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【個人事業主向け】記帳代行のメリット・デメリットは? 費用相場や失敗しない選び方を徹底解説

【個人事業主向け】記帳代行のメリット・デメリットは? 費用相場や失敗しない選び方を徹底解説

個人事業主にとって、日々の売上管理や経費の記帳作業は避けて通れない業務です。その一方で、「確定申告の季節になると、領収書の山に頭を抱える」「記帳に追われて、本業に集中できない」そんな悩みを持つ個人事業主は少なくありません。

「記帳代行サービス」は、こうした個人事業主の負担を軽減できる有効な手段です。記帳代行とは、主に以下の3つの特徴があります。

  • 領収書や通帳コピーを渡すだけで、会計ソフトへの入力を代行してもらえる
  • 簿記の知識がなくても、青色申告に必要な「複式簿記」の帳簿が正確に完成する
  • 面倒な書類整理や計算から解放され、本業に集中できる環境が手に入る

本記事では、記帳代行の基本的な仕組みから費用相場、失敗しない選び方まで、個人事業主が知っておくべき情報を網羅的に解説します。記帳業務の負担を減らしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。


【この記事のポイント】

  • 個人事業主が記帳代行を利用する際、正確な帳簿作成で本業に集中できる利点がある一方、税理士資格のない代行会社には法律上、税務申告や税務相談までは依頼できない。
  • 記帳代行のデメリットには、試算表納品までのタイムラグによる資金繰りの見えにくさや、基本プランに含まれないオプション料金などの追加費用が発生するリスクがある。
  • 失敗しない記帳代行先の選定では、個人事業主に特化した実績の有無や自社が使用している会計ソフトへの対応可否、仕訳数課金か定額制かという料金体系を確認するべきだ。

個人事業主でも記帳代行は依頼できる?

記帳代行は法人に限らず、個人事業主も利用できます。むしろ、経理担当者を雇う余裕がない個人事業主こそ、利用するメリットが大きいサービスと言えます。個人事業主が最大65万円の青色申告特別控除を受けるためには、複雑な「複式簿記」での記帳と貸借対照表の作成が必須条件です。

※さらに65万円を受けるには、e‑Taxでの電子申告または電子帳簿保存法に基づく電子保存などの追加要件が必要(紙申告だと55万円)。

しかし、簿記の知識がないままこれらを自力で行うのは非常にハードルが高いのが現状です。代行会社に依頼すれば、領収書や通帳のコピーを渡すだけで、要件を満たした正確な帳簿を作成してくれます。手間なく節税メリットを享受しながら、本業の営業や制作活動に専念できるでしょう。

また、料金体系も取引数(仕訳数)に応じて設定されていることが多いです。取引が少ない個人事業主であれば、月額数千円〜1万円程度と法人に比べて安価に依頼できるケースが多いのも大きな魅力です。


記帳代行において、個人事業主が依頼できる業務の範囲

記帳代行といっても、依頼できる業務の範囲は依頼先の種類によって異なります。対応できる業務と対応できない業務を正しく理解したうえで、自分の事業ニーズに合った依頼先を選びましょう。

記帳代行に依頼できる主な業務

記帳代行では、領収書や請求書のコピーを渡すだけで、会計ソフトへの仕訳入力作業をすべて委託できます。売掛金管理や現金出納帳の作成など、簿記のルールに基づいた専門的な経理処理を一任することが可能です。

煩雑になりがちな領収書の整理やファイリング作業まで代行してくれるケースも多く、事務作業の負担も軽減できるでしょう。

このように、日々の入力作業から定期的な帳簿整理まで、経理の「手間のかかる部分」を丸ごと外部に任せられる点が、記帳代行の最大の魅力と言えます。

依頼先によって委託できる範囲は異なる

記帳代行業者に依頼する場合、主な依頼業務は「会計ソフトへの入力業務」です。法律上、税務申告や税務相談は税理士の独占業務として定められているため、記帳代行業者にこれらを依頼できません。この区別は正しく理解しておく必要があります。

税理士事務所に依頼する場合は、記帳だけでなく、完成した帳簿に基づく確定申告書の作成や節税のアドバイスまで一貫して依頼できます。また、記帳代行と混同されやすい言葉として「経理代行」があります。こちらは記帳代行だけでなく、振り込み作業や請求書発行といった経理業務全般を委託できるサービスです。

各依頼先の対応範囲を以下の表にまとめましたので、選定の参考にしてください。

業務内容 記帳代行会社 税理士事務所 経理代行(経営代行)
仕訳・帳簿作成
領収書整理・保存 △※1
振込・給与計算 △※2 △※2
節税相談・税務相談
確定申告書の作成・提出
税務調査の立ち会い

※1 税理士事務所によっては、整理済みの資料提供を求めるケースが多いです。

※2 オプション対応となる場合が一般的です。


個人事業主が記帳代行を利用するメリット

記帳代行の活用には、時間の確保からコスト削減、経営の透明性向上まで、個人事業主にとってさまざまな恩恵があります。

以下では、特に重要な5つのメリットを解説します。

本業の時間を確保して、売上拡大に注力する

個人事業主にとって、自分の「時間」は最大の経営資源です。毎月数時間、確定申告時期には数十時間もかかる領収書の整理や入力作業をなくすことができれば、その時間を新規顧客の開拓やスキルの研鑽、商品開発といった「利益を生む活動」に専念できます。

また、慣れない経理作業による精神的な疲弊や負担を防ぐことで、本来のビジネスにおける意思決定の質も維持できるでしょう。

正確な会計帳簿を作成してもらえる

勘定科目の選択や借方・貸方の判断など、専門知識が必要な仕訳もプロが正確に処理してくれるため、正しい帳簿を作成してもらえます。

そのため、税制改正や軽減税率の適用など、複雑なルールを自分で学習する必要もありません。正確な試算表が作成されるため、銀行融資や補助金申請の際にも信頼性の高い資料として提出できるでしょう。「プロが作った帳簿」という信頼性は、対外的な信用力の向上にも直結します。

ランニングコストを抑えられる

税理士や経理代行に依頼する場合と比較して、記帳部分だけを代行業者に依頼することで外注費を抑えられます。多くの代行業者は、仕訳数に応じた「従量課金制」を採用しているため、取引が少ない月は料金が安くなるなど、必要最小限のコストで依頼できる点も魅力です。

特に、創業初期などの資金に余裕がない場合、必要な作業だけをアウトソーシングすることで、固定費を効果的に削減できるでしょう。「必要な分だけ使う」という柔軟なコスト管理が、個人事業主の財務基盤を支える一助となります。

法改正に対応しやすい

インボイス制度や電子帳簿保存法など、頻繁かつ複雑な法改正への対応も代行業者が代わりに行ってくれます。新しい法律に対応した会計ソフトの設定変更や運用ルールの見直しを、自ら調査し、実行する手間は一切ありません。

制度変更に伴う入力ミスや「非対応」によるリスクを回避し、常に最新の法令に準拠した経理処理が担保される点は、個人事業主にとって大きな安心感につながります。

経理の透明性を高める

外部の専門家が帳簿を作成することで、客観的な数値に基づいた経営管理が可能になります。プライベートな支出と事業経費の混同に対しても適切な処理が行われるため、税務署に対して根拠のある説明責任を果たせるようになります。

第三者の視点が入ることで、経営の「見えにくい部分」が明確になり、事業改善の糸口を見つけやすくなるでしょう。


個人事業主が記帳代行を利用するデメリット

記帳代行には多くのメリットがある一方、事前に理解しておくべきデメリットも存在します。リスクを正確に把握したうえで対策を講じることで、導入後のトラブルを未然に防ぎましょう。

リアルタイムでの経営数値の把握が難しくなる

資料を送付してから試算表が納品されるまでに一定のタイムラグがあるため、最新の資金繰りが一時的に見えにくくなります。日々の売上や経費の推移を即座に確認したい場合、記帳代行の報告サイクルでは遅すぎる場合もあるでしょう。

そのため、迅速な経営判断が必要な局面を想定し、自社で簡易的な資金管理表を別途作成するなどの工夫が必要です。こうしたリアルタイムでの資金繰り把握に必要な仕組みをあらかじめ整えておくことが、記帳代行を上手に活用するための重要なポイントと言えます。

ノウハウが蓄積されない

経理を完全に丸投げしてしまうと、事業の資金の流れや無駄を把握するための「数字感覚」を養う機会が失われます。完成した帳簿だけを眺めるだけでなく、なぜその所得金額になったのか、どの経費が利益を圧迫したのかを理解していないと、次年度の経営改善につなげられません。

将来的に事業を大きくして法人化する場合も、基本的な会計知識がないと、銀行との交渉や組織運営で苦労することになります。「自分で管理しない=知識がつかない」という点は大きなリスクです。

そのため、定期的に代行会社との対話を通じて数字への理解を深める努力も大切です。

記帳代行業者だけでは税務申告・税務相談ができない

記帳代行業者はあくまで「入力業務の代行」であり、節税相談や税務署への申告代理は法律上禁止されています。そのため、「どの経費が落ちるか」といった税務判断を求めた場合、明確な回答を得られないケースがある点に注意が必要です。

確定申告まで完結して依頼したい場合は、税理士と提携しているサービスを選ぶか別途税理士を探す必要があります。記帳代行だけで経理のすべてが完結すると思い込まず、代行業者の役割と税理士の役割を切り分けて考えることが、依頼後の混乱を防ぐための大切な前提知識です。

紙媒体では送付の手間が発生する

紙の領収書を郵送する場合、整理して封筒に入れる作業や郵便局へ行く対応は自身で行う必要があります。郵送による「送付作業」そのものが完全になくなるわけではありません。また、郵送中の紛失リスクを考慮し、追跡可能な発送方法を選んだり、念のため、コピーを手元に残すなどの対策も必要です。

一方で、電子データで送る場合でも、領収書のスキャンや撮影といった手間が発生するため完全な自動化にはなりません。「書類の送付作業がゼロになる」わけではない点を理解したうえで、自分の業務フローに合った送付方法を選定しましょう。

追加料金が発生する場合がある

記帳代行を利用する際は、基本プランに含まれない「オプション料金」の発生に注意が必要です。例えば、部門別会計や複雑な減価償却など、追加費用がかかるケースが多くあります。

また、急ぎで試算表を希望する「特急対応」や、過去数年分の「遡り入力」などは高額な追加費用になりやすいため、慎重に依頼を検討しましょう。仕訳数に応じた従量課金制の代行業者に依頼している場合、当初の見積もりよりも仕訳数が増えてしまうと、当初の想定以上にコストが高くなる可能性があります。

事業内容が複雑になるほどトータルコストが高くなる側面があるため、「コストを抑えつつ、業務は効率化したい」と考えているなら、まずは電子帳票ツールや会計システムの導入から検討してみるのもおすすめです。

委託先の倒産やサービス停止のリスクがある

安価な小規模代行業者のなかには、経営基盤が不安定なケースもあり、予期せぬサービスのリスクを考慮しておく必要があります。万が一、業者が廃業や業務停止に追い込まれた場合、預けていたデータの返還が遅れたり、最悪の場合データが消失し復旧困難になる恐れも否定できません。

そのため、定期的に会計データのバックアップを受け取り、自社でも保存しておくリスク管理は徹底しておきましょう。業者選定の段階で会社の実績や安定性を確認し、信頼できる委託先を慎重に選ぶことが重要です。


個人事業主が記帳代行を利用し始めるべきタイミング

記帳代行の導入を検討する最適なタイミングは、事業の状況によって異なります。

以下の3つのシチュエーションに当てはまる場合は、早めに導入を検討することで、リスクの軽減と業務効率の向上が期待できます。

年間売上が1,000万円を超え、消費税課税事業者になるとき

インボイス制度により、消費税の計算は複雑化しており、記帳の際の計算ミスのリスクが高まります。年間売上が1,000万円を超え、課税事業者になると税務調査の対象になる確率も上がるため、プロによる正確な帳簿作成がおすすめです。

また、本則課税か簡易課税かの判断など、正確な記帳データに基づいた経営判断が必要になるフェーズでもあります。売上規模が拡大し、経理の複雑さが増してきたときが、記帳代行の導入を真剣に検討すべきタイミングです。

入力ミスの多さに悩んでいるとき

記帳に苦手意識がある人にとって、記帳作業は心理的負担となり、入力ミスの発生や作業の遅延によって本業に影響を招いてしまうこともあります。こうした悩みを解決するにあたり、記帳代行の利用は非常に有効な手段です。

正確性が欠けた帳簿は、意図的でなくても「過少申告」や「経費の過大計上」とみなされ、税務調査の際に追加徴税を受けるリスクを孕んでいます。そのため、入力ミスの多さが気になる場合はプロに依頼することが賢明な判断と言えます。

本業が忙しくなり、経理作業が深夜や休日に及んでいるとき

自身の時間単価を計算し、記帳代行の料金よりも上回る利益を出せる見込みがあるならば、迷わず依頼することをおすすめします。睡眠時間を削ってまで経理を行う状況は、本業のパフォーマンス低下や健康リスクを招きかねません。

事業拡大のチャンスを逃さないためにも、記帳代行の活用を前向きに検討しましょう。


個人事業主のための失敗しない記帳代行先の選び方

記帳代行業者は数多く存在しているため、自社に合わない業者を選ぶと後悔につながるリスクがあります。

長期的に信頼できるパートナーを選べるようになるために、以下の8つのポイントを契約前に確認しましょう。

個人事業主に特化した実績が豊富かを確認する

代行業者を選ぶ際は、個人事業主のサポート実績が豊富かどうかを事前に確認しておきましょう。法人専門の業者の場合、個人特有の「家事按分(家賃や光熱費の按分)」や「プライベート用カードでの支払い」といった細かい処理に不慣れな可能性があります。

個人事業主の支援実績が多い業者は、個人特有の悩み(青色申告の不明点など)に対するノウハウが蓄積されており、痒いところに手が届くアドバイスが期待できます。また、費用の面でも、個人向けに最適化された安価なプランを用意しているケースが多いため、まずは個人事業主に特化した業者を選ぶことをおすすめします。

自社で使用している会計ソフトに対応しているかを確認する

freeeや弥生会計など、現在使用中または導入予定の会計ソフトに対応している業者かどうかを必ず確認しましょう。特定のソフトに特化した代行業者は、そのソフトの機能を熟知しているため、作業効率が高い傾向にあります。

また、将来的に自身での記帳に戻す可能性を視野に入れている場合、独自のシステムを使用している業者ではなく汎用的なソフトを使う業者を選ぶことをおすすめします。ソフトの互換性が確保されていることで、将来的なデータ移行や引き継ぎもスムーズに進められるでしょう。

税理士との提携があり、確定申告までスムーズか確認する

記帳代行のみの契約であっても、提携税理士を紹介してくれるオプションがあるか事前に確認しておくと安心です。決算や確定申告の時期だけ税理士に対応を依頼できるフローが整っていれば、データ移行のトラブルを防げます。

また、提携税理士がいる業者は、日々の記帳品質についても税理士の監修が入っていることが多く、信頼性が高い点も魅力です。記帳から申告まで一貫した品質が担保される体制かどうかを、選定段階で必ず確認しておきましょう。

情報漏洩を防ぐためのセキュリティ体制をチェックする

大切な金融情報や顧客情報を預ける以上、ISMS(ISO27001)認証などの情報セキュリティマネジメント規格を取得しているかどうかが、業者選びの判断基準になります。通信の暗号化やスタッフのアクセス権限管理など、具体的なセキュリティ対策を事前に確認しましょう。

特に在宅スタッフを活用している代行業者の場合、個人の業務端末の管理ルールや機密保持誓約書の締結状況といった管理体制の確認が欠かせません。セキュリティ体制の充実度は、委託先の信頼性を判断する上で、最も重視すべき指標の1つです。

料金体系が「仕訳数課金」か「定額制」かを確認して、見積もりを取る

毎月の仕訳数が変動しやすい場合は「従量課金制」、安定している場合は「定額制」など、自社の取引状況に最適な料金体系を選びましょう。「月額〇〇円〜」という最安値表示だけでなく、自社の実態に合わせた実際の見積もり総額で比較検討することが大切です。

加えて、初期費用や解約時の違約金など、月額料金以外に必要なコストがないかを契約前に必ず確認しておきましょう。目先の安さだけでなく、長期的なトータルコストで比較することが、料金に関する後悔を防ぐための最善の方法です。

記帳以外のオプションの有無を事前に確認する

事業拡大を見据え、記帳業務だけでなく、給与計算や振込代行なども合わせて依頼できるかどうかも確認しましょう。ワンストップで依頼できる業者を選ぶことで、複数の委託先を管理する手間が省けます。

また、年末調整や償却資産税の申告など、年1回のスポット業務に対応しているかも確認しておくと安心です。将来の事業成長を見据えた「拡張性」の確認が、長く付き合えるパートナー選びの鍵となります。

電子帳簿保存法に対応したデータ納品が可能かを質問する

納品されるデータや証憑のスキャンデータが、電子帳簿保存法の検索要件を満たしているかどうかを確認しましょう。法改正に合わせてシステムや運用フローをアップデートしている業者かどうかを、具体的な質問を通じて判断することが重要です。

例えば、「過去の税務調査での指摘事項はないか」などを問い、コンプライアンス意識の高さをチェックするのも有効な方法です。法令対応への姿勢を確認することで、長期的に安心して委託できる業者かどうかを見極められます。

担当者のレスポンス速度とコミュニケーション手段を確認する

ChatworkやSlackなど、普段ビジネスで使用しているツールで気軽に連絡が取れるかどうかを確認しましょう。質問に対するレスポンスの早さは、業務のスピード感に直結します。回答までに要する標準的な時間(即日なのか、数日かかるのか)を事前に把握しておきましょう。

また、専任の担当者がつくのか、チーム制で対応するのかを確認し、緊急時の連絡体制を把握しておくことも大切です。コミュニケーションのしやすさは、日常的な業務の快適さを大きく左右するため、初回の問い合わせ段階から相手の対応スピードや丁寧さを意識して評価しましょう。

個人事業主におすすめの記帳代行業者比較10選

ここでは、個人事業主に特におすすめの記帳代行業者を費用・機能・サポート体制の観点から厳選して紹介します。自社の事業規模や予算・依頼したい業務範囲に合わせて、最適なサービスを選ぶ参考にしてください。

※料金は掲載時点の目安です。最新の料金・プランは各社公式サイトでご確認ください。

記帳代行ドットコム

公式サイト:https://kicho-daikou.com/

項目 内容
対応範囲
  • 記帳業務
  • クラウド会計ソフトの無料提供
  • ソフト連携・導入支援
  • 税理士対応
  • 確定申告・決算
対応会計ソフト
  • freee会計
  • 弥生会計
  • Money Forward
従量課金 規定仕訳数超過分77円/仕訳~
月額費用 5,500円~
初期費用 0円

最初に紹介したいサービスが「記帳代行ドットコム」になります。

このサービス最大の特徴は、月額5,500円(税込)から利用でき、仕訳単価はプラン内で約44円〜(※規定仕訳数内の場合)という業界最安値級の料金設定です。なお、規定仕訳数を超過した場合は1仕訳あたり77円〜の従量課金となります。

面倒な作業は一切なく、領収書や請求書などの必要書類を封筒に入れて郵送、またはデータで送るだけで記帳を完全に「丸投げ」できます。

安価でありながら税理士法人が監修しているため、品質面でも安心です。さらに、クラウド会計ソフトの導入・初期設定を無料でサポートしてくれる上、プランによってはソフトのアカウント代も月額料金に含まれます。

また、ご希望に応じて提携税理士による確定申告や決算のワンストップ対応も依頼ができます。契約期間の縛りや解約金がないため、気軽に導入しやすいのも嬉しいポイントです。

ライト・コミュニケーションズ

公式サイト:https://write-com.co.jp/

項目 内容
対応範囲
  • 記帳代行
  • 経理代行
  • 青色申告代行
  • 会社設立代行
  • 労務管理代行
  • 給与計算代行
  • 助成金申請代行
対応会計ソフト
  • エプソンの財務応援
  • 弥生会計
  • 勘定奉行
  • その他
従量課金 6,250円/50仕訳~
月額費用 25,000円~
初期費用 25,000円

個人事業主の方におすすめの記帳代行会社として、次に「ライト・コミュニケーションズ」をご紹介します。同社は東京で10年以上の豊富な実績を持ち、毎月150社以上の記帳代行を請け負う信頼の厚い業者です。

最大の特徴は、経理の手間を大幅に削減できる点です。毎月、領収書や通帳のコピー、請求書などを渡すだけで、専任担当者がプロの経理処理を行ってくれます。経理の専門知識は一切必要なく、煩雑な事務作業から解放されるため、個人事業主は売上アップにつながるコア業務に専念できます。

また、料金体系が業種や売上高ではなく、お預かりする証憑の仕訳数に基づいているため、無駄なコストを抑えやすくなっています。さらに、グループ内の税理士法人や社会保険労務士法人と連携しているのも大きな強みです。

個人の青色申告や税務相談はもちろん、将来的な法人設立や資金調達(銀行融資)、助成金の申請まで、ワンストップで手厚くサポートしてくれます。

KANBEI

公式サイト:https://kanbei.jp/

項目 内容
対応範囲
  • 記帳代行
  • 給与計算代行
  • 請求業務代行
  • 会計コンサル
対応会計ソフト
  • freee会計
  • マネーフォワードクラウド
  • その他
従量課金 お問合せ
月額費用 8,800円~
初期費用 お問合せ

「KANBEI」は、経理業務の効率化のためにさまざまな支援を行っている会計DXサービスです。KANBEIなら、面倒な経理作業をまるごと任せることができます。

このサービス最大の特徴は、業界最安値級の圧倒的なコストパフォーマンスです。記帳作業はもちろん、請求業務や給与計算など、ご自身のニーズに合わせてに必要な業務だけを柔軟に組み合わせて依頼できるため、無駄なコストがかかりません。

また、「freee会計」や「マネーフォワードクラウド」といった主要なクラウド会計ソフトに対応しており、スムーズに導入できます。単なる作業代行にとどまらず、会計データを基にした経営状況のレポート配信によるコスト削減のサポートや、必要に応じて税理士の紹介を受けられる点も大きな魅力です。

KANBEIは、「経理の負担を減らして本業に集中したい」「コストは最小限に抑えたい」という個人事業主に最適なサービスと言えるでしょう。

経理・記帳代行サポートオフィス

公式サイト:https://keiri-tokyo.com/

項目 内容
対応範囲
  • 記帳代行
  • 給与計算代行
  • 年末調整代行
  • 社会保険手続き代行
  • 請求書発行代行
  • 振込代行
  • コンサルティング
  • ホームページ作成サービス
対応会計ソフト
  • freee会計
  • マネーフォワードクラウド
  • 弥生Next
  • その他
従量課金 お問合せ
月額費用 5,000円~
初期費用 お問合せ

「経理・記帳代行サポートオフィス」は、70名を超える規模の税理士法人YFPクレアと提携し、確かな実績と安心感を持つ経理代行サービスです。

最大の特徴は、無駄のない「明朗会計」と「高いカスタマイズ性」にあります。固定費は一切かからず、記帳代行など必要なサービスだけを選択して依頼できるため、コストを抑えたい個人事業主に最適です。業務量が減ればその分費用も安くなる、柔軟なシステムを採用しています。

また、freeeやMFクラウドといった主要なクラウド会計ソフトにも対応しており、スムーズな情報共有が可能です。さらに、全国どこからでもZOOMやチャットワークを用いて、オンライン面談で依頼できる点も魅力的でしょう。

加えて、事業が拡大した際には、1人1,500円からの給与計算代行や年末調整などもワンストップで任せることができます。

経理入力PRO領収書入力代行サービス

公式サイト:https://keiridata-syspro.net/

項目 内容
対応範囲 領収書入力代行
対応会計ソフト
  • Microsoft
  • freee会計
  • MFクラウド会計
  • 弥生
従量課金 お問合せ
月額費用 1,200円~
初期費用 お問合せ

「経理入力PRO領収書入力代行サービス」は、領収書やレシートの手入力を代行してくれるアウトソーシングサービスです。

最大の特徴は手軽な提出方法で、専用のスマホアプリ(iPhone/Android対応)で撮影して送信するか、レターパック等で郵送するだけで簡単に依頼ができます。納品データはご利用中の主要なクラウド会計ソフトに合わせた形式で作成され、マイページからダウンロードしてインポートするだけで経費入力が完了します。

また、入力作業にはベリファイ入力を採用しており、高精度なデータ化を実現している点も安心です。

料金は入力枚数(仕訳)ごとのわかりやすい体系で、基本料金や契約期間の縛りがないため、手軽に導入できます。なお、確定申告前に一括で依頼することも可能です。

はたらく記帳代行

公式サイト:https://www.move-for-people.com/lp/bookkeeping-freee/

項目 内容
対応範囲
  • 記帳代行
  • オンライン全国対応
  • スマホでの資料データ共有
対応会計ソフト
  • freee会計
  • MFクラウド会計
  • ジョブカン会計
  • 弥生会計
従量課金 3,000円/50仕訳~
月額費用 2,980円~
初期費用 0円

「はたらく記帳代行」は、コストを抑えて本業に集中したい個人事業主に最適な記帳代行サービスと言えます。

最大の特徴は、スマホで領収書などの写真を撮ってアップロードするだけという手軽さです。面倒なデータ入力作業をプロに任せることができ、すべての資料が揃ってから最短3営業日で納品されるため、スピーディーに事業の現状を把握できます。

また、月額2,980円(税抜・50仕訳まで)〜と非常にリーズナブルな料金設定も大きな魅力です。初期費用もかからないため、導入のハードルやランニングコストを最小限に抑えられます。

さらに、低価格でありながら実務経験豊富なスタッフが対応し、USCPA(米国公認会計士)によるチェック体制も整っている点も安心できるポイントです。freee会計などのクラウド会計に対応しており、1か月分の無料お試しクーポンも用意されています。

フジ子さん

公式サイト:https://fujiko-san.com/

項目 内容
対応範囲

経理業務のオンラインアシスト…クラウドツールの導入サポート、振込み・支払い補助代行、記帳代行、経費精算

そのほか、秘書・総務・人事・Webサイト運用の業務も可能

対応会計ソフト お問合せ
従量課金 お問合せ
月額費用 59,600円~
初期費用 お問合せ

必要な時に必要なだけ依頼したいという方には、オンラインアシスタント「フジ子さん」がおすすめです。

このサービス最大の魅力は、リーズナブルで柔軟な契約形態にあります。最短1か月・月10時間から契約可能で、予算が限られている方でも導入しやすいのが特徴です。また、2時間実働の無料トライアルがあり、事前にお試し利用ができます。

経理(記帳代行)はもちろん、秘書業務やWeb・デザイン、営業事務など、幅広いバックオフィス業務を1つの契約内でまとめて依頼できます。そのため、「記帳だけでなく、ちょっとした事務作業も手伝ってほしい」という個人事業主のニーズにぴったりです。

採用コストをかけずに実務経験豊富なチームに業務を任せられるため、本業に集中する時間をしっかり確保できます。月額不要・1案件から頼めるスポット利用も可能で、状況に合わせて柔軟に活用したい方に適したサービスです。

MRYメソッド

公式サイト:https://keiri-method.com/

項目 内容
対応範囲
  • 経理業務内容設計
  • 給与・賞与計算
  • 請求書発行・未収チェック
  • 会計ソフト入力業務
  • 試算表納品
  • 売掛金・買掛金管理
  • 証憑データサービス
  • 経費精算
対応会計ソフト お問合せ
従量課金 お問合せ
月額費用 8,000円~
初期費用 お問合せ

「MRYメソッド」は、横浜を拠点に全国対応している、小規模企業向けのプロ経理代行サービスです。

最大の特徴は、経験豊富な経理のプロが実務を代行するだけでなく、経営戦略の総合的な知識を活かした経営サポートまで行ってくれる点にあります。そのため、経理の知識に不安がある個人事業主の方ほど課題解決につながりやすく、単なる作業の丸投げにとどまらない「経営力アップ」が期待できます。

また、ニーズに合わせて「事務作業軽減プラン」や「フルサポートプラン」を選べるのも魅力です。実際の導入事例でも、「経理を任せることで自分の仕事(本業)に専念できるようになった」「透明性のある経理を実現できた」といった喜びの声が寄せられています。

経理作業の負担軽減だけでなく、事業の成長に集中したい個人事業主にとって、強力なパートナーとなるでしょう。

TaxHouse

公式サイト:http://www.taxhouse.jp/

項目 内容
対応範囲
  • 記帳代行
  • 税理士紹介
  • 税務サービス
  • 財務支援
対応会計ソフト お問合せ
従量課金 お問合せ
月額費用 お問合せ
初期費用 お問合せ

TaxHouse(タックスハウス)は、全国に約370店舗を展開する日本初の会計事務所のボランタリーチェーンです。単なる記帳代行や個人の確定申告にとどまらず、資金繰りの改善や融資のための事業計画書作成、補助金・優遇税制の活用など、個人事業主が本当に必要とする財務・経営支援メニューが充実しています。

また、運営本部による「税理士紹介サービス」を無料で提供しており、お住まいのエリアやご自身のビジネスのニーズに合わせ、最適な専門分野を持つ会計事務所を紹介してくれます。万が一、紹介された事務所と相性が合わないと感じた場合でも、何度でも無料でほかの事務所を紹介してもらえるため、初めて依頼する方でも安心です。

日々の記帳業務の負担を減らしつつ、将来的な事業拡大や資金調達も見据えた手厚いサポートを受けたい方に最適なサービスと言えます。

i-STAFF

公式サイト:https://i-staff.jp/

項目 内容
対応範囲
  • 記帳代行
  • 請求書作成業務
  • 振込・支払い代行
  • 経費精算
  • クラウドツールの導入サポート

そのほか、秘書・人事・Webサイト運用・営業アシスタントの業務も可能

対応会計ソフト お問合せ
従量課金 お問合せ
月額費用 6,750円~
初期費用 お問合せ

「i-STAFF」は、採用率わずか1%の狭き門を突破した優秀なスタッフがサポートを提供する、オンライン秘書サービスになります。

最大の強みは、記帳代行や請求書作成、経費精算といった経理業務はもちろん、秘書業務やWebサイト運用、営業アシスタントなど、多岐にわたるバックオフィス業務を1つの窓口でまとめて依頼できる点です。

また、オンラインだけでなく、領収書や名刺を郵送してのオフライン業務(整理やファイリングなど)にも対応しているため、紙の書類が多い方でも安心して利用できます。

さらに、サービスのクオリティに自信があるからこその「返金保証付き」であることも大きなポイントです。初めて記帳代行を利用する個人事業主の方でも、安心して導入できるサービスと言えるでしょう。


個人事業主向け記帳代行の費用相場

仕訳数が少ない(月100件以下)場合、月額5,000円〜10,000円程度が一般的な相場ですが、仕訳数が多い場合や部門管理などのオプションを追加すると、月額20,000円以上になることもあります。格安業者の場合、入力のみでチェックが含まれていないこともあるため、内容と価格のバランスをしっかり確認することが大切です。

初期費用やオプション料金を含めたトータルコストを計算する

代行業者への依頼を検討する際は、月額料金だけでなく、初期設定費用や決算時の追加費用の有無を事前に確認しましょう。確認の際は、証憑書類の郵送代や専用の会計ソフト利用料が自社負担になるのかも確かめ、年間コストを正確に算出することが重要です。

また、初年度のキャンペーン価格だけでなく、2年目以降に料金体系が変わるかどうかも確認することで、長期的なコストをより正確に把握できます。「月額料金の安さ」だけで判断せず、年間を通じたトータルコストで比較することが、納得感のある選択につながります。

税理士に記帳まで依頼した場合の費用と比較する

税理士に記帳から税務申告までまとめて依頼する場合、顧問料を含めて月額3万円以上かかることが多く、記帳代行業者と比べて、コストが割高になる可能性があります。税務相談が不要で記帳作業のみを依頼したい場合は、記帳代行業者を利用する方が費用対効果が高くなるでしょう。

個人事業主には、コストと安心感のバランスが良い選択肢として「決算のみ税理士」+「毎月の記帳代行」という組み合わせもおすすめです。自分の事業ニーズに合わせた依頼内容を検討することが、コストを最適化するための重要なポイントです。

自分で経理作業を行った場合の時間単価と比較する

自身の時間単価を踏まえて、記帳代行の依頼を検討しましょう。例えば、自分の時給を仮に3,000円とした場合、経理に月10時間かかっていれば30,000円のコストが発生していることになります。記帳代行が月10,000円で済む場合、差額の20,000円分が利益として浮く計算になり、依頼する価値が十分にあります。

「自分でやれば無料」と考えるのではなく、作業に縛られることで失われる収益、すなわち「機会損失」をコストとして捉える視点が重要です。時間を「コスト」として正しく評価することで、記帳代行への依頼判断がより合理的に行えるようになるでしょう。

格安の記帳代行業者に依頼する場合のリスクと限界を知る

極端にサービス料金の安い代行業者の場合、対応業務の範囲が限定的だったり、日本語対応のサポートをしていないケースがあります。また、他社に比べて納期が長く設定されていたり、修正対応に都度追加料金が発生するなど、運用面で多くの制限が存在する場合も少なくありません。

記帳によって作成される書類は、経営に関わる重要な会計データです。単に安さだけで選ばずに、セキュリティや信頼性を加味して判断するようにしましょう。「格安=お得」ではなく、品質と価格のバランスを総合的に評価することが、後悔しない業者選定の基本です。

記帳代行費用を経費計上して、節税効果を考える

記帳代行業者への支払手数料は、全額経費として計上できます。そのため、課税所得を減らし、所得税や住民税を軽減する効果があります。経費として処理することで実質の負担額は下がるため、額面上の金額よりも安く利用できると捉えられるでしょう。

節税効果を含めたトータルの費用対効果を計算することで、記帳代行の導入判断がより合理的になります。


個人事業主における記帳代行の依頼の流れ

記帳代行の依頼から運用開始までには、いくつかのステップがあります。各ステップで確認すべき事項を把握しておくことで、スムーズな導入と安定した利用を実現できます。

委託先を選定する

まずは、候補となる記帳代行業者へWebサイトから問い合わせを行い、現在の事業規模・月間の仕訳数・使用ソフトなどの基本情報を伝えましょう。その後、対面またはオンラインでの面談で具体的な委託範囲や希望する納期、特殊な処理の有無を相談します。

ヒアリング内容に基づき、初期費用や月額料金を含めた明確な見積もりが提示されます。単に金額を見るだけでなく、提案されたサービス内容が自社のニーズを過不足なく満たしているかを精査したうえで、依頼可否を判断しましょう。

契約内容の確認・締結を行う

見積もり内容に合意したら、正式に契約を締結し、サービス開始に向けた準備を進めます。機密情報や個人情報を預けるため、情報漏洩時の責任所在や損害賠償などを定めた秘密保持契約の締結は必須です。万が一のトラブルに備え、契約条項に不備がないか細部まで確認しましょう。

また、契約期間や解約の条件(何か月前に申告が必要かなど)についても、契約書の内容を十分に把握しておくことが大切です。

委託に必要な各種準備・設定を行う

次に、委託に必要な準備を行いましょう。

クラウド会計ソフトを利用する場合は、代行業者用のユーザーアカウントを発行し、アクセス権限を付与します。過去の決算書や総勘定元帳を渡し、勘定科目の設定や開始残高の登録を行ってもらいます。

運用開始後のトラブルを防ぐために、証憑の共有方法や連絡ルールなどの初期セットアップを完了させておくことが大切です。

毎月の領収書・請求書・通帳コピーを送付、またはアップロードする

記帳代行の運用を開始したら、毎月決められた期日までに領収書や請求書を郵送するか、スキャンデータを指定のクラウドストレージなどにアップロードします。併せて、銀行通帳のコピーやクレジットカードの明細データなど、現金の動きを証明する資料も漏れなく提出しましょう。

資料の提出が遅れると、その分、代行業者の対応や納品も後ろ倒しになってしまいます。月初のルーチンワークとして、資料送付のスケジュールをあらかじめ組み込んでおきましょう。

記帳代行業者による仕訳入力とデータチェック

送付された資料に基づき、代行業者のスタッフが会計ソフトへ仕訳データを入力します。入力後は別のスタッフやシステムによるダブルチェックが行われ、入力ミスや重複がないか確認されます。不明な入出金がある場合は、この段階で依頼主へ確認の連絡が入るため、速やかに回答しましょう。

不明点や確認事項に回答する

「この出金は何の費用か」「領収書が不足していないか」など、代行業者から届く質問リストに対応します。使途不明金を放置すると決算時に再度対応が必要になるため、記憶が新しいうちに詳細を伝え、解決することが大切です。

このやり取りの頻度やスムーズさが、毎月の経理業務の負担感に大きく影響します。

納品された資料を基に、経営状態を確認する

記帳作業の完了後、貸借対照表や損益計算書などの月次試算表がデータで納品されます。手元に届いた試算表は、前月比や前年同月比などの推移を確認し、売上の増減や想定以上の経費発生有無を確認しましょう。

最後に、納品されたデータに明らかな誤りや不明点がないかを確認し、問題なければその月の運用サイクルは完了となります。


個人事業主が記帳代行を依頼する際の注意点

記帳代行の活用には多くのメリットがある一方、事前に理解しておくべき注意点もあります。トラブルを未然に防ぐために、以下の3点を契約前に必ず確認しておきましょう。

経営数値の把握にタイムラグが生じ、資金繰りが見えにくくなる

資料送付から試算表納品までには通常1か月程度の時間を要するため、リアルタイムな経営状況の把握が難しくなるという側面があります。特に資金繰りが厳しい局面では、正確な数字を把握できるのが数週間後になり、黒字倒産のリスクに対する対策が後手に回ってしまう恐れがあります。

そのため、日々の現預金残高や直近の売上入金予定については、記帳代行に依存しすぎず、自社で簡易的な資金繰り表を作成するなどの工夫が不可欠です。記帳代行はあくまで経理の補完業務の一部であり、経営の「目」となるリアルタイムの資金管理まで、外部に委ねてはいけないという認識を持ちましょう。

領収書などの原本保存義務は依頼主自身に残る

記帳代行業者に領収書を郵送したとしても、法律上の書類保存義務者はあくまで事業者本人であり、管理責任は免除されないことを認識しておきましょう。

特に、電子帳簿保存法のスキャナ保存要件を適切に満たさないまま原本を廃棄してしまうと、青色申告の承認取り消しなどのペナルティを受ける可能性があります。そのため、契約終了時に原本が速やかに返却される運用なのか、あるいは法的要件を満たした電子データとして納品されるかを事前に確認しましょう。

代行業者に委託したとしても、管理責任は自身にあることを念頭に置いておくことが大切です。

契約範囲外のイレギュラー処理で追加費用が発生する可能性がある

提示されている格安の月額料金は、あくまで仕訳数が少ない場合の最低料金であることが多く、実際の取引数が増えると従量課金で料金が跳ね上がるケースもあります。

また、部門別会計や複雑な減価償却、インボイス制度に伴う特殊な処理などは、基本プランに含まれず、別途追加費用が必要なオプションになる場合もあるでしょう。

そのため、契約前に想定される月間仕訳数を正確に試算し、初期費用や決算料・解約違約金の有無を含めたトータルの年間コストで見積もりを取ることをおすすめします。「想定外の追加費用」を防ぐためにも、契約内容の細部まで事前に確認する対応が、長期的な安心につながります。


記帳代行を活用して、個人事業主のビジネスをさらに飛躍させよう!

記帳代行は、個人事業主が経理業務の負担から解放され、本業に集中するための有力な手段です。正確な帳簿の作成、法改正への自動対応、コスト削減といったメリットを最大限に活かすためには、自社のニーズに合った業者選びと正確な業務範囲の把握が不可欠です。

一方で、タイムラグや追加費用のリスク、原本保存義務の存在など、事前に理解しておくべき注意点も少なくありません。本記事で紹介した選び方のポイントや費用の考え方を参考に、信頼できる記帳代行業者を見つけましょう。

記帳代行を戦略的に活用することが、個人事業主としてのビジネスをさらに飛躍させる第一歩となるでしょう。


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