

電子帳簿保存法に対応するためには、法律で定められた条件を網羅した会計ソフトを準備する必要があります。

これら全ての要件を自社で対応することは困難なので、電子帳簿保存法に対応したソフトウェアを導入する企業が増えています。

今回ご紹介する電子帳簿保存法に対応している会計ソフトは、以下の通りです。

それでは、上記4つの会計ソフトについて詳しく見ていきましょう。

かんたんクラウド

かんたんクラウドは、スタートアップや中小企業向け財務システムとして提供されている、会計・給与のクラウドサービスです。

電子帳簿保存法・電子取引に対応しているため、電子帳簿保存法対応ソフトとして、問題なく使用できます。

簿記の専門知識を持っていない方であっても直感的に使える設計になっているため、初めて会計ソフトを導入する企業でも受け入れられやすいでしょう。

freee会計

クラウド会計ソフトとして有名なfreeeでは、領収書と請求書を電子帳簿保存法に対応した形式で電子データとして保存できます。

会計ソフト以外にも、経費精算や人事労務サービスなど、幅広いサービスを展開しているため、完全ペーパーレス化を目指している企業におすすめのサービスです。

弥生会計22

日本で使われている会計ソフトの中でも特に歴史が長いのが「弥生会計」です。

この弥生会計が提供する「弥生会計22」は、クラウド上で動作するソフトではなく、パソコンにダウンロードして使用するソフトです。

公益社団法人日本文書情報マネジメント協会（JIIMA）による認証を受けているのも特徴です。

弥生会計のソフトでは、固定資産税管理や予実管理、決算書を作ることもできます。

ACELINK NX-CE 会計

ACELINK NX-CE 会計は、振替伝票形式や現金・預金出納帳などの入力形式に対応している、会計ソフトです。資金繰りや予算の管理も行えるソフトなので、経営判断にも役立てることができます。

電子帳簿保存法の「国税関連書類のスキャナ保存制度」（e-文書法）に対応しているため、レシートや領収書などをスキャナで取り込み、データを連動させて仕訳を作成できるのも特徴です。

ACELINK NX-CEは、会計サービス以外にも、給与や販売、減価償却ソフトなど、事業にまつわるあらゆる管理システムを提供しています。

同じシステム同士であれば連携もスムーズになるため、こうした他サービスの導入も検討してみてはいかがでしょうか。

電子帳簿保存法の対応ソフト一覧から最適なソフトを選びましょう

今回は、電子帳簿保存法に対応している4つの会計ソフトをご紹介しました。電子帳簿保存法に対応するためには、今回解説したような会計ソフトの導入が欠かせません。

また、継続的にサービスを使っていくためには、ソフトの導入だけではなく、その先の運用までを考えて、適切なものを選ぶ必要があります。

ぜひこの記事でご紹介したソフトを参考に、自社に合った会計ソフトを選んでみてはいかがでしょうか。