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第4回 遅延得意先について、具体的な回収方法を検討しよう

著者:   米津 晋次


「売掛金管理」の方法第1回第2回第3回第4回

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作成のポイント

■ 現在までの遅延経過を記入する
■ 入金が遅延している理由を明確にする
■ 状況に応じて具体的な回収方法を検討する

書式の説明
取引先の回収状況の経過を報告するためのフォーム

現在までの遅延経過を記入する

前回ご紹介した「売掛金滞留調査票」をもとに、遅延得意先別に「現在までの経過」および「既入金額」、「今後の入金予定」などを記入します。「受注額」よりも「売上額」の方がわかりやすいと思います。
「売上金額」や「既入金額」については、納品書・請求書の控え、領収書などで再確認して正確な金額を記入します。念のため、得意先の経理担当者と遅延額の確認をとっておきましょう。どちらかの処理上のミスということも考えられます。
ここで記入する「売上金額」も、消費税抜きの金額でなく、消費税込みの金額で記載することに注意をしましょう。
締め日や支払日といった項目を表示させるとよりよいでしょう。

入金が遅延している理由を明確にする

売掛金が遅延する理由は、支払うお金がないこととは限りません。遅延している理由を正確に把握することが大事です。そうすれば、最善の対策が決まります。
支払いがされない理由は主に次のものが考えられます。
① 資金繰りの問題で支払えない
② 提供した商品やサービスに問題がある
③ 単なる支払いもれ(ミス)
さらに、① 資金繰りの問題の場合は、次の区分に分ける必要があります。
①-1 一時的に資金繰りがつかなかったが、数か月以内には支払える見込みがある
①-2 資金繰りが苦しい状態が続いており、将来的に払えるかとうかわからない
①-3 破たん状態で、もはや支払う能力は将来に渡ってもない。

状況に応じて具体的な回収方法を検討する

最後に得意先別に具体的な回収方法を検討します。
上記②の場合には、先方と話し合いにより今後の改善を条件に全額支払いを求めたり、値引きで和解する必要があります。
上記③の場合でも、次回の請求に回すことなく、早急に支払いを依頼すべきです。
上記①-1の場合には、具体的な支払計画を立ててもらいます。
上記②-2の場合には、支払計画を立ててもらうことと同時に、状況により社長個人保証の依頼も検討します。
一番問題のある上記②-3の場合には、法的措整理に入られる前に少しでも回収措置をとりたいところです。この場合には、弁護士などの専門家の協力を得て、早急にできる限りの措置を行うべきでしょう。

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著者プロフィール

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米津 晋次

「税理士もサービス業である!」が基本理念。MG(マネジメントゲーム)を中心にセミナー講師としても活動中。2009年12月には4冊目の著書「利益が見える戦略MQ会計」(かんき出版)を出版。

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