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違いが認識できなければ、読み手(顧客)は意思決定できません。

著者:   林田 浩一


作成のポイント

■市場でのポジションこそが存在価値
■ポジショニングは軸選びが勝負どころ
■効果的な見せ方のポイント(企画書全般)

書式の説明
・灰色(グレー)を使用した「本事業の概要」のパワーポイントテンプレートです。事業名・事業のターゲット・自社へのメリット・具体的な提供方法・事業の目標を記入する書き方になっています。企画書・提案書の作成時に、サンプルフォーマットとしてご利用ください。

・灰色(グレー)を使用した「現状調査(業界における当社の位置づけ)」のパワーポイントテンプレートです。マトリックス図と表で自社と競合他社の価格と品質によるポジションをを記入する書き方になっています。企画書・提案書の作成時に、サンプルフォーマットとしてご利用ください。

市場でのポジションこそが存在価値

企画概要のパートで、あなたのコンセプトに納得と共感を得られたら、次は他の競合に対する違い=優位性を示す必要があります。企画案の優位性を読み手が認識できない場合、候補案のどれを選択しても実質同じなので『一番安いもので十分』か、全てが『いらない』という思考停止状態になってしまうからです。

今回のテーマである『ポジショニングマップ』は、あなたの企画が持つ、他の競合に対する違い=優位性を、読み手(顧客)に視覚的に訴求するものです。企画書の最終的な目標は、読み手にあなたの企画提案を『買って貰う』ところにあるのですから、市場でのポジショニングをおこなうことは、市場での存在価値へとつながっているのです。

ポジショニングは軸選びが勝負どころ

当然のことながら、競合に対する優位性は『企画概要』パートでの『最もインパクトのある読み手(顧客)にとってのベネフィット』とリンクしていなければなりません。そうでない場合、企画書全体でのストーリーの整合性が崩れてしまい、結局何を言いたいのか判らないものに仕上がってしまいます。この読み手(顧客)にとってのベネフィットが、競合に対して優位性を発揮しているのは、ターゲットユーザーに関することか、テクノロジーか、ビジネスモデルか、・・・ポジショニングマップを意味のあるものとするためには、タテヨコの軸選びに知恵を絞り、色々組み合わせながら何種類か作ってみて、最も訴求力が強いものを選び出しましょう。

効果的な見せ方のポイント(企画書全般)

●ビジュアルの活用で、企画の価値を視覚的に印象付けよう
ポジショニングマップやターゲットユーザーイメージなど、読み手の興味を惹くことや理解に役立つなど、意味がある写真などのビジュアルは積極的に入れるべきです。

●モノクロでの見え方を確認しておく
フルカラーで作成した企画書が、企画書を渡した先では、モノクロ出力で一人歩きする場合があります。このことを想定して、カラーの企画書をモノクロにした場合にどのような見え方をするのか、確認しておくことをお勧めします。カラーで綺麗に見えても、モノクロ出力やコピー機を通すと、読み辛い、あるいは潰れて読み取れなくなってしまう、ということは良くあることです。

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著者プロフィール

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林田 浩一

インダストリアル・デザイナー(カーデザイン)を振出しに、現在は中小企業の 『デザイン活用による独自ポジションの獲得』をテーマに、商品開発ならびにデザイン コンサルタントとして活動中。

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