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ネットワークセキュリティのおすすめ製品30選|導入メリットや選び方を解説

ネットワークセキュリティのおすすめ製品30選|導入メリットや選び方を解説

サイバー攻撃の手口が日々進化する現代において、企業のネットワークセキュリティ対策は事業継続を左右する重要な経営課題となっています。有事の際のリスクを最小限に抑えるため、新たなシステムの導入や見直しを急ぐ企業も増えているのが現状です。

しかし、製品の種類が多岐にわたるため、自社にどのような対策が必要なのか判断に迷う担当者の方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ネットワークセキュリティの基礎知識や導入するメリット、自社に合う製品の選び方を分かりやすく解説します。おすすめの製品30選も併せてご紹介しますので、最適なソリューションを見つけるためのヒントとして、ぜひ役立ててください。


【この記事のポイント】

  • ネットワークセキュリティは、サイバー攻撃の高度化やテレワークの普及により拡大した防御範囲から企業の情報資産を守り、事業継続と社会的信頼を確保するために必要不可欠な対策である。
  • 製品の導入にあたっては、自社の規模や解決すべき課題、運用スキル、費用対効果を総合的に分析し、ファイアウォールやWAFなど、多様な種類から適切な機能を持つ機器を選定すべきである。
  • 導入後も安全な通信環境を維持するために、ゼロトラストの考え方に基づく対策を講じ、継続的なログ監視やルールの見直し、従業員への教育といった運用体制を強固に構築する必要がある。

ネットワークセキュリティとは?

ネットワークセキュリティとは、企業の情報資産をさまざまな脅威から守るための包括的な対策を指します。近年はサイバー攻撃の高度化やテレワークの普及により、防御すべき範囲が大きく拡大しました。

ここでは、ネットワークセキュリティの定義や目的、企業が直面している課題、守るべき情報資産と社会的責任について詳しく解説します。

ネットワークセキュリティの定義と目的

ネットワークセキュリティとは、企業のネットワークを外部の脅威や内部の不正から保護するための仕組みです。具体的には、不正アクセスや情報漏洩、マルウェア感染といったさまざまなリスクを未然に防ぎ、安全な通信環境を維持する役割を担います。

最大の目的は、サイバー攻撃による情報漏洩やシステムの停止を防ぎ、企業の事業継続性を確保することです。万が一攻撃を受けると、業務停止による機会損失だけでなく、顧客や取引先からの信頼喪失を招く恐れがあります。

そのため、ハードウェア機器やソフトウェアツールを組み合わせ、多様化するネットワークの脅威へ包括的に対応できる体制を整えなければなりません。現代は、複数の対策を多層的に組み合わせる「多層防御」の考え方が、セキュリティ対策の基本となっています。

サイバー攻撃の高度化と被害の甚大化

近年はランサムウェアや標的型攻撃など、サイバー攻撃の手法が極めて高度かつ巧妙化しています。攻撃者はAIや最新技術を悪用し、従来の防御策をすり抜ける新たな手口を次々と生み出している状況です。

こうした攻撃による被害はシステム停止にとどまらず、億単位の身代金要求や損害賠償といった甚大な経済的損失に直結します。さらに、復旧までに数週間以上を要するケースもあり、企業活動への影響は計り知れません。

大企業だけでなく、サプライチェーンの弱点としてセキュリティの甘い中小企業が標的にされる事例も急増しています。取引先である中小企業を踏み台にして大企業を狙う「サプライチェーン攻撃」は、社会的にも大きな問題となっており、企業規模を問わない防衛対策の強化が急務となっています。

テレワーク普及による防御範囲の拡大

テレワークの普及により、従業員が社外ネットワークや私有端末を利用する機会が増加し、攻撃対象が大幅に広がりました。オフィス内に集約されていた業務環境が分散したことで、セキュリティ管理の難易度は飛躍的に高まっています。

社内と社外の境界線を守る従来の防御手法だけでは、多様なアクセス経路からの脅威を完全に防ぐことが困難な状況です。

さらに、クラウドサービスの利用拡大も相まって、守るべき領域は社内ネットワークの外側にまで及んでいます。自宅のルーターや公衆Wi-Fiなどの脆弱性を狙った攻撃が増加しており、ネットワーク全体を見直すタイミングを迎えていると言えるでしょう。

場所を問わず安全に業務を行える環境を整備することは、現代の企業にとって不可欠な取り組みです。

企業が守るべき情報資産と社会的責任

企業は顧客の個人情報や取引先の機密データなど、流出が許されない重要な情報資産を多数保有しています。これらの情報は事業活動の根幹をなすものであり、適切に管理する責任が経営者には課せられています。

万が一、情報漏洩を引き起こすと企業のブランドイメージが著しく低下し、市場での競争力を失う致命的な結果を招くでしょう。顧客からの信頼回復には長い年月を要し、場合によっては事業継続そのものが困難になるケースも少なくありません。

適切なセキュリティ対策を講じることは、取引先や顧客からの信頼を維持するうえで企業の重要な社会的責任と言えるでしょう。法令遵守の観点からも、個人情報保護法や各種ガイドラインに沿った対策の実施が求められます。


ネットワークセキュリティを導入するメリット

ネットワークセキュリティを導入することで、企業はさまざまなメリットを享受できます。

ここでは、具体的な5つのメリットについて詳しく見ていきましょう。

  • 情報漏洩やデータ改ざんを未然に防止できる
  • ランサムウェアなどによる、業務停止リスクを低減できる
  • 強固な対策で取引先や顧客からの信用を向上できる
  • セキュリティ担当者の運用や管理負担を軽減できる
  • 安全なテレワーク環境を構築して、生産性を高められる

情報漏洩やデータ改ざんを未然に防止できる

強固なネットワークセキュリティを構築することで、外部からのハッキングによる機密情報の窃取やデータ改ざんのリスクを大幅に低減できます。ファイアウォールやIPSといった対策を組み合わせることで、不正な通信を入り口でブロックし、悪意ある攻撃から重要な情報を守れるでしょう。

また、内部犯行や従業員のミスによるデータの不正な持ち出しを検知・制限し、情報漏洩のリスクを最小限に抑え込めるのも大きな利点です。アクセス権限の管理やログ監視を徹底することで、「誰が・いつ・どの情報にアクセスしたか」を正確に把握できる体制が整えられます。

顧客データや技術情報を安全に守り抜くことで、組織にとって根幹となる情報資産の価値を損なわずに維持できます。特に独自技術やノウハウを持つ企業にとっては、競争優位性を保つうえでもセキュリティ対策は欠かせない取り組みと言えるでしょう。

ランサムウェアなどによる、業務停止リスクを低減できる

最新の脅威情報に基づいた不正通信の遮断により、システムをロックして身代金を要求するランサムウェアの侵入を防ぎます。近年急増しているランサムウェア被害は、企業規模を問わず深刻な経営リスクとなっており、事前の対策が不可欠です。

万が一マルウェアに感染した場合でも、即座にネットワークから隔離する仕組みにより、他端末への被害拡大を阻止できます。被害を最小限に食い止めることで、復旧にかかる時間とコストを大幅に削減できるでしょう。

サイバー攻撃によるシステムダウンや工場の稼働停止を防ぎ、企業の事業継続と安定したサービス提供を支えます。特に製造業や物流業など、システム停止が直接売上に影響する業種では、堅牢なセキュリティ対策の導入効果が顕著に現れる傾向にあるのが特徴です。

強固な対策で取引先や顧客からの信用を向上できる

適切なセキュリティ対策を実施していることを対外的にアピールでき、取引先に対する企業のブランド価値や信頼性が高まります。セキュリティ認証の取得やプライバシーマークの掲示は、外部への信頼獲得に大きく貢献するでしょう。

近年は、サプライチェーン全体でのセキュリティ強化が重視されており、一定のセキュリティレベルを満たしていることが取引条件となるケースも増えています。そのため、十分な対策を講じることは、大企業との取引拡大や新規案件の獲得にも好影響をもたらすでしょう。

また、顧客のプライバシーを保護する姿勢を示すことで、消費者が安心してサービスを利用できるクリーンな環境を提供できます。信頼性の高い企業として認知されることは、新規顧客の獲得やリピーターの増加にも欠かせない要素です。

セキュリティ担当者の運用や管理負担を軽減できる

複数の機能が統合された製品や自動化ツールを導入することで、担当者の日々のログ確認や設定作業の手間を減らせます。個別にツールを管理する煩雑さから解放され、一元的な管理画面で効率的に業務を進められるでしょう。

また、脅威の検知から遮断までをシステムが自動で行うため、インシデント発生時の緊急対応に追われる時間の削減にもつながります。人手による対応では追いつかないスピードで攻撃が行われる現代において、自動化された防御機能は非常に心強い存在です。

運用管理の負担が減ることで、IT担当者はより生産性の高いコア業務や、新たなDX施策の推進にリソースを割きやすくなります。限られた人的リソースを有効活用することは、IT部門全体のパフォーマンス向上に直結する重要な経営判断と言えるでしょう。

安全なテレワーク環境を構築して、生産性を高められる

VPNやクラウドセキュリティを活用することで、従業員は自宅や外出先でも社内と同等の安全な環境で業務に取り組めます。通信の暗号化や認証強化により、リモートワーク特有のリスクを大幅に軽減できるでしょう。

場所を問わず必要なデータへセキュアにアクセスできるため、移動時間の削減や柔軟な働き方が実現し、業務効率が向上します。ワークライフバランスの改善は従業員満足度を高め、優秀な人材の定着率アップにも寄与する施策です。

こうしたセキュリティ面の不安を取り除くことで従業員の心理的ストレスが軽減され、チーム全体のパフォーマンスが最大化されます。安心して業務に集中できる環境は、創造性や生産性の向上を支える基盤となるでしょう。


自社に合う、おすすめネットワークセキュリティの選び方

ネットワークセキュリティ製品を選ぶ際は、自社の状況や課題を正確に把握したうえで、最適なものを選定することが重要です。以下のポイントを軸に、比較検討を進めましょう。

  • 自社の企業規模と従業員数に合わせる
  • 解決したいセキュリティ課題を明確にする
  • IT担当者のリソースと運用スキルを確認する
  • 費用対効果に見合う導入コストかを比較する
  • 運用代行やサポート体制の充実度をチェックする

ここでは、自社に合うネットワークセキュリティ製品を選ぶための5つのポイントについて、詳しく解説します。

自社の企業規模と従業員数に合わせる

ネットワークセキュリティ製品は、利用する従業員数や接続する端末の台数に応じて、適切な処理能力の機器を導入することが大切です。処理能力が不足すると通信速度の低下を招き、業務効率に悪影響を及ぼす恐れがあるため、注意してください。

また、小規模企業が大規模向けの製品を導入すると費用対効果が悪化するため、身の丈に合ったスペックを選択しましょう。逆に成長期の企業が小規模向け製品を選ぶと、早い段階でスペック不足に陥るケースも珍しくありません。

そのため、現在の企業規模だけでなく、将来的な人員増加や事業拡大を見据えて、ライセンスや機器の拡張性を確認しておくことが重要です。中長期的な視点で製品を選定することで、無駄な投資を避けながら効率的にセキュリティレベルを向上させられるでしょう。

解決したいセキュリティ課題を明確にする

自社が現在抱えている具体的なリスクや脆弱性を洗い出し、それを解決できる機能を持つ製品を優先して検討すべきです。課題を明確にせずに製品を選ぶと、本当に必要な機能が不足したり、不要な機能ばかりの製品を導入してしまったりする恐れがあります。

例えば、外部からの不正アクセスを防ぎたいのか、内部のデータ持ち出しを防ぎたいのかによって、適切な対策は大きく異なります。攻撃の経路や守るべき対象を整理することで、自社に適したソリューションが見えてくるでしょう。

不要な機能が多く搭載された製品は設定が複雑になるため、自社の目的に合致した過不足のないツールを見極めることが肝心です。シンプルな構成のほうが運用負担も少なく、結果的に高い効果を発揮するケースも少なくありません。

IT担当者のリソースと運用スキルを確認する

製品を導入しても適切に運用できなければ意味がないため、自社のIT担当者の人数と技術レベルを正確に把握しましょう。高機能な製品ほど運用スキルが求められる傾向にあり、人材不足の企業では機能を十分に活かしきれない可能性があります。

専任のセキュリティ担当者が不在の企業では、直感的に操作できて管理画面が日本語に対応した、使いやすい製品を選ぶのが望ましいです。操作性に優れたインターフェースは、トラブル発生時の迅速な対応にもつながる重要な要素と言えます。

もし、設定変更や日々のログ監視が負担になる場合は、専門的な知識がなくても運用できる、自動化機能の有無を確認しましょう。AIを活用した脅威検知機能を備えた製品なら、人手をかけずに高度なセキュリティを維持できるはずです。

費用対効果に見合う導入コストかを比較する

機器の本体価格や初期設定費用だけでなく、ライセンス更新料や保守費用を含むトータルコストを比較検討してください。初期費用が安くても運用コストが高額な製品もあるため、3年から5年程度のスパンで総額を試算することが不可欠です。

万が一、被害に遭った場合の想定損害額と製品の導入費用を天秤にかけ、経営的な視点で投資対効果が合うかを見極めましょう。セキュリティ対策は単なる「コスト」ではなく、企業の信頼を守るための「投資」であるという認識を持つことが大切です。

初期費用を抑えたい場合は、機器の購入ではなく月額料金で利用できるリース契約やクラウド型サービスを活用する方法もあります。クラウド型サービスは導入のハードルが低く、必要に応じて柔軟にプランを変更しやすい点もメリットです。

運用代行やサポート体制の充実度をチェックする

万が一トラブルが発生した際に、電話やチャットで迅速かつ的確な日本語サポートを受けられるかを、導入前に必ず確認しましょう。海外製品のなかには日本語サポートが手薄なケースもあるため、受付時間や対応言語の事前チェックは欠かせません。

また、社内の運用リソースが不足している場合は、専門ベンダーによる監視や設定変更の運用代行サービスを活用するのもおすすめです。24時間365日の監視体制を持つベンダーであれば、夜間や休日のインシデント時にも安心して対応を任せられます。

さらに、機器の故障時に代替機をすぐに発送してくれる保守サービスが用意されているかなど、復旧までのスピードも重視したいポイントです。ビジネスを止めないためには、平時の対応だけでなく、非常時のバックアップ体制まで見据えた製品選定が求められます。


【機能別】ネットワークセキュリティの種類

ネットワークセキュリティには、それぞれ異なる役割を持つ多様な種類が存在するため、目的に応じて使い分けることが肝心です。

ここでは、主要なネットワークセキュリティの種類について、それぞれの特徴や役割を詳しく解説します。

  • 外部からの不正アクセスを防ぐファイアウォール
  • 不正な通信を検知して遮断するIDSとIPS
  • Webサイトの脆弱性を守るWAF
  • 多様な機能を1つにまとめたUTM
  • 安全なリモートアクセスを実現するVPN
  • PC端末を守るセキュリティソフト

外部からの不正アクセスを防ぐファイアウォール

ファイアウォールは社内ネットワークとインターネットの境界に設置され、通信の通過と遮断を制御するシステムです。名前のとおり「防火壁」の役目を果たし、外部からの不正な侵入を阻止する大きな役割を担っています。

具体的には、送信元や宛先のIPアドレスなどの情報を基に不正な通信を判別し、外部からのサイバー攻撃を入り口で食い止める仕組みです。事前に設定したルールに基づいて通信を許可または拒否するため、企業のセキュリティポリシーに応じた柔軟な運用を行えます。

ネットワークセキュリティの最も基本的な対策であり、安全な通信環境を構築するための第一の防壁として機能します。近年ではこうした従来の機能に加え、アプリケーションレベルの制御が可能な次世代ファイアウォール(NGFW)も普及しており、より高度な防御を実現できるようになりました。

不正な通信を検知して遮断するIDSとIPS

IDSとIPSはそれぞれ以下のようなシステムを指します。

  • IDS(不正侵入検知システム):不正な通信を検知して管理者に通知する
  • IPS(不正侵入防止システム):検知した不正通信を自動的に遮断する

両者は似た役割を持ちますが、検知後のアクションが異なるため、自社の運用体制に応じて使い分けるのが賢明です。ファイアウォールでは防ぎきれないOSやアプリケーションの脆弱性を狙った高度な攻撃を、通信内容まで解析して防ぐ点が大きな特徴です。

パケットの中身まで詳細に検査することで、巧妙に偽装された攻撃も見逃しません。両者を組み合わせることで、ネットワーク内部に侵入しようとする未知のサイバー攻撃に対しても、迅速な対応が可能になります。

先述のファイアウォールと併用することで、多層的な防御体制を構築でき、より強固なセキュリティを実現できるでしょう。

Webサイトの脆弱性を守るWAF

WAFはWebアプリケーションの脆弱性を突いた攻撃から、企業のWebサイトやWebサーバーを専門的に保護するシステムです。通常のファイアウォールでは防げないアプリケーション層の攻撃に特化しており、Web運営企業には欠かせない対策となっています。

SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングなど、Web特有のサイバー攻撃を的確に検知して通信を遮断する仕組みです。万が一これらの攻撃を受けると、データベースの情報が抜き取られたり、サイト訪問者がマルウェアに感染したりするリスクが生じるため、注意しなければなりません。

特に、顧客の個人情報やクレジットカード情報を扱うECサイト、会員向けサービスを運営する企業には導入が不可欠でしょう。昨今はクラウド型のWAFサービスも充実しており、専門知識がなくても比較的導入しやすくなっています。

多様な機能を1つにまとめたUTM

UTMはファイアウォールやアンチウイルス、Webフィルタリングなどの複数のセキュリティ機能を一台に統合した機器です。「Unified Threat Management」の略で、日本語では「統合脅威管理」と呼ばれており、包括的なセキュリティ対策を提供します。

複数の対策ソフトを個別に導入するよりもコストを大幅に抑えられ、管理画面も1つにまとまるため、運用が容易になる点が魅力です。複数ベンダーとのやり取りが不要になることで、トラブル発生時の対応もスムーズに進められるでしょう。

専任のIT担当者がいない中小企業でも、手軽かつ網羅的にネットワーク全体の防衛レベルを向上させることができます。近年はクラウド型のUTMも登場しており、初期費用を抑えながら最新のセキュリティ機能を活用できる選択肢も増えています。

安全なリモートアクセスを実現するVPN

VPNはインターネット上に仮想的な専用線を構築し、通信データを暗号化することで安全なデータのやり取りを実現する技術です。「Virtual Private Network」の略であり、物理的な回線を新たに引かなくても、専用線と同等のセキュアな通信環境を低コストで築けます。

テレワーク環境において、自宅や外出先から社内ネットワークへアクセスする際の盗聴やデータ改ざんを強力に防ぎます。通信内容が暗号化されるため、第三者に傍受されても内容を解読されるリスクは極めて低いといえるでしょう。

また、公衆Wi-Fiを利用する際のリスクを軽減できるため、リモートワーカーが安全に社内システムを利用するために欠かせない仕組みです。カフェや出張先のホテルなど、セキュリティが脆弱なネットワーク環境であっても、安心して業務を進められます。

PC端末を守るセキュリティソフト

エンドポイントと呼ばれる従業員のパソコンやスマートフォン自体にインストールし、マルウェアの感染や発症を防ぐソフトです。ネットワーク全体を守る対策と並行して、個々の端末を保護することで、より強固なセキュリティ体制を構築できます。

近年は、従来のアンチウイルス機能だけでなく、不審な挙動を検知して被害の拡大を防ぐEDR機能を備えた製品が主流となってきました。EDR(Endpoint Detection and Response)は、未知の脅威に対しても迅速に対応できる先進的な機能として注目を集めています。

ネットワークをすり抜けて侵入した脅威に対する最後の砦として、ネットワークと端末を組み合わせた「多層防御」による対策は重要な役割を果たします。どれだけ堅牢な境界防御を構築しても完全な防御は不可能なため、エンドポイント対策との併用が現代のセキュリティ対策の標準となりつつあるのです。


おすすめネットワークセキュリティ製品30選

ここからは、おすすめのネットワークセキュリティ製品30選をご紹介します。

今回は、ネットワークセキュリティのなかでも、特に近年被害や法対応の必要性が急増している「Webサイト・アプリケーションの保護(WAF)」や「脆弱性診断サービス」を中心に厳選しました。

それぞれ提供形態や対応規模、料金体系などが異なるため、自社のニーズに合った製品を選ぶ参考にしてください。各製品の特徴を比較検討することで、最適なネットワークセキュリティ対策を実現できるでしょう。

Proactive Defense Web アプリケーション脆弱性診断サービス

公式サイト:https://www.proactivedefense.jp/services/vulnerability-assessment/web-application

項目 内容
提供形態 サービス
従業員規模 制限なし
従量課金 -
月額費用 お問合せ
初期費用 お問合せ

Proactive Defense Web アプリケーション脆弱性診断サービス」は、ECやSaaS、社会インフラなど多種多様な業界で利用されているセキュリティ診断サービスです。

最大の特徴は、ツールによる自動スキャンに依存せず、GIACなどの高度認定資格を持つ専門家が「マニュアル(手動)による丁寧な検証」を実施する点にあります。

また、システム開発ベンダーとしてのノウハウを活かし、実際の画面キャプチャを用いた図解入りの分かりやすいレポートを提供してくれるのが魅力です。ツールの自動生成ではなく、セキュリティチームが問題箇所と具体的な対策を丁寧に解説してくれます。

さらに、診断中に深刻な脆弱性が発見された場合は即座に速報が届くため、迅速なリスク対応が可能です。

クレジットカードのセキュリティガイドラインに対応した第三者チェックも提供しており、精度の高い客観的な診断結果や、確実なセキュリティ対策を求める企業に特におすすめのサービスです。

OCN光「フレッツ」IPoE

公式サイト:https://www.ntt.com/business/services/network/internet-connect/ocn-business/ftth/ipoe.html

項目 内容
提供形態 サービス
従業員規模 制限なし
従量課金 0円
月額費用 4,400円~
初期費用 お問合せ

OCN光「フレッツ」IPoE」は、NTTドコモビジネスが提供する法人向けの高速インターネット接続サービスです。

最大の特徴は、動画視聴などで混雑の原因となりやすい個人向けの通信を論理的に分離し、従来比2倍のゆとりある帯域を確保した「法人専用設計」である点です。これにより、アクセスが集中する時間帯でも遅延のない安定した通信環境を実現します。

セキュリティ面では、固定IPアドレスを活用できる点が強みです。送信元IPアドレスによるアクセス制限やセキュリティ認証が可能となり、社内からクラウドサービスへ安全に接続する環境を構築できます。さらに、回線ごとの通信量をWeb上で把握できるトラフィックレポート機能も備えています。

大規模な回線増設工事や複雑な設定変更が不要なため、リモート会議やクラウド業務の増加に伴い、安定かつセキュアなネットワーク環境を手軽に整備したい企業に最適なサービスです。

Mission Critical Mail

公式サイト:https://jpn.nec.com/mcmail/index.html

項目 内容
提供形態 クラウド、オンプレミス
従業員規模 500名以上
従量課金 お問合せ
月額費用 お問合せ
初期費用 お問合せ

Mission Critical Mail」は、NECが提供する、サイバー攻撃の脅威や情報漏えいリスクから企業を守る包括的なメールセキュリティ対策製品です。

最大の特徴は、近年課題となっている「脱PPAP」をスムーズに実現できる点です。添付ファイルを自動でBoxやSharePointといったクラウドストレージに分離し、メール本文にはダウンロードリンクのみを残す仕組みにより、安全なファイル共有環境を構築します。

また、マルウェア感染を防ぐメール無害化やなりすまし対策といった「入口対策」に加え、送信時の上司承認機能やBCC自動追加など、人為的ミスによる情報漏えいを防ぐ「出口対策」の機能も網羅しています。

クラウド、オンプレミス、ハイブリッドと既存環境に合わせた柔軟な導入形態が選べるほか、自社開発ならではの高いカスタマイズ性を備えており、自社独自のセキュリティポリシーに合わせて強固なメール環境を構築したい企業に最適なツールです。

攻撃遮断くん

公式サイト:https://www.shadan-kun.com/

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 要問合せ
従量課金 要問合せ
月額費用 10,000円~
初期費用 要問合せ

攻撃遮断くん」は、個人情報漏えいやWebサイトの改ざんを防ぐ、国内シェアNo.1のクラウド型WAFサービスです。

最大の特徴は、開発から運用、サポートまでのすべてを国内自社で対応している「純国産サービス」である点です。24時間365日体制で専任のオペレーターによる日本語サポートが受けられるため、専門知識がなくても安心して運用できます。

技術面では、独自の攻撃検知AIエンジンを搭載しているのが強みです。未知の攻撃を高速で発見するだけでなく、20,000以上のサイトへの導入実績に基づく膨大なデータを分析しているため、誤検知が起きにくく、稼働率99.999%という高い安定性を実現しています。

サーバー環境に合わせて「DNS切り替え型」と「エージェント連動型」の2種類から導入方式を選択でき、手厚い国内サポートを受けながら、確かな実績を持つAI技術でWebサイトを強固に保護したい企業におすすめのツールです。

Scutum

公式サイト:https://www.scutum.jp/

項目 内容
提供形態 サービス
従業員規模 要問合せ
従量課金 要問合せ
月額費用 29,800円~
初期費用 98,000円~

Scutum」は、クラウド型(SaaS型)WAF市場において12年連続で売上シェアNo.1を獲得している、国内トップブランドのWebアプリケーションファイアウォールです。

最大の特徴は、新たな脆弱性や攻撃手法に対する圧倒的な「対応スピード」です。専門の研究チームと開発チームが一体となって常に最新の脆弱性情報を分析しており、WAFで対応可能な重要脆弱性に対しては、注意喚起からほぼ24時間以内という迅速な防御ロジックの反映を実現しています。

また、セキュリティの専門知識がなくても導入・運用できる「お任せ運用」も大きな強みです。サーバーへのインストール作業は不要で、稼働中のサービスを止めることなく約1週間から導入できます。

導入後のアップデートもすべて自動で行われるため、運用の手間を一切かけることなく、常に最新で強固なWebセキュリティ対策を維持したい企業に最適なサービスです。

デジサート

公式サイト:https://www.digicert.com/jp

項目 内容
提供形態 サービス
従業員規模 要問合せ
従量課金 要問合せ
月額費用 要問合せ
初期費用 要問合せ

デジサート」は、世界中の主要ブラウザから高い信頼を得ている、デジタル証明書およびインターネットセキュリティのサービスです。

最大の特徴は、証明書の管理を一元化できるシステム「CertCentral」です。証明書の有効期限を通知したり、更新作業を自動化したりできるため、「更新忘れ」によるトラブルを防ぎます。また、IoT機器などへの証明書の自動配布も可能で、管理担当者の手間を大幅に減らせるのが強みです。

さらに、SSL/TLS証明書を「最短1時間」というスピードで発行できることに加え、未来の新たな脅威に備えた「量子耐性アルゴリズム」への対応も進めています。Webサイトの保護だけでなく、電子契約に使える署名や、ソフトウェアの改ざんを防ぐ署名など、用途に応じた多彩な証明書が揃っているのも魅力です。

日本語での手厚いサポート体制も整っており、証明書の管理負担を減らしつつ、社内のセキュリティを根本から強化したい企業に特におすすめのサービスです。

BLUE Sphere

公式サイト:https://bluesphere.jp/

項目 内容
提供形態 サービス
従業員規模 要問合せ
従量課金 要問合せ
月額費用 45,000円~
初期費用 100,000円

BLUE Sphere」は、WAF、DDoS防御、改ざん検知という3つの防御機能を備えたクラウド型のオールインワン総合セキュリティサービスです。

最大の特徴は、万が一の不測の事態に備えた「サイバーセキュリティ保険」が自動付帯されている点です。三井住友海上とのコラボレーションにより、Webサイトの防御だけでなく、インシデント発生時の賠償費用までカバーしてくれるため、確かな安心感を得られます。

機能面では、攻撃者が敬遠する複数の防御手段を組み合わせた「多層防御」を提供しているのが強みです。基本プランのなかにすべての脅威に対処する機能が含まれており、WebサイトのSSL化(暗号化)にも無償で対応しています。

さらに、保護対象として登録できるWebサイトの数に制限がありません。複数のWebサイトを運営しており、コストを抑えつつ網羅的で強力な防御体制を構築したい企業に、特におすすめのサービスです。

PrimeWAF

公式サイト:https://security.valtes.co.jp/primewaf/

項目 内容
提供形態 サービス
従業員規模 要問合せ
従量課金 要問合せ
月額費用 14,300円~
初期費用 55,000円

PrimeWAF」は、ソフトウェアテストなどを手掛けるバルテスが提供する、クラウド型のWAFサービスです。

最大の特徴は、トラフィックの変動に柔軟に対応する「自動料金切り替えシステム」を採用している点です。一般的な定額制WAFでは、通信量の最大値を超えないよう余裕を持ったプランを契約する必要がありますが、PrimeWAFなら利用帯域が上限を超えても自動で料金が切り替わります。これにより、事前のプラン変更手続きや、無駄な余剰コストの発生を防ぐことができます。

また、バルテス独自のノウハウを基にした防御ルールが標準搭載されており、専門知識がなくても簡単に設定できるのも強みです。検知した不正通信の履歴やサイトの状況は、視覚的に分かりやすいダッシュボードで確認でき、効果検証に便利なレポート機能も備わっています。

トラフィックの急増にも手間なく対応しつつ、運用コストを最適化したい企業に特におすすめのツールです。

Cloudbric WAF+

公式サイト:https://www.cloudbric.jp/cloudbric-waf/

項目 内容
提供形態 サービス
従業員規模 要問合せ
従量課金 要問合せ
月額費用 28,000円~
初期費用 68,000円~

Cloudbric WAF+」は、企業のWebアプリケーションとAPIを包括的に守るクラウド型Webセキュリティサービスです。

最大の特徴は、従来のWAF機能にとどまらず、近年増加するAPI通信への脅威に対する「API保護」や「悪性ボット対策」、危険度の高い「Malicious IP遮断」などを一つのプラットフォームで網羅している点です。特許取得済みの論理演算ベースの検知エンジンにより、高精度な攻撃遮断を実現します。

また、クレジットカード業界の厳格な国際セキュリティ基準である「PCI DSS v4.0.1」の準拠証明書(AOC)を取得しており、導入企業は審査にかかる工数やコストを大幅に削減できる点も大きな強みです。

SSL証明書の無料自動発行・更新機能も標準搭載されており、決済システムを扱うECサイトなど、国際基準を満たす高度な信頼性とAPIを含めた多角的な防衛網を構築したい企業に特におすすめのツールです。

AWS WAF

公式サイト:https://aws.amazon.com/jp/waf/

項目 内容
提供形態 サービス
従業員規模 要問合せ
従量課金 要問合せ
月額費用 要問合せ
初期費用 要問合せ

AWS WAF」は、Amazon Web Servicesが提供する、柔軟性と迅速な導入を両立したウェブアプリケーションファイアウォールです。

最大の特徴は、セキュリティ設定の複雑さと手間を最大80%削減できる「統合インターフェース」と「マネージドルール」です。APIやPHPアプリケーションなど、特定のワークロード向けに事前設定された保護テンプレートが用意されているため、深い専門知識がなくても迅速に最新のセキュリティ体制を構築できます。

また、独自の要件に合わせて、IPアドレスやHTTPヘッダーなどを基にした緻密なトラフィックフィルタリングルールを作成できる柔軟性も強みです。さらに、侵害された認証情報を悪用するアカウント乗っ取り詐欺の防止機能や、アプリケーション層のDDoS攻撃を自動的に軽減する機能も備えています。

セキュリティ設定にかかる時間を削減し、自社のアプリケーション構築に集中したい企業に特におすすめのサービスです。

Imperva WAF

公式サイト:https://www.imperva.com/ja/web-application-firewall-waf/

項目 内容
提供形態 サービス
従業員規模 要問合せ
従量課金 要問合せ
月額費用 要問合せ
初期費用 要問合せ

Imperva WAF」は、クラウドからオンプレミスまで、あらゆる環境のWebアプリケーションとAPIを保護する、業界最高水準のWebアプリケーションファイアウォールです。

最大の特徴は、「誤検知がほぼゼロ」という極めて高い検知精度です。一般的なWAFでは正当な通信の遮断を恐れて監視モードにとどまるケースが多いなか、本製品は専門の脅威調査チームが事前テストした管理ルールを提供しています。

そのため、94%以上の顧客が最初から脅威を確実に自動遮断する「ブロックモード」で安心して運用しているのが強みです。

また、「アラート疲れ」を解決する独自の分析ツール「Attack Analytics」も魅力です。機械学習を活用して数千ものセキュリティアラートを分析し、攻撃の発生元や手法を「ひとつの分かりやすいストーリー」として自動的に関連付けてくれます。重大なインシデント対応に素早く集中したい企業にもおすすめです。

アピリッツ

公式サイト:https://appirits.com/service/security/

項目 内容
提供形態 サービス
従業員規模 制限なし
従量課金 お問合せ
月額費用 お問合せ
初期費用 お問合せ

アピリッツ」のセキュリティ・脆弱性診断サービスは、企業のWebサイトやスマートフォンアプリ、クラウド環境などに潜むセキュリティリスクを洗い出すサービスです。

最大の特徴は、「スピード対応」と「手厚いアフターフォロー」です。お問い合わせから最短2日で診断を開始できるため、開発の結合テスト後からリリース予定日までの限られた期間でも、柔軟にスケジュール調整ができます。

また、診断をして終わりではなく、すべてのメニューに修正箇所が改善されたかを確認する「再診断」が無料でセットになっている点が大きな強みです。報告書の納品後1ヶ月間は、検出された問題へのメールQ&Aサポートも受けられるため、確実な改修まで、しっかりと伴走してくれます。

10年以上のサービス提供と1,200件以上の実績を持ち、リピート率90%以上を達成しています。開発サイクルを遅らせることなく、最後まで確実なセキュリティ対策を完遂したい企業に特におすすめです。

SmartConnect Network & Security

公式サイト:https://cloud.nttsmc.com/sns/

項目 内容
提供形態 サービス
従業員規模 要問合せ
従量課金 要問合せ
月額費用 要問合せ
初期費用 要問合せ

SmartConnect Network & Security」は、NTTスマートコネクトが提供するクラウド型サービスです。

最大の特徴は、セキュリティ機能(UTM、WAF、DDoS対策など)とネットワーク機能(VPN、ロードバランサなど)を自由に組み合わせ、必要な機能を必要な分だけ選択して導入できる「柔軟性の高さ」です。これにより、インターネットや専用網など、通信経路を問わずどこからでも繋がる自由なネットワーク設計を実現します。

また、NTTグループの堅牢なデータセンターと高度な運用監視を基盤としている点も大きな強みです。専門部隊が導入から日々の細かなチューニングまで代行してくれるため、自社の運用負担を大幅に削減できます。

政府のセキュリティ評価制度である「ISMAP」も取得しており、ネットワークの構築から日々の運用まで、ハイレベルな安全性をワンストップで確保したい企業におすすめのサービスです。

secuWAF

公式サイト:https://www.secuwaf.com/

項目 内容
提供形態 サービス
従業員規模 要問合せ
従量課金 要問合せ
月額費用 11,000円~
初期費用 0円~

secuWAF」は、外部からのサイバー攻撃を遮断し、様々な脅威からWebサイトを守るクラウド型のWAFサービスです。

最大の特徴は、クラウド型の手軽さを持ちながら、アプライアンス製品に近い「柔軟な個別設定」ができる点です。

トラフィックの上限内であれば複数サイトを定額で保護できる「サイト入れ放題」でありながら、導入したWebサイトごとにSOC側の支援による詳細な個別チューニングが行えるため、要件が異なる複数のシステムも一括で最適に防御できます。

また、WAFによる防御だけでなく、対象サイトを静的・動的に巡回してマルウェア感染の有無を検査・分析する「MALWARE CHECKER」機能を備えているのも、大きな強みです。

さらに、PCI DSSガイドラインに準じた専門エンジニアによるWebアプリケーションの簡易診断チケットが標準で付帯しており、コストを抑えつつ、本質的なセキュリティ強度を底上げしたい企業に特におすすめのサービスです。

SiteGuard

公式サイト:https://www.eg-secure.co.jp/siteguard

項目 内容
提供形態 サービス
従業員規模 要問合せ
従量課金 要問合せ
月額費用 25,000円~
初期費用 要問合せ

SiteGuard」は、150万サイト以上の圧倒的な導入実績を誇る純国産のWAFソリューションです。

最大の特徴は、お客様のシステム環境に合わせてクラウド型・ホスト型・ゲートウェイ型の3種類から製品を柔軟に選択できる点です。特にホスト型は、Webサーバー自体にインストールしてモジュールとして動作するため、専用ハードウェアの追加や既存のネットワーク構成を変更することなく、シンプルに導入できます。

一方、ゲートウェイ型を利用すれば、複数のWebサーバーを一元的に保護しながら、細かなカスタマイズを行うことも可能です。

ホスト型・ゲートウェイ型はインストールするOS数に応じたシンプルな課金体系となっており、ボリュームディスカウントやアカデミック価格も用意されています。自社のインフラ構成や予算に合わせて、最適なWebセキュリティ環境を構築したい企業や教育機関に特におすすめのサービスです。

SECURITY SURVEY

公式サイト:https://www.psc-securities.com/service/security-survey/

項目 内容
提供形態 サービス
従業員規模 -
従量課金 お問合せ
プラン費用 100,000円~

SECURITY SURVEY」は、株式会社ピーエスシーが提供する、システムへの侵入や情報漏えいなどのインシデントを未然に防ぐための脆弱性診断サービスです。

最大の特徴は、自社の予算や要件に合わせて選べる「5つの多彩な診断プラン」です。自動探査によるスピード診断から、手動シナリオによる高精度な診断、Web-APIへの対応、さらには緊急・高リスクな問題のみに絞ったピンポイント診断まで用意されており、無駄のないアプローチを柔軟に選択できます。

また、国内市場シェアNo.1を誇る高性能なセキュリティ診断ツール「Vex」を活用している点も大きな魅力です。1,800個以上もの膨大な診断項目を徹底的にチェックし、検出されたリスクの全体評価から具体的な修正・対応方法までを網羅した、百数十ページにも及ぶ詳細な総合レポートを提供してくれます。

自社の状況にぴったり合うプランで、網羅的かつ精緻なリスクの洗い出しを行いたい企業に特におすすめのサービスです。

InsightVM

公式サイト:https://www.rapid7.com/ja/products/insightvm/

項目 内容
提供形態 サービス
従業員規模 制限なし
従量課金 -
月額費用 2.19ドル~
初期費用 0ドル

InsightVM」は、Rapid7が提供する、ITエコシステム全体のリスクを可視化・低減する包括的な脆弱性管理ツールです。

最大の特徴は、単に脆弱性を発見するだけでなく、現実世界の脅威の背景やビジネスへの影響度、攻撃者の行動をAIが分析し、対応すべきリスクの「優先順位付け」を自動で行う点です。これにより、無数のアラートに忙殺されることなく、最も重要な脅威から効率的に対処できます。

また、自動化されたパッチ適用ツールを含む500以上のITOpsツールとネイティブに連携できる「修復ワークフローの自動化」も大きな強みです。セキュリティチームが発見した課題と具体的なガイダンスを直接ITチームの運用ツールへ配信し、部門間のシームレスな連携による迅速なリスク軽減を実現します。

単一のエージェントとエージェントレススキャンを用いて環境全体を継続的に可視化し、脆弱性の発見から修正までのサイクルを一気に効率化したい企業におすすめのサービスです。

InterSafe GatewayConnection

公式サイト:https://www.alsi.co.jp/solution/cybersecurity/isgc/

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 制限なし
従量課金 要問合せ
月額費用 300円~
初期費用 要問合せ

InterSafe GatewayConnection」は、ALSIが提供する、マルチOS(Windows、iOS、Android、Chrome OS)対応のクラウド型Webフィルタリングサービスです。

最大の特徴は、企業のテレワークから教育現場の「GIGAスクール構想」まで、多様な環境におけるデバイスの安全な利用と「見守り」を実現できる点です。

企業においては不正な書き込みや業務外利用による情報漏洩をブロックし、学校においては児童・生徒の検索語やアクセス履歴を可視化することで、ネットいじめの兆候などを早期に把握できます。

また、国内シェアNo.1を誇り、大手携帯キャリア3社にも採用されている高精度なフィルタリングデータベースを基盤としている点も大きな強みです。外部評価機関からも高い信頼を獲得しており、場所や端末を問わず、安全なインターネット利用環境を構築したい企業や学校におすすめのサービスです。

Syhunt

公式サイト:https://www.syhunt.com/jp/

項目 内容
提供形態 オンプレミス
従業員規模 要問合せ
従量課金 要問合せ
月額費用 要問合せ
初期費用 要問合せ

Syhunt」は、米国国防総省やドイツ政府など、世界中の厳格な組織で採用されている高度なWeb・モバイルアプリケーション脆弱性診断ツールです。

最大の特徴は、一般的なリモート診断に加え、ソースコード解析と動的解析を組み合わせた「ハイブリッド拡張分析」が可能な点です。自社開発の特許取得済み技術により、ソースコードの奥深くに潜む欠陥から、稼働中のアプリケーションの脆弱性までを徹底的に洗い出します。

また、GitHubなどの主要な開発ツールとシームレスに連携できる点も大きな強みです。開発の初期段階からセキュリティチェックを組み込むことができるため、開発スピードを落とすことなく、安全なリリースサイクルを維持する「DevSecOps」の実現を強力にサポートします。

世界最高水準の堅牢なアプリケーション開発を目指し、セキュリティとアジャイル開発を両立させたい企業に最適なツールです。

GRED Web セキュリティ診断 Cloud

公式サイト:https://www.hitachi-systems.com/ind/gred/website-check/

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 制限なし
従量課金 要問合せ
月額費用 128,000円~
初期費用 要問合せ

GRED Web セキュリティ診断 Cloud」は、日立システムズが提供する、サイバー攻撃の事前対策に特化したクラウド型の脆弱性診断サービスです。

最大の特徴は、URLを登録するだけでシステムが毎日自動でWebサイトを診断してくれる手軽さです。専門家による大掛かりな診断を待たずとも、NVDやJVNといった脆弱性情報データベースと連動して常時アップデートされるため、日々増加する新たなリスクを迅速に検知・通知してくれます。

また、WordPressなどのCMSプラグインの脆弱性や、「Log4Shell」のような特定の重大な脅威も検知できるのが強みです。毎日の自動スキャンに加え、任意のタイミングで月5回まで実行できる「オンデマンドスキャン」機能も備えており、入力フォームに対する「破壊型診断」も選択できます。

手間やコストをかけずに、常に最新の脅威に対するWebサイトの安全性を確認し続けたい企業に最適なサービスです。

SecurityBlanket

公式サイト:https://www.m-kcompany.co.jp/security-blanket/

項目 内容
提供形態 サービス、SaaS
従業員規模 制限なし
従量課金 お問合せ
年額費用 240,000円~
初期費用 お問合せ

SecurityBlanket」は、株式会社M&Kが提供する、IT環境のセキュリティ運用を強力にサポートするSaaS型脆弱性診断ツールです。

最大の特徴は、システムの規模やWebサイトの画面数に依存しない「定額での網羅的な診断」が可能な点です。インターネット経由ですべての診断が完結するため、新たな設備投資は不要で、動的サイトのクローリングなどにも対応しています。

また、安価でスピーディーなツール自動診断だけでなく、ECサイトや新規公開前のシステムなど、要件に合わせて「専門エンジニアによる手動診断を組み合わせられる」柔軟性も大きな強みです。手動診断の結果も、自動診断と同じお客様専用の管理画面上でシームレスに一元管理できます。

診断基準はCVEやOWASP、PCI DSSといった国際的なガイドラインに準拠しており、検出されたリスクは「緊急」から「低」までの5段階で分かりやすく可視化されます。信頼性の高い基準で自社システムを包括的に管理したい企業に最適なツールです。

脆弱性診断

公式サイト:https://service.valtes.co.jp/s-test/service/vulnerability/
https://security.valtes.co.jp/vulnerability/

項目 内容
提供形態 サービス
従業員規模 お問合せ
従量課金 お問合せ
月額費用 お問合せ
初期費用 お問合せ

脆弱性診断(Web/モバイル/IoT)」は、ソフトウェアの品質保証を専門とするバルテスが提供する、包括的なセキュリティ診断サービスです。

最大の特徴は、事前に診断箇所を記載した「遷移図」と「見積書」をセットで提示することで、診断項目や費用を「明瞭化」している点です。これにより、何を基準にどこまで診断されるのかがブラックボックス化せず、納得して依頼できます。

機能面では、Webサイトのみならず、モバイルアプリやIoT機器に特化したカスタマイズ手動診断を提供している点が魅力です。品質保証専門会社ならではのノウハウで、ツールでは発見困難な「認証・認可の不備」などの重大なリスクも精緻に洗い出します。

さらに、診断結果の報告後は、実際に診断に携わった担当エンジニア自身が質問に直接回答してくれるため、修正から再診断まで迷うことなく対策を完遂したい企業に特におすすめのサービスです。

secuas

公式サイト:https://secuas-cloud.com/

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 制限なし
従量課金 -
月額費用 10,000円~
初期費用 0円

secuas」は、URLを登録するだけで365日毎日自動で脆弱性を検査してくれる、継続型のWebアプリケーション脆弱性診断サービスです。

最大の特徴は、1〜99ページまで月額10,000円という低価格から始められる、コストパフォーマンスの高さです。スモールスタートが可能でありながら、最新の脆弱性情報の自動アップデートや、リスク発生時の即時メール通知など、網羅的な予防対策を手軽に実現できます。

また、運用時の手間を省く「ページ追加の自動検知機能」も強みです。サイト内に新しいページが増えた際も、利用者が設定を追加することなく自動で診断対象に含めてくれます。

さらに、検知された脆弱性については「具体的な対策方法」までサービス内で全て提示されるため、担当者への教育や引き継ぎにかかる内部コストを削減できます。予算や人的リソースが限られているなかでも、手軽にセキュアなWebサイト運用を継続したい企業に、特におすすめのサービスです。

SCT SECURE クラウドスキャン

公式サイト:https://product.sct.co.jp/product/security/cloud-scan

項目 内容
提供形態 クラウド
従業員規模 お問合せ
従量課金 お問合せ
月額費用 お問合せ
初期費用 お問合せ

SCT SECURE クラウドスキャン」は、三和コムテックが提供する、サイバー攻撃の足がかりとなる脆弱性を外部から毎日診断する、クラウド型のセキュリティサービスです。

最大の特徴は、Webアプリケーションだけでなく、ルーターやファイアウォール、DNSといったネットワークデバイスの弱点まで、包括的に検査できる点です。10年以上の研究開発実績を持つ独自エンジンには、50,000項目以上の脆弱性と5,000以上の攻撃スクリプトが集積されており、多角的な視点から精度の高いリスクの洗い出しを行います。

また、診断を実施している安全なサイトであることを訪問者にアピールできる「SCT SECURE診断実施マーク」が発行されるのも、大きな強みです。

クレジットカード業界の厳しいセキュリティ基準(PCIDSS ASV資格)を満たす高品質な診断を手軽に導入し、顧客に対する「目に見える安心」も同時に提供したい企業に特におすすめのサービスです。

MS&ADサイバーリスクファインダー

公式サイト:https://www.ms-ins.com/solution/cyber-security-finder/

項目 内容
提供形態 サービス、SaaS
従業員規模 お問合せ
従量課金 お問合せ
月額費用 お問合せ
初期費用 お問合せ

MS&ADサイバーリスクファインダー」は、三井住友海上が提供するサイバーセキュリティの脆弱性を自動診断するサービスです。同社の保険契約の有無に関わらず、すべての企業が利用できます。

最大の特徴は、自社の「メールアドレス(ドメイン)を登録するだけ」で、複雑なシステム設定を一切行わずに診断レポートが自動生成される圧倒的な手軽さです。

提供されるレポートもユニークで、技術的なセキュリティ課題だけでなく、インシデント発生時の被害想定額や、すでにインターネット上に流出しているデータの有無まで可視化してくれるのが大きな強みです。これにより、見えないリスクを経営層にも分かりやすい具体的な事実として共有できます。

さらに、初回の診断とオンラインでの専門家面談が「無料」で受けられるため、自社のサイバーリスクの現状をまずは手軽かつ具体的に把握してみたい企業に特におすすめのサービスです。

AeyeScan

公式サイト:https://www.aeyescan.jp/

項目 内容
提供形態 サービス
従業員規模 制限なし
従量課金 お問合せ
月額費用 お問合せ
初期費用 お問合せ

AeyeScan」は、AIを活用して高精度な脆弱性診断を自動化するクラウド型診断ツールです。

最大の特徴は、AIが人間のように画面を判別して入力を行う「自動巡回機能」です。従来は困難だったSPA(単一ページアプリケーション)やSSO(シングルサインオン)の画面、クレジットカード情報などの複雑なフォーム入力も、事前のテストシナリオ作成なしで自動かつ網羅的に診断できます。

また、自社で把握しきれていないWebサイトやAPIなどの放置された資産を自動検出し、対応の優先順位付け(トリアージ)まで行う「Web-ASM機能」を備えている点も大きな魅力です。

さらに、専用プラットフォーム「AeyeCopilot」を利用することで、脆弱性診断の進捗や計画を統合的に可視化・一元管理できます。大規模な開発体制において、組織全体のセキュリティガバナンスを強化し、対策の「抜け漏れ」を徹底的に防ぎたい企業に最適なサービスです。

Webアプリケーション脆弱性診断サービス

公式サイト:https://www.sakura-is.co.jp/solution/ps-000-033.html

項目 内容
提供形態 サービス
従業員規模 制限なし
従量課金 お問合せ
プラン費用 お問合せ

Webアプリケーション脆弱性診断サービス」は、さくら情報システムが提供する、20年以上の歴史を持つ高品質なセキュリティ診断サービスです。

最大の強みは、目的に合わせて選択できるツール診断と手動診断を組み合わせた機能です。

ネットワーク機器やミドルウェアの既知の脆弱性を自動スキャンする「ツール診断」に加え、専門家が実リスクを検証し、セッション管理の不備などアプリケーション固有の問題まで調べる「手動診断サービス」を提供しています。OWASP Top10に準拠した精緻な検査により、脆弱性の見逃しを防ぎます。

また、検出されたリスクを4段階の危険度で判定し、対応の優先順位付けをサポートする機能も魅力です。報告書には具体的な改修方法に加え、脆弱性を検出した際の操作値まで記載されるため、自社での改修後の再現確認を容易に行えます。

ビジネスに影響を与えない土日祝日や夜間の診断にも対応しており、確実な対策を行いたい企業に最適なサービスです。

Cloudflareアプリケーションサービス

公式サイト:https://www.cloudflare.com/ja-jp/application-services/

項目 内容
提供形態 サービス
従業員規模 要問合せ
従量課金 要問合せ
月額費用 要問合せ
初期費用 要問合せ

Cloudflareアプリケーションサービス」は、強固なセキュリティとWebサイトの高速化を同時に実現する包括的なクラウドサービスです。

最大の特徴は、全Webサイトの約20%ものトラフィックをプロキシすることで得られる、圧倒的な規模の「脅威インテリジェンス」です。日々平均で約2340億件もの脅威をブロックしており、未知のゼロデイ攻撃から最大級のDDoS攻撃まで、膨大なデータに基づく機械学習でWebアプリケーションを強力に保護します。

また、セキュリティを強化しても、パフォーマンスが低下しない点も大きな強みです。世界335都市以上に広がるネットワークにより、インターネット人口の95%に対して50ミリ秒以内でコンテンツを配信し、サイトの表示速度を大幅に向上させます。

さらに、プロンプトインジェクションやデータ流出からAI搭載アプリをリアルタイムで保護する機能も備わっており、最新技術を安全に活用しながら、快適なユーザー体験を提供したい企業に特におすすめです。

CloudCoffer

公式サイト:https://www.cloudcoffer.com/

項目 内容
提供形態 サービス
従業員規模 要問合せ
従量課金 要問合せ
月額費用 要問合せ
初期費用 要問合せ

CloudCoffer」は、政府機関や企業を外部・内部のハッキングから保護するネットワーク保護システムです。

最大の特徴は、複雑な設定を一切必要とせず、数秒でネットワーク保護を展開できる「プラグアンドプレイ」設計です。導入ハードルが極めて低いにも関わらず、サイバー攻撃の予測からマルウェア検知、プライバシー保護、コンテンツフィルタリングまでをオールインワンで網羅しています。

また、独自の設計により「数分で100倍の規模にシステムスケールを拡張」できる圧倒的な柔軟性も大きな強みです。企業規模を問わず導入でき、突発的なトラフィックの増加やビジネスの成長にも迅速に適応して、強固なセキュリティ環境を維持します。

ネットワークトラフィックの追跡や侵入監視をリアルタイムで行い、手間をかけずに即座に最高水準の保護環境を構築したい組織に、特におすすめです。

Webアプリケーション診断

公式サイト:https://gmo-cybersecurity.com/service/assessment/web-app/

項目 内容
提供形態 サービス
従業員規模 要問合せ
従量課金 要問合せ
月額費用 4,280円~
初期費用 要問合せ

「Webアプリケーション診断」は、GMOサイバーセキュリティ byイエラエが提供する、最高品質のセキュリティ診断サービスです。

最大の特徴として、金融機関や政府機関での豊富な実績に加え、未知の脅威である「0day(ゼロデイ)脆弱性」を発見するほどの、世界トップクラスの技術力を持つ点が挙げられます。

また、提出される報告書が「開発者目線」で書かれている点も大きな強みです。セキュリティ担当者以外にも理解しやすいよう、脆弱性の再現手順やシステムへの影響、具体的な対策方法までが論理的に記載されているため、開発現場が読んで納得でき、スムーズなチーム体制でのセキュリティ改修を実現します。

安価に内製化できるツール診断から、国際基準「ASVS」に準拠したプラン、対象選定からプロに任せるプラン、ソースコードの深部まで徹底的に調べるプランまで、5つの多彩なプランが用意されており、自社のフェーズに合わせて高品質な対策を行いたい企業に、特におすすめです。


これからのネットワークセキュリティに必須の考え方

ネットワーク環境やビジネスの形が変化するなか、従来の境界型防御だけでは対応しきれない脅威が増加しています。これからの時代に特に求められるセキュリティ対策は、以下のとおりです。

  • 境界型防御からゼロトラストへ移行する
  • クラウド利用を前提に、セキュリティ対策を講じる

ここでは、現代の企業に必須となる新しいセキュリティの考え方について、上記の2つの観点から詳しく解説していきます。

境界型防御からゼロトラストへ移行する

「社内は安全」という前提を捨て、すべてのアクセスを疑って常に認証と検証を行う「ゼロトラスト」の考え方が注目されています。従来は、社内ネットワークの内側を信頼できる領域として扱う境界型防御が主流でした。しかし、内部不正や標的型攻撃の増加により、この前提は通用しなくなっているのが現状です。

クラウドの普及やテレワークの常態化に伴い、ネットワークの境界線だけでは防ぎきれない脅威に対して、包括的な保護が求められます。社内外の境界が曖昧になった現代において、ゼロトラストは企業のセキュリティを根本から見直す、画期的なアプローチと言えるでしょう。

また、端末の健全性やユーザーのアクセス権限を都度確認することで、場所にとらわれない柔軟かつ堅牢なセキュリティを実現します。加えて、多要素認証やアクセス制御を組み合わせることで、不正なアクセスを徹底的に排除できる体制を構築可能です。

クラウド利用を前提に、セキュリティ対策を講じる

社内システムからクラウドサービスへの移行が進むなか、クラウド環境に特化したセキュリティ製品の導入も必要になるケースが増えています。従来のオンプレミス向けの対策では、クラウド特有のリスクに対応しきれないケースがあるため、これまでとは異なる視点での注意が不可欠です。

なかでも、従業員が利用するクラウドサービスを可視化し、シャドーIT(従業員が会社の情報システム部門に無断で、スマホ・PCといった個人端末や、無料ストレージ・チャットツールなどのオンラインサービスを業務に利用すること)による、情報漏洩リスクを適切にコントロールすることが急務となっています。

こうしたクラウドアクセスを監視・制御する「CASB」と呼ばれるソリューションを活用することで、シャドーITの全容を把握できるでしょう。

また、社外から直接クラウドへアクセスする通信を安全に保護する仕組みを取り入れ、トラフィックの集中による遅延を防ぐのにも有効です。近年では、「SASE」と呼ばれる新しいフレームワークも登場しており、ネットワークとセキュリティを統合した次世代型の対策として関心が高まっています。


ネットワークセキュリティ導入時の注意点と運用方法

ネットワークセキュリティを効果的に活用するためには、導入時の準備と継続的な運用が重要なカギを握ります。製品を導入するだけで満足してしまうと、十分な効果を発揮できないばかりか、かえって新たなリスクを生み出す恐れもあるでしょう。

ここでは、ネットワークセキュリティ導入時の注意点と効果的な運用方法について、以下の7つのポイントから解説します。

  • 導入前に、自社のネットワーク構成を正確に把握する
  • オーバースペックな製品選びによる、コスト増を避ける
  • セキュリティポリシーを明確に策定して、社内に周知する
  • 導入後も、ソフトウェアを常に最新の状態に更新する
  • 定期的なログ監視と異常検知時のアラート対応を行う
  • 従業員へ継続的なセキュリティ教育を実施する
  • 重大なインシデント発生時の対応計画を策定する

導入前に、自社のネットワーク構成を正確に把握する

現在利用しているネットワーク機器やサーバー、端末の種類と数を正確にリストアップし、環境の全体像を可視化します。構成図を作成することで、どこにどのような対策が必要かが明確になり、効率的な導入計画を立てられるでしょう。

また、既存のシステムと新しいセキュリティ製品が競合しないか、通信速度に悪影響を及ぼさないかを導入前に必ず確認してください。互換性の問題が導入後に発覚すると大きな手戻りが発生するため、事前検証はトラブルを防ぐうえで欠かせない工程と言えます。

もし、構成を把握せずに導入を進めてしまえば、システム障害や予期せぬ脆弱性を生み出す原因となりかねません。だからこそ事前調査を重ね、時間をかけて丁寧に準備することが、結果的にスムーズな導入と安定した運用につながるのです。

オーバースペックな製品選びによる、コスト増を避ける

多機能で高性能な製品は魅力的ですが、自社で使いこなせない機能に対して高額な費用を払うことは、経営的な無駄となりかねません。高機能であれば必ずしもセキュリティが万全とは限らず、自社にとって本当に必要な機能を見極める、冷静な判断が求められます。

導入の際は、必要な機能と予算のバランスを冷静に比較し、自社の規模や脅威のレベルに合致したコスト効率の良い製品を選びましょう。複数の製品を比較検討することで、過剰な機能を排除した最適な選択肢が見つかるはずです。

さらに、スモールスタートで導入し、事業の成長やテレワークの拡大に合わせて機能を柔軟に追加できる拡張性の高いサービスを選ぶことも有効です。段階的な拡張が可能な製品であれば、初期投資を抑えつつ、必要に応じてセキュリティレベルを強化できる利点があります。

セキュリティポリシーを明確に策定して、社内に周知する

システムを導入するだけでなく、情報の取り扱いやパスワードの運用に関する、明確な社内ルールを定めたポリシーを作成すべきです。技術的な対策と組織的な対策の両方がそろって初めて、真に有効なセキュリティ体制が構築できるでしょう。

策定したポリシーは全従業員に周知徹底し、ルールの重要性と違反した場合のリスクを理解させて、組織全体の意識を高める必要があります。形骸化したポリシーではシステムを導入した意味がないため、定期的な研修や啓発活動を通じて、現場への浸透を図る取り組みが欠かせません。

さらに、働き方の変化や新たな脅威の出現に合わせて、定期的にポリシーの内容を見直し、常に現実的で有効なルールを維持することも大切です。ポリシーは一度作って終わりにするのではなく、ビジネス環境の変化に応じて継続的にアップデートしていく姿勢が求められます。

導入後も、ソフトウェアを常に最新の状態に更新する

サイバー攻撃の手法は日々進化しているため、セキュリティ製品のファームウェアやソフトウェアを常に最新版にアップデートすることが不可欠です。古いバージョンには既に発見された脆弱性が残っている可能性があり、攻撃者にとって格好の標的となってしまうでしょう。

もし更新を怠ると、新たな脆弱性を突かれて侵入を許す隙を与えてしまうため、自動更新機能の活用や定期的なメンテナンスを実施しなければなりません。更新作業を仕組み化することで、人的ミスによる更新漏れを防げる体制を整えられます。

OSや利用しているアプリケーションのパッチ適用も迅速に行い、ネットワーク全体の防御力を常に高く保ち続けましょう。セキュリティ製品単体だけでなく、関連する全てのソフトウェアを最新の状態に維持することが、強固な防御体制の基本となります。

定期的なログ監視と異常検知時のアラート対応を行う

導入して満足するのではなく、日々の通信ログを定期的に監視し、不審なアクセスや異常な挙動がないかを継続的に確認しましょう。ログには攻撃の予兆や進行中の脅威に関する重要な情報が含まれているため、見逃さない体制づくりが極めて重要です。

また、異常を知らせるアラートが鳴った際に、誰がどのように対処するのかのフローを明確にし、迅速な原因究明と対応を実行できる体制を整えることも肝心です。役割分担と連絡体制をあらかじめ整備しておくことで、緊急時にも混乱なく対応できるでしょう。

社内で監視体制を維持するのが難しい場合は、セキュリティベンダーが提供する24時間365日の監視代行サービスの利用を検討してみてください。専門家による継続的な監視は、自社のリソース不足を補う有効な選択肢として多くの企業で活用されています。

従業員へ継続的なセキュリティ教育を実施する

システムによる技術的な対策だけでなく、従業員一人ひとりのセキュリティ意識を向上させる、定期的な教育が欠かせません。どれほど優れたシステムを導入しても、利用する人間の意識が低ければ、簡単に攻撃を許してしまうリスクがあります。

対策として、標的型メールの訓練や最新の脅威事例の共有を通じて、不審なメールを開封しないといったリテラシーを社内に定着させるのが効果的です。実践的な訓練を繰り返すことで、緊急時にも冷静かつ適切な判断ができる人材の育成につながります。

また、ヒューマンエラーによる情報漏洩を未然に防ぐため、パスワード管理の徹底や社内ルールの遵守を継続的に啓発することも重要です。セキュリティ事故の多くは人的ミスが原因とされているため、地道な教育活動が組織全体の防御力向上に直結します。

重大なインシデント発生時の対応計画を策定する

完璧な防御は不可能であるという前提に立ち、サイバー攻撃を受けた際の被害を最小限に抑えるための行動計画を準備しましょう。インシデント対応計画はBCP(事業継続計画)の重要な一部として位置付け、経営層を巻き込んで策定する必要があります。

また、インシデント発生時の報告ルートや外部機関への連絡手順を明確にし、迅速な初動対応が行える体制をあらかじめ構築するのが望ましいです。警察やIPAなどの関連機関との連携手順も事前に整理しておくことで、有事の際にスムーズな対応が可能となります。

さらに、定期的にシミュレーション訓練を実施して計画の実効性を検証し、有事の際に組織全体がパニックにならず冷静に動けるように整えましょう。机上の計画だけでなく実践的な訓練を重ねることで、実際の緊急事態において真価を発揮する対応力が身に付きます。


ネットワークセキュリティで、自社の情報資産を守り抜こう!

本記事では、ネットワークセキュリティの基礎知識から導入メリット、選び方、機能別の種類、運用上の注意点まで幅広く解説しました。サイバー攻撃が高度化し、テレワークが常態化した現代において、ネットワークセキュリティ対策は企業に必須の経営課題となっています。

情報漏洩や業務停止のリスクを低減し、取引先や顧客からの信頼を維持するためには、自社に合った製品を適切に選定し、継続的に運用することが欠かせません。

本記事で紹介した選び方のポイントやおすすめ製品を参考に、自社の課題に合った最適なネットワークセキュリティ対策を実現し、大切な情報資産を守り抜きましょう。


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