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誰かが注目する自社情報は、マスコミを通じて積極的にPRする

著者:TOCマーケティング研究所 代表  山口 大輝


作成のポイント

■ マーケティングの観点でみるプレスリリース
■ 大量のリリース資料から選ばれるポイント
■ 媒体にあわせた情報提供により採用率アップ

書式の説明
プレリリースです。自社新製品のプレリリースを配信する際の書式事例としてご使用ください。

期限を決めて従業員から書類の収集をしよう

マーケティングの観点からみた「広報の成功」とは、いわば「権威による口コミの実現」です。マスメディア(以下、媒体社)に紹介されることは、主観を表現する広告とは異なり、商品やサービスを信頼性の高い第三者から客観的に伝えてもらうということです。テレビで紹介された商品が急に飛ぶように売れたりするのはそのためです。プレスリリースは、その権威との関係性を構築するはじめの一歩。ですから、媒体社が追加情報を求めるための連絡先情報を充実させておくことが、リリースの内容と同じくらい重要です。広報担当者の携帯電話まで載せて、いつでも電話取材を受けられる体制を整えておくと、媒体社に対する姿勢を示すことになるでしょう。

大量のリリース資料から選ばれるポイント

実は、媒体社も常に掲載(放送)する情報を求めています。その意味で、媒体社と、情報を紹介してもらいたい事業者とは、本来は相思相愛の関係になるはずです。ところが、ほとんどの場合、「質」さえ問わなければ媒体社にとって情報は供給過剰状態。人気媒体の担当者は、毎日大量のプレスリリースのチェックに追われています。そのようななかから選ばれるには、独自性や新規性といったいわゆる「ネタ」の強さと、その内容が一瞬で伝わるように要約を載せるなど、結論から始まる体裁になっていること、添付資料から記事や映像のイメージを喚起しやすいこと、それから、例えば「旬の味覚」など掲載時期の限られる情報の場合、スケジュールも重要です。

媒体にあわせた情報提供により採用率アップ

たとえば月刊誌の場合、クリスマスに関する情報を掲載してもらいたいならば、9~10月には情報提供しておきたいところです。また、ページを彩る素材として、質の高い写真素材を同封すべきでしょう。テレビ番組での紹介を目指すならば、プレスリリースの文書と同時に、映像資料を添付できると効果的です。アピールしたい商品の製造工程や、職人が苦労話を語っている様子など、番組制作に役立ちそうな映像を添えるのです。新聞であれば、スピードと情報の正確性がほかの媒体以上に重要です。プレスリリース文書の校正をしっかりして、日付や内容に誤りのないよう注意しましょう。このように、媒体の特性を十分に配慮して情報提供しましょう。

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著者プロフィール

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山口 大輝

TOCマーケティング研究所 代表

ソフトバンク株式会社でマーケティングやメディア運営を経験後独立。TOC(制約理論)のマーケティングへの適用を試みる中、最近はツイッター活用の成功事例を公開

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