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労務管理システムの費用内訳や相場は? サービス20選を比較

労務管理システムの費用内訳や相場は? サービス20選を比較

労務管理システムの導入を検討するとき、特に気になるのが費用相場ではないでしょうか。システムの料金は初期費用や月額費用、オプション費用など複数の要素で構成されており、選ぶ料金モデルによって総額も大きく変わります。

この記事では、労務管理システムの費用内訳と相場、コストを抑える選び方、契約前の注意点について詳しく解説します。併せておすすめの労務管理システムを20点比較していきますので、ぜひサービス選びの参考にしてください。


【この記事のポイント】

  • 労務管理システムの導入費用は初期費用や月額費用などで構成され、人数課金や定額制などの料金モデルによって総額が変わるため、事前にシミュレーションすることが重要である。
  • 費用を抑えるためには自社に不要な機能を省き、既存システムとの連携や操作性、将来の拡張性などを総合的に判断して、費用対効果の高いシステムを選ぶことが不可欠である。
  • システム導入は初期投資が必要なものの、定型業務の効率化による人件費の削減やペーパーレス化による印刷・郵送費の削減など、長期的なコスト削減と生産性向上が可能である。

労務管理システムの費用内訳と相場

労務管理システムの費用は、導入時に支払う初期費用や毎月のランニングコストに加え、オプション機能や外部機器の連携など、さまざまな要素が積み重なって総額が決まります。

ここでは、システム導入にかかる主な費用の内訳と相場について詳しく見ていきましょう。

  • 初期費用
  • 月額費用(ランニングコスト)
  • オプション機能による追加費用
  • 導入サポート・初期設定代行の費用
  • 外部機器(タイムレコーダーなど)の連携費用
  • システム保守・アップデートにかかる費用

初期費用

クラウド型労務管理システムを導入する際の初期費用は、一般的に100,000円〜500,000円程度がボリュームゾーンです。近年は初期費用を無料として打ち出すベンダーも多いものの、手厚い導入サポートを希望する場合には追加で費用が発生します。

一方、オンプレミス型を選んだ場合の初期費用は300,000円〜1,000,000円以上かかることがあり、大規模なシステムでは数百万円に達するケースもあります。自社の規模や求めるサポート内容によって金額は大きく変わるため、まずはおおよその相場を把握しておきましょう。

月額費用(ランニングコスト)

システムの月額費用は導入する料金モデルによって異なりますが、クラウド型労務管理システムの相場は10,000円〜100,000円程度です。毎月のランニングコストは、会社の規模が大きくなって管理する従業員数が増えるほど、支払う総額も段階的に増えていきます。

安定した運用を継続するためにも、毎月のユーザー単価に加えてオプション費用や固定の基本料金を合算して計算しておきましょう。契約前に自社の従業員数をもとに、月々の総額をシミュレーションしておくと安心です。

オプション機能による追加費用

給与明細の電子配信機能や年末調整のオンライン手続き機能などは、基本プランとは別に有料のオプションとして提供されるケースが多く見られます。オプション費用は、便利な機能を追加するごとに従業員1人あたり数十円から数百円程度が毎月の料金へ上乗せされる仕組みです。

自社にとって不要な機能まで過剰に契約してしまうと、それだけ無駄なコストが膨らみかねません。自社の課題解決に本当に必要なオプションだけを慎重に絞り込むことが、コストを最適化する近道です。

導入サポート・初期設定代行の費用

初期設定の代行や導入時の運用サポートをベンダーに直接依頼する場合は、数万円から数十万円程度の追加費用が一時的に発生します。この導入サポート費用には、既存の従業員データをシステムへ移行する作業や、人事担当者向けの操作レクチャーなどが含まれるのが一般的です。

人事部門だけで運用の立ち上げを行うのが難しい場合は、初期費用を支払ってプロのサポートを依頼するとよいでしょう。立ち上げ期の自社リソースの負担を見極めたうえで、委託するかどうかを判断することが大切です。

外部機器(タイムレコーダーなど)の連携費用

既存のタイムレコーダーや顔認証端末などの外部機器とシステムを連携させる場合には、別途接続費用が必要になることもあります。外部機器との連携費用は、接続する端末1台あたりに発生する月額料金や、ライセンス費用として請求されるケースが多いです。

打刻データと労務手続きのデータを一元管理し、業務全体を効率化するためには、連携にかかる追加コストも予算へ組み込んでおく必要があります。すでに利用中の機器がある場合は、システムとの連携可否や追加費用の有無を事前に確認しておくと安心です。

システム保守・アップデートにかかる費用

クラウド型の労務管理システムであれば、法改正に伴うアップデート費用が毎月の月額利用料金に含まれているケースが多く見られます。一方、オンプレミス型やパッケージ型を導入した場合は、毎年の保守契約費用としてシステム本体価格の数十パーセントが別途請求されることもあるでしょう。

最新の労働基準法などに迅速に対応し続けたいのであれば、保守やアップデートの追加費用が発生しにくいクラウド型を選ぶのがおすすめです。初期費用や月額費用だけでなく、将来的な法改正を見据えた長期的な維持コストまで含めてシステムを比較する視点が重要になります。


労務管理システムの主な料金モデル

労務管理システムの費用を正しく比較するには、ベンダーごとに採用している料金モデルの違いを理解しておかなければなりません。同じ機能を備えたシステムでも、課金の仕組みが異なれば、自社が最終的に支払う総額は大きく変わってきます。

ここでは、代表的な4つの料金モデルの特徴や自社に合うケースを具体的に見ていきましょう。

  • 従業員数で変動する月額ユーザー課金制
  • 必要な機能だけを選ぶ基本料+オプション制
  • 規模に関わらず定額で利用できる月額定額制
  • 段階的に料金が変わる従量課金・階層別プラン

従業員数で変動する月額ユーザー課金制

月額ユーザー課金制は、システムへ実際に登録して利用する従業員の人数に比例し、毎月の利用料金が細かく変動する仕組みです。少人数からスモールスタートで運用を始められるため、スタートアップや小規模組織など、管理する人数が少ない中小企業に適しています。

退職者が発生した際には該当するアカウントを削除すれば、翌月以降に支払う利用コストをすぐに抑えることが可能です。人数の増減が読みにくい成長段階の企業に向いた料金モデルといえます。

必要な機能だけを選ぶ基本料+オプション制

基本料+オプション制は、安価に設定されたベースの基本料金に、自社が必要とする特定の機能だけを有料で組み合わせる料金モデルです。「入社手続きのみを自動化したい」といった具体的な課題に絞って導入すれば、初期の投資額や毎月の固定出費を最小限に抑えられるでしょう。

さらに、企業の成長や人事部門の業務範囲の拡大に合わせて、後から必要なオプション機能を柔軟に追加できる点も大きな強みといえます。無駄のないスモールスタートを実現したい企業に適した料金体系です。

規模に関わらず定額で利用できる月額定額制

月額定額制は、システムへ登録する従業員の人数がどれだけ増減しても、毎月あらかじめ決められた一定の固定料金を支払うモデルです。従業員数が100名を超えるような中堅企業や大企業の場合、定額制を選ぶことで従業員1人あたりにかかるコストを大幅に削減できます。

毎月のシステム支払額が完全に固定されるため、人事部門における年間の予算計画も立てやすくなるでしょう。突発的なコスト変動に悩まされにくく、安定した運用を求める大規模組織に向いた料金体系となっています。

段階的に料金が変わる従量課金・階層別プラン

段階的な従量課金プランは、「30名まで」「50名まで」のように、従業員の人数枠ごとに月額料金が固定されている料金モデルです。あらかじめ設定された人数枠の上限に近い従業員数で運用できれば、ユーザー課金制よりも割安に利用できます。

ただし、規定の人数枠を超える場合は上位プランへの移行が必要になります。月額料金も一段階上がる仕組みになっているため、契約前に料金体系をよく確認しておきましょう。また、現在の人数だけでなく、今後の採用計画も踏まえて人数枠を選ぶことが大切です。


労務管理システム費用一覧|20サービスを比較

ここからは、おすすめの労務管理システムを20サービスご紹介します。

費用や提供形態、機能はそれぞれの製品で異なるため、複数のツールを比較検討することが大切です。どのシステムを選べばよいか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

ツール名 お試しプラン有無 費用
freee人事労務
  • 初期費用:0円
  • 月額費用:2,000円/5名~
オフィスステーション 労務
  • 初期費用:110,000円
  • 月額費用:4,400円~
マネーフォワード クラウド人事管理
  • 初期費用:0円
  • 月額費用:900円~
ジンジャー人事労務
  • 初期費用:要問合せ
  • 月額費用:要問合せ
総務人事奉行クラウド
  • 初期費用:0円~
  • 月額費用:7,000円~
オフィスステーション 年末調整
  • 初期費用:110,000円
  • 年額費用:11,000円~
KING OF TIME 人事労務
  • 初期費用:0円
  • 月額費用:300円/ユーザー~
Chronowis
  • 初期費用:300,000円~
  • 月額費用:15,000円/50ID~
SmartHR
  • 初期費用:0円
  • 月額費用:要問合せ
ジョブカン労務HR
  • 初期費用:0円
  • 月額費用:400円~
One人事[労務] -
  • 初期費用:要問合せ
  • 月額費用:要問合せ
e-AMANO
  • 初期費用:0円
  • 月額費用:9,000円~
TimePro-VG -
  • 初期費用:要問合せ
  • 月額費用:要問合せ
ARROW
  • 初期費用:要問合せ
  • 月額費用:1,980円~
Dayforce Workcloud -
  • 初期費用:要問合せ
  • 月額費用:要問合せ
HR OnBoard -
  • 初期費用:要問合せ
  • 月額費用:要問合せ
Welcome HR -
  • 初期費用:要問合せ
  • 月額費用:要問合せ
HybRid -
  • 初期費用:要問合せ
  • 月額費用:要問合せ
SMART DATA COLLECTOR(スマコレ)
  • 初期費用:要問合せ
  • 月額費用:50,000円~
スキルノート -
  • 初期費用:要問合せ
  • 月額費用:要問合せ

freee人事労務

公式サイト:https://www.freee.co.jp/hr/

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 1~1,000名
従量課金 -
月額費用 2,000円/5名~
初期費用 0円

freee人事労務」は、従業員300名未満の中小企業でトップクラスのシェアを誇る労務管理システムです。

最大の特徴は、入社手続きから勤怠管理、給与計算、給与明細の発行、年末調整までのあらゆる人事労務データを一気通貫で連携できる点にあります。これにより、複数システム間のデータ転記の手間を省き、人為的なミスを大幅に削減することが可能です。

また、独自機能として、入社時の書類提出や年末調整の質問を「LINE」を通じて簡単に行える仕組みを備えており、従業員の負担軽減や書類不備の削減に大きく貢献します。

費用面では、「基本料金0円+1名ごとの従量課金(月額400円〜)」という無駄のないシンプルな料金体系を採用しており、必要な機能に絞って月額2,000円からスモールスタートが可能です。

さらに、経験豊富な専任担当者が初期設定から伴走する手厚い導入サポートも用意されているため、初めてシステム化を検討する企業にもおすすめのツールです。

オフィスステーション 労務

公式サイト:https://www.officestation.jp/roumu/

項目 内容
提供形態 SaaS
従業員規模 制限なし
従量課金 従業員数11名以上:440円/名
月額費用 4,400円~
初期費用 110,000円

オフィスステーション 労務」は、利用社数5万5,000社以上、利用継続率99.6%という高い実績を誇るクラウド労務管理システムです。

独自の特徴として、他社を圧倒する「128種類の帳票」に対応しており、あらゆる労務手続きのペーパーレス化を実現できる点が挙げられます。また、現在利用している給与・勤怠システムとAPIやCSVで簡単に連携できるため、既存の環境をそのまま活かせるのも大きな強みです。

費用面では、「初期費用110,000円+1名あたり月額440円(税込)」という料金体系を採用しています。最大の特徴は、自社に必要な機能だけを選んで追加できる「アラカルト型」での導入が可能な点です。

これにより、「労務」をベースに「年末調整」や「給与明細」などの機能を柔軟に拡張でき、使わない機能に無駄なコストをかける心配がありません。無料の電話サポート体制も整っており、初めて労務管理のデジタル化を進める企業にもおすすめのツールです。

マネーフォワード クラウド人事管理

公式サイト:https://biz.moneyforward.com/employee/

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 -
従量課金 11名以上:600円/名
月額費用 900円~
初期費用 0円

マネーフォワード クラウド人事管理」は、入社から退職までの従業員情報をオンラインで一元管理できるシステムです。

最大の特徴は、人事情報の「履歴管理」と「未来日の自動更新」機能です。過去の変更履歴を自動作成できるだけでなく、住所変更などの予定を「未来の適用開始日」として事前に登録しておくことができます。指定した日に自動で情報が適用されるため、当日の作業負担や更新忘れを防げる点が大きな強みです。

さらに、マネーフォワードの周辺サービスへワンクリックで情報を連携できるため、システム間の二重入力や転記ミスを大幅に削減できます。

費用面では、個人の場合月額900円から、50名以下の法人の場合は月額2,480円から導入できます。また、従業員専用の「マイページ」では、勤怠打刻や給与明細の確認など各従業員がやるべきタスクが一目でわかるようになっており、管理者と従業員双方の負担を軽減したい企業におすすめのツールです。

ジンジャー人事労務

公式サイト:https://hcm-jinjer.com/jinji/

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 制限なし
従量課金 要問合せ
月額費用 要問合せ
初期費用 要問合せ

ジンジャー人事労務」は、入社から退職までのあらゆる人事情報を一つのデータベースに集約し、ペーパーレス化を実現するクラウド型人事労務システムです。

最大の特徴は、企業ごとの運用に合わせた「柔軟なカスタマイズ性」です。従業員の基本情報に加え、健康診断の結果や面談記録、貸与品管理など、自社独自の管理項目や入力形式を自由に追加できます。

また、収集した情報はほかのシステムへ自動連携されるため、情報の二重入力や更新漏れを防ぎ、人事情報を反映した給与計算などバックオフィス業務全体を一気通貫で効率化できる点が独自の強みです。

費用面では、利用人数ごとに月額料金が決まるシンプルな料金体系を採用しています。さらに、「社会保険手続き」「書類配布」「年調収集」といった機能をオプションとして、自社の課題やフェーズに合わせて自由に組み合わせられるため、無駄なコストを抑えた運用が可能です。

手軽に労務管理のデジタル化を始めたい企業におすすめのツールです。

総務人事奉行クラウド

公式サイト:https://www.obc.co.jp/bugyo-cloud/jinji

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 制限なし
従量課金 -
月額費用 7,000円~
初期費用 0円~

総務人事奉行クラウド」は、あらゆる総務・人事業務をデジタル化し、業務時間を約9割削減できる人事労務システムです。

最大の特徴は、「50種類、1,100個を超える豊富な管理項目」で社員情報を一元管理できる点です。従業員の基本情報から給与計算に必要な情報、履歴書などの提出書類に至るまで、膨大な情報を1つのデータベースに集約できます。これにより、バラバラになりがちなExcel管理が不要となり、二重入力や管理の手間を防ぎます。

また、人事異動のシミュレーションや昇給・賞与額の試算、さらには退職金管理といった、より高度な定例業務のデジタル化まで網羅しているのが独自の強みです。

費用面では、従業員規模1〜999名の場合、初期費用0円、月額7,000円から導入可能です。おなじみの「奉行シリーズ」の他システムとのシームレスなデータ連携も容易であり、給与計算や勤怠管理などバックオフィス全体の生産性を高めたい企業に特におすすめのシステムです。

オフィスステーション 年末調整

公式サイト:https://www.officestation.jp/nencho/

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 制限なし
従量課金 21名以上:550円/名(年額)
年額費用 11,000円~(年額)
初期費用 110,000円

「オフィスステーション 年末調整」は、自社に必要な機能だけを選んで導入できる「アラカルト型」のクラウドシステムです。一般的なパッケージ型ソフトとは異なり、年末調整機能のみを単独で導入できるため、使わない機能への無駄な投資を抑え、大幅なコストダウンを図ることが可能です。

機能面では、従業員はスマートフォンやPCから「はい」「いいえ」の質問に答えるだけで簡単に申告が完了し、控除額も自動で計算されます。さらに独自の強みとして、「AI-OCR機能」(オプション)を備えており、控除証明書の画像をアップロードするだけで必須項目が自動入力されるため、従業員の入力負担やミスを劇的に軽減できます。

費用は「初期費用110,000円+1名あたり年額550円(税込)」という業界最低水準の料金体系です。既存の給与システムともAPIやCSVで簡単に連携できるため、年末調整から手軽に業務改善を始めたい企業に特におすすめのツールです。

KING OF TIME 人事労務

公式サイト:https://www.kingoftime.jp/hr/main-lp/

項目 内容
提供形態 クラウド・SaaS
従業員規模 制限なし
従量課金 -
月額費用 300円/ユーザー~
初期費用 0円

KING OF TIME 人事労務」は、人事データをシンプルに一元管理できるクラウド型の人事労務システムです。

独自の特徴として、同シリーズの「KING OF TIME 勤怠管理」や「KING OF TIME 給与」と従業員マスタが自動的に連携する点が挙げられます。これにより、従業員の入退社や異動のたびに発生していた複数システムでの情報更新や、二重メンテナンスの手間を無くすことが可能です。

費用面では、初期費用0円、「1人あたり月額300円」のワンプライス制という圧倒的なコストパフォーマンスが最大の強みです。この料金で人事労務機能だけでなく、勤怠管理や給与計算などシリーズの全機能が追加料金なしで利用できます。

法改正に伴う年3回のバージョンアップも無償で行われるため、ランニングコストを抑えつつバックオフィス業務全体のデジタル化を進めたい企業に特におすすめのシステムです。

Chronowis

公式サイト:https://www.panasonic.com/jp/business/its/chojikan.html

項目 内容
提供形態 クラウド・オンプレミス
従業員規模 50名~
従量課金 -
月額費用 15,000円/50ID~
初期費用 クラウド:300,000円 オンプレミス:要問合せ

Chronowis」は、パソコンの利用制限と稼働ログの取得により、長時間労働の抑止を強力に支援するシステムです。

独自の強みは、客観的なPC稼働時間を把握し、働きすぎを物理的に防ぐ「強制シャットダウン機能」です。業務時間外になるとポップアップで通知を行い、それでも業務を続ける場合はパソコンを強制的に終了させます。

また、既存の勤怠管理システムと連携することで、従業員の自己申告時間と実際のPC稼働時間の「乖離」を可視化し、隠れたサービス残業の検知が可能です。残業が月間の上限値に達する前に事前通知する機能も備えており、コンプライアンス違反を未然に防ぎます。

提供形態はクラウド版とオンプレミス版から選択でき、費用は形態によって異なります。また、製品版と同じ環境を1ヵ月間試せる無料トライアルも用意されており、テレワーク環境下での正確な労働時間把握や、長時間労働の是正に課題を抱える企業に特におすすめのツールです。

SmartHR

公式サイト:https://smarthr.jp/

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 制限なし
従量課金 要問合せ
月額費用 要問合せ
初期費用 0円

SmartHR」は、登録社数8万社以上、シェアNo.1の実績を誇るクラウド人事労務ソフトです。

最大の特徴は、PC操作に不慣れな従業員でもスマートフォンから直感的に操作できる圧倒的な「使いやすさ」にあります。現場に自然と浸透しやすく、入社手続きや年末調整といったあらゆる労務業務の工数を約88%削減することが可能です。

さらに独自の強みとして、「120以上の外部サービスと連携可能」な点が挙げられます。既存のシステムと柔軟に連携できるほか、労務管理だけでなくタレントマネジメント機能なども備わっているため、企業の成長に合わせてシステムを拡張し、蓄積したデータを戦略人事に活かすことができます。

費用は企業の状況に合わせたプランが提案されるため、詳細は見積もりが必要です。機能の使い勝手を確認できる「15日間の無料トライアル」も用意されており、従業員への定着率を重視したい企業や、将来的な拡張性を見据える企業におすすめのツールです。

ジョブカン労務HR

公式サイト:https://lms.jobcan.ne.jp/

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 制限なし
従量課金 -
月額費用 400円~
初期費用 0円

ジョブカン労務HR」は、シリーズ累計導入実績30万社以上、有料利用ユーザー数300万を突破したクラウド型労務管理システムです。

最大の特徴は、「労務担当者300人の声」を活かして開発された現場目線の機能です。従業員情報を一元管理し、社会保険などの帳票を自動作成してワンクリックで電子申請まで完了できます。

さらに独自の強みとして、「ToDoリスト機能」を備えており、「いつ・どこに・何の書類を提出すべきか」をシステムが案内してくれます。これにより、労務の経験が浅い担当者でも迷わず手続きを進められ、進捗状況も一目で把握することが可能です。

費用面では、マイナンバー管理や年末調整を含む基本機能が「1人あたり月額400円」という分かりやすい料金で利用できます。30日間の無料トライアルも用意されており、労務業務に不慣れな企業から、業務の大幅な効率化を目指す企業まで幅広くおすすめできるツールです。

One人事[労務]

公式サイト:https://onehr.jp/hr/

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 要問合せ
従量課金 要問合せ
月額費用 要問合せ
初期費用 要問合せ

One人事[労務]」は、入社手続きから年末調整、社会保険の電子申請といった労務業務をペーパーレス化し、業務効率化とミスの削減を支援するシステムです。

最大の特徴は、「画面の案内に沿って進めるだけで手続きが完了する」使いやすさと、法改正への自動対応によってミスを防げる点です。さらに、各種手続きの進捗状況がシステム上でリアルタイムに可視化されるため、従業員とのやり取りの手間を減らし、対応漏れを未然に防ぐことができます。

また独自の強みとして、シリーズ全体が単一のデータベースで構築されているため、他システムによくある「データをつなぐための連携作業」が一切不要な点が挙げられます。これにより、日々の運用負荷やデータのズレを大きく削減できます。

費用はアカウント数に応じた要見積もりとなります。専任スタッフによる手厚い導入サポート体制も整っており、ミスのない確実な労務管理の仕組み化を目指す企業におすすめのツールです。

e-AMANO

公式サイト:https://www.tis.amano.co.jp/e-amano/

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 制限なし
従量課金 -
月額費用 9,000円~
初期費用 0円

e-AMANO」は、入社手続きや年末調整、WEB明細の発行など、人事労務の手続きをスマートフォンやPCで簡単に完結できるクラウドサービスです。

最大の特徴は、充実したペーパーレス機能と万全のセキュリティ体制です。年末調整は「はい」「いいえ」の質問に答えるだけで申告書が自動作成されるほか、雇用契約のオンライン締結や、役所へのe-Gov電子申請もワンクリックで完了します。

さらに独自の強みとして、通信の暗号化やIPアドレスによるアクセス制限機能を備えており、マイナンバーなどの機密情報も安全な環境で管理できます。

費用面では初期費用0円で導入でき、1〜50名の場合は「1名あたり月額300円」、500〜1,000名の場合は「1名あたり月額180円」と、人数規模が大きくなるほど単価が下がる無駄のない料金体系を採用しています。高度なセキュリティとコストパフォーマンスを両立させたい企業におすすめのツールです。

TimePro-VG

公式サイト:https://www.amano.co.jp/tis/line-up/timepro-vg/

項目 内容
提供形態 クラウド・オンプレミス
従業員規模 要問合せ
従量課金 要問合せ
月額費用 要問合せ
初期費用 要問合せ

TimePro-VG」は、アマノの90年にわたる実績とノウハウが結集された、中堅〜大手企業に選ばれている勤怠管理システムです。クラウドとオンプレミスの双方の導入形態に対応しています。

最大の特徴は、労務に精通した「専門のシステムエンジニア(SE)」が導入時のヒアリングから要件定義、本稼働まで伴走支援してくれる点です。複雑なシフト管理や独自の就業規則を持つ企業でも、自社に最適なシステムを構築できます。

機能面では、日々の実績だけでなく「見込データ」をもとにした今後の予測計算を行い、時間外労働の上限超過などの労務リスクを未然にアラート通知する機能が独自の大きな強みです。

費用やシステム構成は、各企業の要件に合わせて柔軟に提案されるため、詳細は要見積もりとなっています。エクセルライクな操作性で現場にも定着しやすく、多様な働き方に対応しつつ自社の運用フローを崩さずにデジタル化を進めたい企業におすすめのツールです。

ARROW

公式サイト:https://www.arrow-payment.com/

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 制限なし
従量課金 -
月額費用 1,980円~
初期費用 要問合せ

ARROW」は、シフト管理から勤怠、給与、各種労務管理までをワンパッケージで一元管理できるクラウド型システムです。

最大の特徴は、労務に必要な機能がすべて1つのソフトにまとまっており、「外部システムとの連携なし」で業務が完結できる点にあります。シフト作成、ICカードやGPSによる打刻、給与計算、帳票作成から年末調整に至るまで、現場を重視した豊富な機能が網羅されています。

これにより、複数の店舗を展開し、複数人の担当者で情報を管理したい企業でも、データが分散することなくスムーズな運用が可能です。

費用面では、余計なオプションを省いた極めてシンプルな料金体系を採用しており、月額基本料金1,980円(税抜)からという圧倒的な低価格で導入できます。

会社の規模や業種を問わず利用しやすく、最大60日間の無料トライアルも用意されているため、使い勝手やコストパフォーマンスをじっくり確認してから導入したい企業に特におすすめのツールです。

Dayforce Workcloud

公式サイト:https://dayforce.co.jp/workcloud/

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 要問合せ
従量課金 要問合せ
月額費用 要問合せ
初期費用 要問合せ

Dayforce Workcloud」は、給与計算・勤怠管理・人事管理などを一元化できるSaaS型のクラウドシステムです。

独自の強みは、「全機能が英語・日本語のバイリンガル対応」である点です。国内のシステムとしては珍しく、外国人スタッフも全機能を英語で利用でき、ビザ関連の情報管理にも対応しています。

また、期限のある提出物や重要な日付を自動で知らせる「リマインダー・通知機能」を備え、各種申請もメール内のボタンからワンクリックで承認・一括処理できるなど、現場のタスク漏れを防ぎ、管理者の負担を大きく軽減します。

従業員ごとの専用ポータルや、休暇や不在を可視化する共有カレンダー機能により、社内コミュニケーションも円滑になります。金融機関レベルの暗号化など強固なセキュリティや、通常2時間以内という迅速なサポート体制も整っており、多様な人材が働く企業や多拠点展開する企業に特におすすめのシステムです。

HR OnBoard

公式サイト:https://on-board.io/

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 制限なし
従量課金 要問合せ
月額費用 要問合せ
初期費用 要問合せ

HR OnBoard」は、新入社員の定着と活躍を支援し、“手遅れになる前の離職”を防ぐことに特化した離職防止ツールです。

最大の特徴は、毎月自動配信されるWebアンケートと、AIによる「離職リスク判定アルゴリズム」です。エン・ジャパン独自の「GRC分析」(ギャップ・人間関係・業務量)や、オンライン適性検査の結果を掛け合わせることで、従業員のコンディションを精緻に見える化します。

さらに、個々の状態に応じた具体的なフォロー(推奨アクション)方法までシステムが提案してくれるため、人事担当者が迷わず適切な対応をとれる点も魅力です。

費用面では、「1名あたり月額1,000円」という分かりやすい料金体系を採用しています。そして、「エン転職」や「engage」など、エン・ジャパン指定の求人サービス経由で入社した従業員に対しては無償で利用できます。手軽に導入しつつ、新入社員の定着率を劇的に改善したい企業に特におすすめのシステムです。

Welcome HR

公式サイト:https://workstyletech.com/welcomehr/service/salary/

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 要問合せ
従量課金 要問合せ
月額費用 要問合せ
初期費用 要問合せ

Welcome HR」は、現在利用中の給与ソフトとCSVで簡単に連携し、給与明細をペーパーレス化できるシステムです。

独自の強みは、多様な働き方に合わせた柔軟な運用とカスタマイズ性にあります。従業員の「締日・支払日」ごとにグループを分けて明細を一括送信できるため、送付漏れを防げます。

また、店舗ごとに従業員を管理できる「多店舗機能」や、保護者・保証人の同意を電子サインで取得できる「第三者サイン」機能など、オプションで自社の運用に合わせて拡張できる点も魅力です。飲食店や小売店など、多店舗展開を行う企業から高く支持されています。

従業員はスマートフォンからいつでも過去の明細を確認でき、退職後もマイページから閲覧・ダウンロードできるため、退職者への源泉徴収票などの郵送対応の手間を省けます。費用面でも低価格で導入でき、専属のCSによる手厚い導入サポートも受けられるため、初めて明細の電子化を進める企業にもおすすめのツールです。

HybRid

公式サイト:https://www.hybrid.cool/

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 要問合せ
従量課金 要問合せ
月額費用 要問合せ
初期費用 要問合せ

HybRid」は、人事・労務のエキスパートである社会保険労務士が開発・監修したクラウド型労務管理システムです。

最大の特徴は、労務コンサルタントの実務経験に基づき、現場で埋もれやすい課題の解決に特化して設計されている点です。

例えば、メールアドレスがなくてもスマートフォンから手続きできる「QRコード入社手続」や、従業員の不祥事(バイトテロなど)を抑止するための「同意書回収」機能、さらには顔と名前を紐付けてマネジメントしやすくする「顔写真管理」など、実践的な機能がそろっています。

また、導入時には現場責任者向けの説明会や労務の基礎知識研修を実施するなど、徹底的に伴走支援してくれる点も大きな魅力です。

高機能でありながら業界最安値のコストパフォーマンスで、詳細な費用は問い合わせが必要です。必要に応じて「WEB明細」や「労働条件通知」などのオプションを追加でき、確実に労務管理を仕組み化したい企業に特におすすめのツールです。

SMART DATA COLLECTOR(スマコレ)

公式サイト:https://www.home.smart-data-collector.com/

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 要問合せ
従量課金 要問合せ
月額費用 50,000円~
初期費用 要問合せ

SMART DATA COLLECTOR(スマコレ)」は、現在利用しているExcelやPDFの帳票とデータベースを直接接続し、手軽に業務改善を実現するデータ連携ツールです。

独自の強みは、「今のExcelやPDFのフォームをそのまま活かせる」点です。使い慣れたインターフェースを変更することなく、データだけをクラウドや社内システムで一元管理できます。これにより、新しいシステムを導入する際の「現場が操作に慣れない」といった課題を解消し、システム刷新のハードルを低く抑えることが可能です。

また、社内システムから必要なデータを直接Excelに取り出して自動集計や分析を行う機能も備えています。

費用面では、月額50,000円から導入可能です。専用のWeb画面をゼロから構築する必要がないため、大規模なシステム開発と比べて安価に業務改善を進められます。労務データの管理において「脱Excel」が難しいと感じている企業に特におすすめのツールです。

スキルノート

公式サイト:https://skillnote.jp/

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 制限なし
従量課金 要問合せ
月額費用 要問合せ
初期費用 要問合せ

スキルノート」は、製造業に特化したスキル管理・人材育成システムであり、数十名規模の部門から数万名規模の企業まで、250社以上の導入実績を誇ります。

最大の特徴は、現場に散在しがちな従業員のスキル情報や資格をデータとして一元管理・可視化できる点です。これにより、ISOなどの規格要求に対応した「QMS力量管理」の高度化や、スキルデータに基づくスピーディで適切な人材配置が実現します。

さらに、ベテランから若手への「技術伝承」や多能工化を見据えた計画的な次世代人材の育成を支援するほか、作業手順やノウハウを共有できる「動画マニュアル」機能によって現場教育を効率化できるのも大きな魅力です。

費用面は、利用人数や活用範囲に応じて最適なプランが個別に提案されるため、詳細は要見積もりとなっています。現場の安全管理(労働災害の防止など)を強化しつつ、データに基づいた戦略的な人材育成を推進したい製造業の企業に特におすすめのシステムです。


労務管理システム導入による費用面のメリット

労務管理システムの導入には費用がかかりますが、それ以上に大きなコスト削減効果が期待できます。

ここでは、システムを取り入れることによる費用面のメリットについて詳しく見ていきましょう。

  • 人件費や残業代を大幅に削減できる
  • ペーパーレス化で印刷・郵送費を削減できる
  • 業務効率化により生産性が向上する
  • 法改正対応にかかる調査・対応コストを抑えられる
  • ヒューマンエラー防止による手戻り時間を削減できる

人件費や残業代を大幅に削減できる

労務管理システムを導入すると、書類作成や申請業務にかかる時間が大きく削減されるため、人事担当者へ支払う残業代の抑制につながります。各種手続きの自動化が進めば、これまで複数のスタッフで担っていた労務管理業務を、より少ない人数で効率的に回すことが可能です。

さらに、全社的な申請手続きのデジタル化によって、一般従業員が事務作業に費やす時間も着実に減っていくでしょう。結果として、企業全体の総労働時間が短縮され、人件費や残業代の削減につながります。

ペーパーレス化で印刷・郵送費を削減できる

各種の労務手続きや雇用契約をオンラインで完結させることで、社内で使用する契約書や申請書の印刷にかかる用紙代やトナー代を削減できます。各拠点や従業員の自宅へ書類を郵送する手間も省けるため、毎月発生していた切手代や宅配便の発送費用が不要になる点も魅力です。

加えて、物理的な書類を保管するための社内キャビネットや外部倉庫も必要なくなるでしょう。書類の保管にかかるスペースや管理コストまで抑えられるため、経費削減効果をより実感しやすくなります。

業務効率化により生産性が向上する

入退社手続きや社会保険の電子申請がシステム上で完結するため、人事担当者が日々追われている定型業務の負担が大きく軽減されます。データ入力や書類の不備チェックに費やしていた時間が浮けば、採用活動や人事評価制度の再構築といった重要業務にリソースを割くことが可能です。

人事部門が戦略的なコア業務へ集中できるようになると、企業全体の組織力も着実に強化されていくことが期待できます。こうした好循環が生まれることで、企業全体の生産性向上につながるでしょう。

法改正対応にかかる調査・対応コストを抑えられる

労務管理システムが法改正に合わせて自動でアップデートされるため、自社で新しい法律の情報を細かく調べる調査コストを削減できます。法改正に伴う自社独自のシステム改修やカスタマイズの負担も軽減され、臨時の開発費用やメンテナンス工数を抑えやすくなります。

さらに、法律に準拠した正しい手続きがシステム上で常に担保されるため、安心して運用を続けられるでしょう。意図しない法令違反による労務リスクや罰則を回避しやすくなる点も見逃せません。

ヒューマンエラー防止による手戻り時間を削減できる

従業員自身がスマートフォンやパソコンから直接データを入力する仕組みのため、人事担当者による転記ミスや誤入力を防げます。必須項目の入力漏れがある場合にはシステムが自動で警告を出すので、書類の未記入による再提出や確認作業の手戻りも減らせるでしょう。

また、データの整合性がシステム上で自動的にチェックされれば、人事による目視での確認作業にかかる時間も大幅に短縮できます。ミスの削減と確認負担の軽減が、隠れた人件費の抑制につながるのです。


費用を抑える労務管理システムの選び方

労務管理システムのコストを抑えるには、料金の安さだけで判断せず、自社に合った選び方を意識することが欠かせません。

ここでは、費用対効果の高いシステムを選ぶための6つのポイントについて詳しく解説します。

  • 無駄な機能を削って、プランの基本料金を抑える
  • 既存システムとの連携で、日々の運用コストを下げる
  • 操作性の高いシステムを選んで、教育コストを削る
  • サポートの基本範囲を確認して、追加費用を防ぐ
  • 強固なセキュリティで、万が一の賠償リスクを防ぐ
  • 将来の拡張性を考慮して、乗り換え費用をなくす

無駄な機能を削って、プランの基本料金を抑える

自社にとって不要な機能を省いたシンプルなプランを選ぶことが、毎月のシステム基本料金を最小限に抑える最も確実な方法です。年末調整や入社手続きなど、自社が今すぐに効率化したい業務に必要な機能だけに絞って契約プランを決めましょう。

多機能な総合パッケージは一見魅力的に映りますが、使いこなせない機能に対して毎月高い料金を払い続けることになりかねません。まずは本当に必要な機能を洗い出すことから始めてください。

既存システムとの連携で、日々の運用コストを下げる

すでに自社で運用している勤怠管理システムや給与計算システムとAPIで直接連携させることは、日々の運用負担を抑える有効な方法です。システム間でCSVデータを手動で書き出して転記する二重の手間を省ければ、担当者の日々の業務時間を大きく短縮できます。

可能であれば、同一ベンダーが提供するシリーズ製品で一元管理するのも有効な手段です。データ連携のエラーに伴う再設定などの追加費用も発生しにくく、運用全体をスムーズに保てます。

操作性の高いシステムを選んで、教育コストを削る

マニュアルを見なくても誰もが直感的に操作できるシステムを選べば、導入初期に発生する従業員への教育コストを大幅に削減できます。無料のトライアル期間やデモ画面を活用し、ITツールに不慣れなスタッフでも迷わず申請できる画面設計かどうかを事前に検証しておきましょう。

操作性に優れたシステムは全社へスムーズに定着します。その結果、人事担当者への問い合わせ対応にかかる人件費まで抑えられる点も魅力です。

サポートの基本範囲を確認して、追加費用を防ぐ

毎月の基本料金に含まれるサポートの対応範囲を事前に細かく比較することが、運用開始後の想定外の追加費用を防ぐポイントです。電話対応やリアルタイムのチャットサポートが初期プラン内なのか、有料の追加オプションなのかを契約前にチェックしておきましょう。

万が一のシステムトラブル発生時に迅速に問題を解決できる体制が整っていれば、業務の停滞を最小限に抑えられます。また、トラブル対応にかかる負担や追加コストを抑えられるため、長期的なコスト削減も期待できます。

強固なセキュリティで、万が一の賠償リスクを防ぐ

国際的なセキュリティ認証であるISMSなどを取得したシステムを選ぶことは、情報漏洩に伴う莫大な損害賠償リスクを防ぐうえで欠かせません。マイナンバーや給与データといった極めて重要な個人情報を扱うため、通信の暗号化や2要素認証が標準機能として備わっているかを必ず確認してください。

万が一のセキュリティ事故が発生した際の金銭的・社会的な損失を未然に回避することこそ、最も重要なコスト対策といえます。目先の料金だけでなく、システムの安全性も重視して選ぶことが大切です。

将来の拡張性を考慮して、乗り換え費用をなくす

今後の企業の成長スピードや採用計画を見据えて拡張性の高いシステムを選んでおくことが、将来の乗り換え費用を抑える有効な手段となります。従業員数が大幅に増えたり、複数拠点へ展開したりした際にも、スムーズにプラン変更や細かい権限設定が行える仕様か確認しておきましょう。

数年後にシステムを再選定し、データ移行や運用ルールの見直しを行うことになれば、追加のコストや手間が発生します。こうした負担を避けるためにも、会社の規模に応じて柔軟にスケールできる製品を選ぶことが大切です。


見積もり・契約前に確認すべき費用の注意点

労務管理システムは、提示された見積もり金額だけで契約を決めてしまうと、後から思わぬ出費に悩まされることがあります。システムの金額以外で事前にチェックすべき主なポイントは以下のとおりです。

  • 見積もり外の「隠れコスト」を事前に把握する
  • 無料プランやトライアル利用の制限範囲を理解する
  • 従業員の増減に伴う料金変動のルールを確認する
  • 最低契約期間と途中解約の違約金をチェックする
  • データ移行費用が別途発生しないか確認する

ここでは、上記の注意点についてそれぞれ詳しく解説します。

見積もり外の「隠れコスト」を事前に把握する

見積書に記載された初期費用や月額料金のほかに、アカウントの追加手数料やデータ保存容量の拡張費用が発生しないか事前に確認しましょう。将来的にシステムを解約して他社へ乗り換える際の、データエクスポート機能が有料オプションになっていないかも細かく調べておくと安心です。

提示された基本料金だけを見て判断するのは、運用コストを見誤るリスクがあります。運用開始後に発生しうるイレギュラーなコストもすべて洗い出し、年間予算の正確なシミュレーションを行っておくことが重要です。

無料プランやトライアル利用の制限範囲を理解する

多くのベンダーが提供する無料プランには、利用できる従業員の人数枠や機能、サポートの対応範囲に厳しい制限が設けられています。無料トライアル期間が終了した後、登録したテストデータが自動的に削除されるのか、あるいは有料プランに引き継がれるのかもあらかじめ把握すべきポイントです。

自社の実際の業務運用に耐えられるかどうかを正確に検証したいなら、有料プランと同等の機能を期間限定で試せるシステムがおすすめです。無料プランの制限内容を正しく理解したうえで、自社の利用目的に合った形で活用しましょう。

従業員の増減に伴う料金変動のルールを確認する

パートやアルバイトの採用や離職が多い企業は、月の途中で発生する入退社における月額利用料金の日割り計算の有無を事前に確認する必要があります。アカウントの追加や削除の手続きが請求へ反映されるタイミングと、課金対象となる基準日についても、あらかじめ明確にしておかなければなりません。

繁忙期など特定の時期だけ一時的に従業員が増加するケースでは、契約形態の選択が重要です。年間契約の縛りによって、使わない期間の分まで無駄な費用が発生しないかを十分に調べておくことで、運用コストの最適化につながります。

最低契約期間と途中解約の違約金をチェックする

労務管理システムによっては、1年単位の年間契約を前提とすることで、月額料金を一定数割り引く料金プランが用意されています。万が一システムが自社の運用フローに合わず途中で解約する場合、残りの契約期間分の利用料金を違約金として一括請求されるケースもあるため注意してください。

導入初期の運用リスクを最小限に抑えたいのであれば、多少割高でもいつでも解約できる月単位の契約プランを検討してみましょう。契約を締結する前に、こうした解約条件の細部まで読み込んでおくことが欠かせません。

データ移行費用が別途発生しないか確認する

現在管理しているExcelのデータや、古い既存システムからのデータ移行作業をベンダーに依頼する場合は、その代行費用を調べておきましょう。代行費用が高額な場合には、自社の担当者が手動でCSVインポート作業をスムーズに行えるよう、マニュアルが整備されているかも調べておくと安心です。

データの移行作業に想定以上の時間とコストがかかると、新システムの稼働時期が大幅に遅れ、旧システムとの並行運用期間が長引く可能性があります。その結果、両方の利用料金を支払う必要が生じる恐れもあるため、事前に移行方法や費用を確認しておきましょう。


自社に合った労務管理システムで、業務効率化とコスト削減を実現しよう!

労務管理システムの費用は、初期費用や月額費用に加え、オプションや外部機器の連携、保守など、さまざまな要素で構成されています。料金モデルもユーザー課金制や定額制など複数あり、自社の規模や従業員数によって最適な選択は異なります。

システムを導入すれば人件費や印刷・郵送費を削減できるだけでなく、業務効率化や法改正対応の負担軽減といった効果も期待できるでしょう。無駄な機能を省きつつ、既存システムとの連携や操作性、サポート範囲、セキュリティ、拡張性まで見極めることが大切です。

隠れコストや解約条件にも注意しながら、自社に合ったシステムを選び、業務効率化とコスト削減を実現していきましょう。


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