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「年賀状」の書き方 第2回 できるビジネスパーソンの年賀状の書き方『年賀状のルール』

著者: 人材育成コンサルタント&カウンセラー  大迫 由美子


年賀状作成のポイント

■ 年賀状の見過ごされやすいポイント
■ もしもを先取り!「傾向と対策」
■ 一手間加えて印象アップ!「つなげるコツ」

●書式の説明

完成版年賀状(2011年)002は、年賀はがきのイラスト素材です。
年賀状は、本来ならばお年始のご挨拶に伺うべきところを、失礼ながら書面で済ませるための挨拶状です。
新年を祝う言葉(賀詞)を書き、旧年中のお礼や先方 の幸福を祈る言葉、今年もよろしくという意味の言葉などを続け、近況などを書き添えましょう。
年賀状作成時に無料ダウンロードしてご利用ください。

年賀状の見過ごされやすいポイント

年賀状の賀詞にマナーがあるのをご存じでしたでしょうか?賀詞は祝いの言葉、祝詞のことです。一般的に見掛ける「謹賀新年」は「謹んで新年をお祝い申しあげます」の意味であり使用する対象を選びません。「賀正」「迎春」「寿」など漢字1〜2字の賀詞は目上から目下に対して使う表現です。

カジュアルな印象を与える「明けましておめでとうございます」「Happy New Year」」は立場に関係なく使用できますが、ビジネスパーソンには不向き避けた方が無難です。ちなみに「迎春 新年明けましておめでとうございます」は賀詞が重複しています。また文末の「元旦」は一月一日午前を現す言葉。「一月元旦」とせず「平成○○年元旦」が正しい使い方です。

もしもを先取り!「傾向と対策」

出さなかった相手から年賀状が届いた場合、年賀状の返事は、松の内(1月7日)が過ぎたら「寒中見舞い」を出すのが通常です。仕事始めの日が違う企業では、返礼が遅れることもありますが、ビジネスの場合1月中旬(10日)までは年賀のご挨拶でも大丈夫です。この場合、日付は書いた日付を書き入れます。

また、メールで慌てて返事をしてしまいがちですが、はがきでいただいているのであれば、はがきの年賀状を出した方が良いです。いずれにしてもいただいたらすぐに返事をするのがルールです。返礼用年賀状をあらかじめ用意しておくと安心です。喪中などで年賀状を出せなかった取引先やお客様には「寒中見舞い」(1月8日〜立春)を活用しましょう。

一手間加えて印象アップ!「つなげるコツ」

印刷された文字は読まず、手書きのところだけ読むという人も少なくない事は第1週の記事でも書きました。多くの方は届いた年賀状に何か一言、自分宛のメッセージが書かれていたら嬉しいものです。相手を思い描きながら、あなたを思い出していただけるようなメッセージを添えたいものです。

「昨年からの○○企画、今年も頑張ります!」「今年は○○していく覚悟です!」など、仕事の近況報告、決意などをおすすめします。ただし、縁起の良い明るい内容を届けたい年賀状ですから営業色はださないこと。また購入のお礼や歳暮のお礼を年賀状では決してしないでください。新年があけ連絡を取ったとき、会話のきっかけとなるメッセージを考えてください。

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著者プロフィール

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大迫 由美子

人材育成コンサルタント&カウンセラー

人材育成コンサルタント&カウンセラー。就労支援と自立支援をメンタルからフォロー。「人間力」をテーマに「自己肯定感」を高めるビジネスマナーとコミュニケーション研修、プロ養成講座を開講。

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