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大容量ファイル送信サービスおすすめ14選! 失敗しない選び方とセキュリティの注意点を解説

大容量ファイル送信サービスおすすめ14選! 失敗しない選び方とセキュリティの注意点を解説

ビジネスシーンで、メールの添付ファイルの容量制限に悩んでいる企業は多いのではないでしょうか。高画質な動画データやCADファイル、デザインデータといった大容量ファイルを安全に送信するには、大容量ファイル送信サービスの利用がおすすめです。

しかし、多くのサービスのなかから自社に最適なものを見つけ出すのは容易ではありません。

本記事では、おすすめの大容量ファイル送信サービスや選び方のポイント、セキュリティ対策について詳しく解説します。自社に合った大容量ファイル送信サービスを導入したい方は、ぜひ参考にしてください。


大容量ファイル送信サービスとは?

大容量ファイル送信サービスは、メール添付では送れない大きなデータを相手に届けるための専門的なクラウドサービスです。一般的なメールサービスの容量制限は10MB〜25MB程度ですが、送信サービスは数GBから数十GBという巨大なファイルも簡単に送信できます。

ここでは、大容量ファイル送信サービスが必要な理由と、従来の方法との違いについて詳しく見ていきましょう。

大容量ファイル送信サービスが必要な理由

現代のビジネスでは、4K動画やCADデータ、高解像度の画像など、扱うデータの容量が飛躍的に増大しています。そのため、従来のメール添付では対応できない場面が急増し、安全かつ確実にファイルを送信する手段が不可欠となりました。

特に注目すべきは、セキュリティ面での課題です。PPAP(パスワード付きZIPファイルの送信)の問題点が指摘されるなか、より安全な代替手段として、大容量ファイル送信サービスへの需要が高まっています。

メール添付やファイル共有サービスとの違い

大容量ファイル送信サービスは、その名のとおり「送信」に特化したサービスです。ダウンロード通知機能や有効期限の自動設定、送信履歴の管理といったファイルを安全に届けるための機能が充実しています。

一方、ファイル共有サービスは「保管・共同編集」を主な目的としています。バージョン管理や複数人での同時編集、フォルダ階層での管理など、チームでの共同作業に適した機能を備えているのが特徴です。

このように、両者は目的が全く異なるサービスです。用途に応じて使い分けることで、業務効率を大幅に向上させられます。


大容量ファイル送信を実現する4つの方法

大容量ファイルを送信する方法は、複数存在します。用途や送信するファイルの機密性、送信頻度などに応じて、最適な手段を選びましょう。

代表的な4つの方法は、以下のとおりです。

  • 無料サービスで、手軽に送信する
  • オンラインストレージの共有機能を利用する
  • ファイルを圧縮して、容量を小さくする
  • 法人向けサービスで、安全に送信する

ここでは、上記の方法について、メリット・デメリットを含めて詳しく解説していきます。

無料サービスで、手軽に送信する

無料の大容量ファイル送信サービスは、アカウント登録不要で、即座に利用できる手軽さが最大の魅力です。緊急でファイルを送る必要がある場合や、一時的な利用には、非常に便利な選択肢となるでしょう。

しかし、ビジネス利用においては注意が必要です。広告表示による操作性の低下や、セキュリティレベルの不安、保存期間の短さなどが懸念されます。特に、企業の機密情報や個人情報を含むファイルの送信には適さないため、送信内容を慎重に検討しなければなりません。

オンラインストレージの共有機能を利用する

すでにオンラインストレージを契約している企業であれば、追加費用なしで大容量ファイルの共有が可能です。ファイル自体を送るのではなく、保管場所へのリンクを共有する仕組みのため、数十GBという巨大なファイルでも容易に扱えます。

保管から共有まで一元的に管理できる点も、業務効率化の観点から大きなメリットと言えるでしょう。ただし、共有リンクの設定には細心の注意を払い、権限設定を適切に行うことが肝心です。

ファイルを圧縮して、容量を小さくする

ファイル圧縮は、メールの添付容量制限をわずかに超える程度のファイルに有効な手段です。WindowsやMacの標準機能で、簡単にZIPファイルを作れます。特別なツールの導入も不要なため、すぐに実践可能です。

テキストファイルやExcelファイルなどは、圧縮によって30〜50%程度の容量削減が期待できます。しかし、すべてのファイルに効果があるわけではありません。JPEGやMP4といった画像・動画ファイルはすでに圧縮済みのため、さらなる圧縮効果はほとんど見込めないでしょう。

法人向けサービスで、安全に送信する

法人向けの大容量ファイル送信サービスは、企業のセキュリティ要件とコンプライアンスを満たす高度な機能を備えています。通信の暗号化、ファイルの自動ウイルススキャン、IPアドレス制限といった情報漏洩を防ぐための多層的な対策が施されているのが特徴です。

管理面でも優れており、利用ユーザーの制限や操作ログの詳細な記録により、組織としてのガバナンスを効かせた運用が可能となります。上長承認機能やダウンロード回数制限など、内部統制を強化する機能も充実しています。


大容量ファイル送信サービスおすすめ14選

大容量ファイル送信サービスにはさまざまな種類があるため、どのサービスを選べばいいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

ここでは、おすすめの大容量ファイル送信サービスを紹介します。

クリプト便

項目 内容
提供形態 クラウド/サービス
従業員規模 ~100名程度
従量課金 -
月額費用 900円〜
初期費用 -

クリプト便は、20年以上の豊富な実績と、13年連続売上シェアNo.1という信頼性が大きな強みです。特に、金融機関など高いセキュリティが求められる業界で広く採用されています。セキュリティ事故を防ぐ機能が備わっており、誤操作といった人為的なミスによるリスクを最小限に抑えられます。

また、Webメールのような直感的な操作画面で、誰でも簡単に大容量ファイルの送付やファイル共有が可能です。料金プランも利用規模に応じて複数用意されており、企業のニーズに合わせて柔軟に導入できます。

eTransporter

項目 内容
提供形態 クラウド/サービス
従業員規模 制限なし
従量課金 -
月額費用 -
初期費用 -

eTransporter(イートランスポーター)は、企業間の大容量ファイルや機密データを「簡単・安全」にやり取りするための法人向けシステムです。PPAP(パスワード付きzipファイル)対策に対応しており、zipファイル暗号化を使わずに安全なファイル転送を実現できるのが大きな利点です。

また、ユーザー数や送受信ファイルサイズに制限がないため、上限を気にするストレスがありません。加えて、セキュリティ面でも、誤送信対策やセキュリティポリシーの統一、監査機能など、企業にとって重要な機能が充実しています。

Cmosy

項目 内容
提供形態 クラウド/サービス
従業員規模 制限なし
従量課金 20円/GB
月額費用 500円〜
初期費用 -

Cmosy(クモシィ)は、大容量ファイルの送信に悩んでいる方におすすめしたい、Google Workspaceの拡張サービスです。このサービスは、Googleドライブのセキュリティと管理機能を強化し、より安全かつ効率的なファイル送受信・共有を実現します。

最大の強みは、Googleアカウントを持たない取引先とも安全にファイルをやり取りできる点です。パスワードやダウンロード回数制限を設定する機能も備えており、PPAP(パスワード付きzipファイル)に代わる安全なファイル送付方法として役立ちます。

EASY FILE EXPRESS

項目 内容
提供形態 クラウド/サービス
従業員規模 制限なし
従量課金 -
月額費用 1,000円~
初期費用 0円

EASY FILE EXPRESSは、企業間の大容量ファイルを安全かつ低コストでやり取りできる大容量ファイル転送サービスです。

初期費用がかからず、for Outlook(アドイン)対応の場合は月額1,000円から利用可能という圧倒的なコストパフォーマンスが強み。これにより、規模の大小を問わず、多くの企業が導入しやすい環境を提供します。

機能面では、通信経路の暗号化や操作ログの保存といったセキュリティ機能が充実。万全のセキュリティで情報漏洩リスクを低減します。

オフィス宅ふぁいる便

項目 内容
提供形態 クラウド/サービス
従業員規模 制限なし
従量課金 -
月額費用 3,000円~
初期費用 20,000円

オフィス宅ふぁいる便は、高いセキュリティと圧倒的なコストパフォーマンスを両立させている法人向けの大容量ファイル転送サービスです。月額3,000円から利用可能な「スタンダード5ユーザープラン」が用意されており、手軽に導入を開始できます。

また、取引先からのファイル受け取りでの利便性や、ストレスなく使えるシンプルな操作性も備わっており、業務効率の向上に貢献します。初回の申し込みで最大2ヶ月間の無料期間が設けられているため、サービスの使い勝手や自社のニーズに合うかを十分に試せるでしょう。

デカメール

項目 内容
提供形態 クラウド/サービス
従業員規模 制限なし
従量課金 -
月額費用 2,750円〜
初期費用 -

デカメールは、ブラウザを使って簡単にファイルを送受信できるサービスです。一度の送信で最大8GBのファイルを送れます。また、ファイルを送る相手に会員登録を求めないため、相手に負担をかけることなくスムーズなやり取りが可能です。

料金プランも、継続利用向けの月額プランや、複数アカウント管理が可能なマネージメントプランなど、企業のニーズに合わせて選べます。初めて利用する方向けに30日間の無料お試し期間も用意されており、サービスの使い勝手を十分に試せます。

Kozutumi

項目 内容
提供形態 クラウド/サービス
従業員規模 制限なし
従量課金 -
月額費用 0円~
初期費用 0円

Kozutumiは、従来のパスワード付きZIP(PPAP)に代わる、より安全で効率的な大容量ファイル転送サービスです。このサービスの最大の強みは、送信後のファイル送信中止機能により、誤送信のリスクを減らせる点です。

また、ダウンロード状況の可視化機能を備えており、相手がファイルを受け取ったかどうかをリアルタイムで把握できるため、業務効率が格段に向上します。東京海上日動のサイバーリスク保険がプランに応じて自動付帯されているため、万が一の情報漏洩にも安心して備えられます。

おくりん坊BIZ

項目 内容
提供形態 クラウド/サービス
従業員規模 制限なし
従量課金 -
月額費用 -
初期費用 -

おくりん坊BIZは、国内最高レベルのセキュリティで、大切なデータを安全に転送できる法人向けサービスです。

ファイルがダウンロード・削除された際にメールで通知される機能や、ユーザーごとに転送量を設定する機能など、豊富な機能を搭載。これにより、ファイルの送受信状況を常に把握し、セキュリティリスクを管理しやすくなります。

また、SSL暗号化やパスワード機能、保存期間やダウンロード回数の指定といった、セキュリティ機能が充実している点も魅力です。独自のドメインやSSLにも対応しており、企業のブランドイメージを損なうことなく運用できます。

Watasoon

項目 内容
提供形態 クラウド/サービス
従業員規模 制限なし
従量課金 -
月額費用 5,000円~
初期費用 0円

Watasoonは、1ファイルあたり最大5GBまでの大容量ファイルを、回数無制限で転送できます。そのため、高解像度の画像や動画、設計データなど、サイズが大きいファイルを頻繁にやり取りする企業に最適です。

セキュリティ面も充実しており、通信の盗聴を防ぐ暗号化通信はもちろん、アクセスを許可された受信者のみがダウンロード可能なアクセス承認制を採用しています。また、宛先やIPアドレスの制限設定、アカウントロック機能といった、情報漏洩リスクを低減するための機能が豊富に備わっています。

GigaCC OKURN

項目 内容
提供形態 クラウド/サービス
従業員規模 制限なし
従量課金 -
月額費用 -
初期費用 -

GigaCC OKURN(ギガシーシー オクルン)は、1ファイルあたり100GBという圧倒的な大容量を送信できる点と、送信通数に制限がない定額制を採用している点が強みです。これにより、サイズが大きいファイルを頻繁にやり取りする企業でも、コストを気にする必要がありません。

また、ITリテラシーに依存しないシンプルなユーザーインターフェースを備えているため、誰でも簡単に利用を始められます。セキュリティ面でも、ウイルスチェック機能や2要素認証、IPアドレス制限、SSL/TLS暗号化通信といった多様な機能が搭載されているため、安心です。

GigaFile便

項目 内容
提供形態 クラウド/サービス
従業員規模 制限なし
従量課金 -
月額費用 0円
初期費用 0円

GigaFile(ギガファイル)便は、無料で使える手軽さが最大の魅力の大容量ファイル転送サービスです。会員登録や専用ソフトのインストールが不要で、ブラウザからすぐにファイルをアップロードできます。ファイルサイズにも制限がなく、大容量のファイルを送りたいときに非常に便利です。

また、ダウンロードパスワードや保持期限の設定、ZIPファイル名の変更といった機能も備えており、セキュリティと利便性を両立させています。ファイルのダウンロードが完了するとメールで通知を受け取る機能もあり、相手がファイルを受け取ったかどうかを把握可能です。

AD FILE

項目 内容
提供形態 クラウド/サービス
従業員規模 制限なし
従量課金 -
月額費用 1,078円〜
初期費用 -

AD FILEは、単にファイルを送るだけでなく、送り手の想いを伝えられるユニークなサービスです。ダウンロード画面を自由にカスタマイズできるのが大きな特徴。自社のロゴやバナーを表示したり、メッセージを添えたりすることで、単なるファイル転送を営業活動の一環として活かせます。

また、セキュリティ面でも、ウイルス対策、WAF、SSL暗号化通信、アップロードファイルの暗号化保存といった対策が講じられており、安心・安全に利用可能です。

FileTransmission System

項目 内容
提供形態 クラウド/サービス
従業員規模 制限なし
従量課金 -
月額費用 -
初期費用 -

File Transmission System(FTS)は、Webブラウザを利用してファイルを安全にやり取りできるサービスです。送信確認機能、多彩な送信条件の設定、ワンタイムパスワードの付与、誤送信防止機能など、セキュリティと利便性を両立させる機能が充実しています。

また、英語対応もしているため、海外の取引先とのやり取りにも利用可能です。これにより、企業はメール添付ファイルの容量制限やセキュリティリスクを気にすることなく、スムーズな情報共有を実現できます。

Intelligent Folder

項目 内容
提供形態 クラウド/サービス
従業員規模 制限なし
従量課金 -
月額費用 -
初期費用 -

Intelligent Folder(インテリジェントフォルダ)は、法人向けのクラウドファイル共有サービスです。ユーザー数が無制限なので、企業の規模を問わず、全社員が利用してもコストを気にすることなく導入できます。また、国内データセンターでファイルを保管するため、セキュリティ面も安心です。

ファイル名だけでなく、文章内のテキストを対象にキーワード検索も行えるため、必要なファイルを探す手間が省けるでしょう。さらに、アクセス権限、暗号化、IPアドレス制限、アンチウイルス、監査ログといったセキュリティ機能も充実しています。


失敗しない! 大容量ファイル送信サービスの選び方

大容量ファイル送信サービスの選定を誤ると、セキュリティリスクや業務効率の低下を招く可能性があります。自社に最適なサービスを見つけるために、以下の5つのポイントを必ず確認しましょう。

  • セキュリティ要件を満たしているかを確認する
  • 業務内容に合った送信容量・ファイル数を選ぶ
  • 誰でも直感的に使える操作性かを確かめる
  • 費用対効果を十分に比較検討する
  • トラブル時のサポート体制をチェックする   

ここでは、上記のポイントについて詳しく解説します。

セキュリティ要件を満たしているかを確認する

企業のセキュリティポリシーに準拠したサービスの選定は、情報漏洩リスクを防ぐうえで最も重視すべき点です。通信の暗号化(SSL/TLS)やファイル自体の暗号化、ウイルスチェック機能の有無は必ずチェックしましょう。

ISMS(ISO 27001)やプライバシーマークなどの第三者認証は、サービスの信頼性を客観的に判断する重要な指標と言えます。さらに、IPアドレス制限機能や上長承認機能の有無も、確認すべきポイントです。これらの機能により、不正アクセスの防止と内部統制の強化を同時に実現できます。

業務内容に合った送信容量・ファイル数を選ぶ

日常的に扱うファイルサイズと送信頻度を正確に把握し、余裕を持った容量プランを選択することが欠かせません。現在の利用状況だけでなく、将来的なデータ量の増加も見越してプランを検討しましょう。

柔軟にプランをアップグレードできるサービスであれば、事業成長に合わせた対応が可能となります。容量無制限プランも魅力的に見えますが、実際の利用量とコストのバランスを慎重に検討すべきです。

過剰な投資を避けるため、まずは必要十分な容量から始め、段階的に拡張していく方法も賢明な選択となります。

誰でも直感的に使える操作性かを確かめる

全従業員が利用することを前提に、ITスキルを問わず、誰でも簡単に操作できるインターフェースが理想的です。ドラッグ&ドロップでのファイル追加や、最小限のクリック数で送信が完了するシンプルな設計が求められます。

マニュアルを読まなくても直感的に扱えるかどうかは、導入後の定着率に大きく影響するでしょう。無料トライアル期間を積極的に活用し、実際の業務フローで問題なく使えるかを検証することが重要です。

複数の部署から代表者を選出し、使用感についてフィードバックを収集すれば、導入後の「使われない」という事態を防げます。

費用対効果を十分に比較検討する

月額料金だけでなく、初期費用やオプション料金も含めた総コストで比較検討するのが大切です。利用ユーザー数による課金体系の場合、実際に利用する人数を正確に把握し、無駄のないプランを選択しましょう。

IDごとの課金ではなく、組織単位での従量課金制プランも、利用頻度によっては検討の価値があります。

隠れたコストがないか、契約前に詳細な見積もりを取得することをおすすめします。長期契約による割引制度の有無や、複数年契約のメリット・デメリットもチェックしておくべきポイントです。

トラブル時のサポート体制をチェックする

システムトラブルは業務に直接的な影響を与えるため、迅速かつ的確なサポート体制があるかは極めて重要です。サポートの対応時間が平日日中のみか、24時間365日対応かを必ず確認しましょう。

電話、メール、チャットなど、複数の問い合わせチャネルが用意されているかも、見逃せない点です。海外製サービスの場合、日本語でのサポートがスムーズに受けられるかどうかは、特に注意が必要となります。SLA(サービスレベル契約)の内容や、障害時の補償内容についても事前に把握しておきましょう。


大容量ファイル送信における3つの注意点

大容量ファイル送信サービスを安全に活用するためには、運用ルールの策定と徹底が不可欠です。特に、以下の注意点に気を付けましょう。

  • パスワード設定と共有方法をルール化する
  • 宛先確認など、誤送信を防ぐフローを徹底する
  • 定期的にアカウントや利用状況を見直す

ここでは、上記の注意点について詳しく解説します。

パスワード設定と共有方法をルール化する

ファイル送信時のパスワード設定は必須とし、そのパスワードは必ずファイルとは別の経路で通知する運用を徹底しましょう。ビジネスチャットや電話など、メールとは異なる通信手段を使用すると、セキュリティレベルを大幅に向上させられます。

パスワードの使い回しは厳禁とし、送信ごとにユニークなものを設定するのが肝心です。英数字と記号を組み合わせた8文字以上の複雑なパスワードを使用し、推測されにくいものにしましょう。パスワード生成ツールの活用や、組織独自のパスワードポリシーの策定も効果的です。

宛先確認など、誤送信を防ぐフローを徹底する

送信ボタンを押す前に、宛先と添付ファイルを必ず再確認する習慣を、組織全体で定着させることが基本です。複数人でのダブルチェック体制を構築し、人的ミスを最小限に抑える仕組みを作りましょう。

送信一時保留機能や宛先再表示機能を持つサービスの活用は、うっかりミスの防止に非常に有効です。オートコンプリート機能による宛先間違いを防ぐため、アドレス帳の整理と定期的な更新も欠かせません。送信取消し機能があるサービスであれば、万が一の誤送信時にも、迅速な対応が可能です。

定期的にアカウントや利用状況を見直す

退職者や異動者のアカウントは速やかに削除または権限変更を行い、不正アクセスのリスクを排除する必要があります。人事部門との連携を密にし、人事異動情報をリアルタイムで反映できる体制の構築が理想的です。

管理者は月次でアクセスログや利用状況を確認し、不審なアクティビティがないかを監視しましょう。プロジェクト終了後の共有リンク無効化や、長期間アクセスのないファイルの削除も忘れてはなりません。定期的な棚卸し作業をルーチン化し、セキュリティホールの発生を未然に防ぐことが重要です。


自社に最適なサービスで、大容量ファイル送信を始めよう

大容量ファイル送信サービスは、現代のビジネスにおいて不可欠なツールです。セキュリティ要件、送信容量、操作性、コスト、サポート体制など、さまざまな観点から総合的に判断し、自社に最適なサービスを選ぶことが成功の鍵となります。

無料サービスから法人向けの高機能サービスまで、選択肢は多岐にわたりますが、業務内容と予算に応じた最適なサービスが必ず見つかるはずです。本記事で紹介した選定ポイントや注意点を参考に、自社に合ったサービスを導入し、安全なファイル送信を始めましょう。


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