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経営者の性格が企業の生死を握っている

著者:   株式会社プロス


最近、不祥事での企業倒産が非常に目立ちます。創業経営者は、苦難時代を生き抜き、身体頑健であり、仕事熱心で、人情の機微に通じているなど諸々の長所を持っています。
反面、創業型経営者の弱点も見逃せません。

1)友達がいないか、また少ないと思います。
多くの方は学歴が高くなく、その後の人生においても仕事一筋、仕事最優先で生きてきた人が多いので、胸襟を開いて語り合える親友が少ないのです。

2)遊びが少なく、多くの人が遊びべたです。
それだけ世間が狭くなり、情報に疎い人が多いようです。

3)自分のやり方に、絶対的な自信を持っている傾向にあります。
自分が最善という意識が強く、独裁・独断に走りやすいタイプの人が多く見られます。たやすく人を信用せず、人の言うことを聞こうとしません。しかし、いったん人を信用すると、どこまでも信頼して、その人の言うことなら素直に聞き、提案を受け入れ、必ず実行する面も備えています。

4)これは必ずしも弱点とは言えませんが、堅実な人生を歩んできているので、「抽象的」なものの考え方を疑い、実際に手に掴んだものでないと信用しないという一面があります。
こういう人から信頼を得られるためには、「実証的」で具体的な方法を提示することが何より肝心です。

5)会社を自分のものと思う意識を人一倍強く持っています。
つまり、公私混同に陥りがちな対応と言えます。子どもと会社は大きくなると自由にならないものです。そのことを自覚して、自分のものという意識から脱皮し、公共性(企業は公器)の考えを持つことが必要になります。生業から企業へ脱皮できるかの鍵がここにあります。

会社というものは、経営者の能力、器以上には決して大きくなりません。
したがって、経営者の器と会社の規模を比較して、常に経営者の能力・考え方が大きくなるように努力するとともに、適切なアドバイスをしてくれる共をつくることが重要になってきます。
老舗企業であれ、ベンチャー企業であれ、共通して言えることは、企業は生き物だということです。厳しい経営環境の中で、経営者だけでなく、企業自体もたえず内部変化を起こし、成長・衰退を繰り返していきます。その変化を客観的にとらえているのが「決算書」なのです。

企業の生成発展しているプロセスや経営努力した成果がすべて「決算書」の中に現れているのです。経営者は自分の会社の変化をいち早く「決算書」から察して、スピーディーな対応を図っていく必要があります。その際に、「決算診断」が大きな力を発揮するので、よく勉強をしていってください。

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