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第1回 コーチングとは?~正しい理解と手法について~

著者:R3Corporation株式会社 代表取締役  平松 二三生

ここ最近は、私の周りでもコーチングを受けている人が増えているように感じます。それぞれの目的はさまざまですが、「自分の目標達成のために必要」と考えて、自分のビジネススタイルに組み込んでいらっしゃる方が多いと思います。

その多くが経営者の方々ですが、最近ではサラリーマンの方でも、自らお金を払ってでも取り入れてたいと考えられている方が増えてきました。

コーチングとはそもそも、どんなものなのでしょう?


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コーチングとは?

人材開発のための技法のひとつ。「コーチ」(COACH)とは馬車を意味し、馬車が人を目的地に運ぶところから、 転じて「コーチングを受ける人(クライアント)を目標達成に導く人」を指すようになった。よく知られたところではスポーツ選手の指導があるが、現在では交流分析や 神経言語プログラミング(NLP)などの手法を取り入れてビジネスや個人の目標達成の援助にも応用されている。※wikipediaより引用

コーチングの本質は、“その人自身が持つ潜在的なリソース達成のための要素を引出し、それを意識的に使えるように手伝うこと”だと思います。

こんな風に表現してしまうとやや困惑されてしまうと思いますが、それほど難しいことではありません。
つまりは、「コーチは、その人の話を聞いたり、質問を投げかけることで、その人自身が目標に向かうお手伝いをする」ということです。

コーチングがなぜ必要か?

人は誰しも“仕事も含め、自らが目標とする分野では何らかの成果を出したい”ということを欲していると思います。
しかし、努力をするものの、現実的には、実際に成果を出す人というのはごく一部ですよね。

自分自身にも言えることですが、“人は自分に甘い生き物”です(笑)
例え、それが自分で決めた目標だとしても、自らの意志だけでは、なかなか達成できるものではありません。

しかし、どんな行動を取れば、早く達成できるのか、そして、その行動を逐一チェックし、間違った方向に向かったときや、必要な努力を怠りそうになったときに、それを気づかせてくれる…。
そんな風に自分をアシストをしてくれるような人がいたら、目標を達成できる可能性は高くなっていくのではないでしょうか。

また、“多くの人は自分の可能性に気が付いておらず、自分自身だけではその潜在的な能力を引き出せない”ことが多いです。
仕事でもプライベートでも、周りの人と話していて、思いもよらない言葉が出てきたり、「あっ!自分ってこんなこと考えていたんだ…」と言う風に気が付くことはありませんか?

人間は自分自身では認識は無いもの、潜在意識の中で自分の抱える課題に対し、常に適切な答えを出そうと自らに問い続けています。
それらがひょっこりと顔を出す瞬間がありますが、なかなか自分自身だけ気が付きません。そこで、コーチングという技術が必要になってきます。

コーチングはどのように行われるのか?

コーチは、クライアントの業界に詳しい専門家である必要はありません。

基本的な考えとしてコーチングでは、“クライアントは自分が抱える課題を解決できるだけの材料(リソース)は、既に持っている”とされています。
あくまでも“気が付いていない”もしくは“上手く整理が出来ていない”というだけであるという考え方をします。
ここが専門的なサポートをする士業などのスペシャリストの方々や業界特性に詳しいコンサルティングの方々とは一線を画すところですね。

コーチングの際に重要なのは、下記5点です。
・クライアントの話をよく聴くこと
・話の中で本人も気が付けていないポイントとなる部分やあいまいな部分を見つけること・その部分について質問を投げかけ、考えるきっかけを作ったり、潜在的に認識している部分を意識化させること
・目標達成のために具体的な手段を時間軸や行動のレベルまで設定し、自らも意識出来るようにすること
・継続的にその経過について、確認する機会を持ち続けること

以上を心掛け、コーチングを行ってください。
特にクライアントに自分の考えを押し付けるのではなく、“その人自身が持つリソースに問いかけ、自らが手段を確立していく”お手伝いをするのがコーチングである事を忘れないでください。

目標達成や課題解決の第一歩、まずは整理から始めよう。

目標を達成したり、課題を解決できない人のほとんどが“行き当たりばったりな行動を繰り返している”ことが多いです。まず必要なのは、現状把握と情報整理です。
このことを実現しない限り、次のステップには進めません。

次に、目標達成における要素や課題の整理を終えたら、それに必要な対応策を要素ごとに設定するという段階に移ります。但し、その対応策は具体的な手段のレベル(時期や行動)まで詳細化させること重要となります。

また、目標達成時に最も重要なのが“継続する”ことです。
「有効な対応策を設定したら、成果を得られる!」実際、そんな甘いものではありません。

自らが選択した手段を設定した時期までに、適切な方法で実現できているのかという点について、チェックしていく・・・。このことを実現しなければ、目標達成や課題解決などは夢のまた夢です。

こういったプロセスを自分では出来ないのか?

周りに自分に合ったコーチがいなかったり、いきなり高額のコーチングフィーを払うのは、ちょっと・・・と考えたりする方もいらっしゃるでしょう。

そこで、次回から本サイトのフォーマットを使って、非常にざっくりではありますが、“セルフコーチング”をするためのプロセスを書かせていただきます。自ら何か目標を達成したいというときには、参考になさってください。

今回のポイント(まとめ)

・コーチングの正しい方法を知ろう!
・まずは課題と対応策を考えてみよう!
・目標を達成するためには、継続する事が最も重要!

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著者プロフィール

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平松 二三生

R3Corporation株式会社 代表取締役

22歳でフリーエンジニアとして独立。現在は、システムを開発するITエンジニアリングの会社、セミナー企画・運営の会社、それにスクールを併設しているアロマサロンを運営する会社。合計3社の経営者として活躍。

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