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オンライン研修でグループワークは実施可能? 成功させるポイントと具体的な進め方を紹介

オンライン研修でグループワークは実施可能? 成功させるポイントと具体的な進め方を紹介

近年感染症やデジタル化促進による影響で、企業ではオンライン研修に注目が集まっています。

その中でオンライン研修でのグループワークの実施可否について懸念されていますが、オンライン機能の適切なツールの活用と工夫によって、対面以上の学習効果を生み出すことが可能です。

本記事では、オンライン研修でグループワークを実施する際の具体的な進め方と成功のためのポイントを解説します。オンラインの特徴を活かし、効果的なグループワーク研修を実施するためのノウハウを紹介していきます。 


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オンライン研修でグループワークは実施できる?

オンラインでグループワークの実施は難しいと思われがちですが、ポイントをおさえれば十分実施可能です。

具体的には、Web会議システムのブレイクアウトルーム機能や共有ツールを活用することで、場所や時間の制約なく効果的なグループワークが実現できます。

また、対面と比べて準備や片付けの手間が少なく、記録も容易なため、実施後の振り返りや改善もしやすいといった利点があります。


オンライン研修でのグループワークの実施方法

オンライン研修でスムーズなグループワークを実施するためには、目的に応じた形式の選択と、実施内容の明確な設定が重要です。

以下では、それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

目的に応じたグループワークを選択する

オンライン研修におけるグループワークの種類は、研修目的に応じて以下の3つから選択可能です。

  • ディスカッション型:課題解決力や論理的思考力の向上
  • 実践型:実務スキルの習得
  • チームビルディング型:関係性構築

上記のようにそれぞれ効果が異なるため、研修の目的や参加者の特性、時間配分を考慮して最適な形式を選択することで、学習効果を発揮できます。

実施内容を設定する

オンライン研修でのグループワークを成功させるために、以下のような設定を事前に取り決めておくことが大切です。

  • 基本構成は、1グループ4-6人の少人数制とし、90分ごとに休憩を入れる
  • 内容は、事前準備、アイスブレイク、本題、まとめの4段階で構成
  • グループ内での役割(リーダー、タイムキーパー、書記など)を決める

これらを実施することで、集中力が維持でき、参加者の主体性と責任への意識を高められます。

内容について、各段階での具体的なアクションまで明確にしておくことで効果的なグループワークが可能です。


オンライン研修でグループワークを成功させるポイント

オンライン研修でグループワークを成功させるためには、いくつかのポイントがあります。

以下の点をあらかじめ踏まえておくことで、対応方法を検討しておきましょう。

  • 参加者の積極性を引き出す
  • ファシリテーションを効果的に行う

参加者の積極性を引き出す

グループワーク開始時のアイスブレイクは、オンライン特有の緊張感を和らげ、参加者の自発的な発言を促進する効果があります。

例えば、自己紹介ゲームや共通点探しなど、気軽に取り組めるアクティビティから始めることで、参加者が安心して取り組める環境を整えられます。

また、チャット機能を活用した意見収集や投票機能による意思表示など、発言以外のコミュニケーション手段も積極的に提供していくことが大切です。

ファシリテーションを効果的に行う

オンライン研修のグループワークの際は、ファシリテーターを設けます。

各グループのファシリテーターが、参加者の発言の機会を均等に設け、議論の方向性をコントロールすることで、活発な意見交換ができるでしょう。

また、グループワーク参加者の反応や表情を常に観察し、必要に応じて個別に声掛けや質問を投げかけることで、より全員参加型の議論を促進できます。


オンライン研修のグループワークにおけるよくあるトラブルと対処法

オンライン研修でのグループワークでは、コミュニケーションやシステムに関するトラブルが発生しやすくなります。

ここでは、よくあるトラブルとその対処法を把握しておきましょう。

コミュニケーショントラブルに対応する

グループワーク参加者間の発言量の差は、指名制や順番制のルールを設けることで、全員が均等に発言できる環境を作ることができます。

ここでのオンライン特有の話しづらさは、「手を挙げる」機能やリアクション機能を活用することで軽減できるでしょう。

また、グループ内の雰囲気が硬くなった場合は、ファシリテーターが積極的に質問を投げかけ、対話のきっかけを作ることも有効です。

システムトラブルを解決する

オンラインにおける通信トラブルへの対応は、代替の通信手段や進行方法を事前に決めておくことで、研修の中断を最小限に抑えられます。

また、音声や映像のトラブルに備えて、開始前の接続テストや機器の確認手順をマニュアル化することや、技術的なサポートを担当する運営スタッフを配置することも重要です。


オンラインの特徴を活かしてグループワーク研修を成功させよう

オンライン研修は、録画機能による振り返りや画面共有による資料の同時確認など、デジタルツールの特性を活用することが有効です。

また、時間や場所の制約がないという利点を活かし、フォローアップセッションや個別のフィードバックも柔軟に実施できるでしょう。

それが参加者のデジタルリテラシー向上にもつながり、日常業務でのオンラインコミュニケーション能力も同時に強化できます。

オンラインならではの特徴を活かし、より効果的で充実したグループワーク研修を実現しましょう。


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