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予算の少ない中小企業でもDX化できるポイントを解説

予算の少ない中小企業でもDX化できるポイントを解説

最近DXという言葉を耳にします。DXとはデジタルトランスフォーメーションの略語で、デジタル技術によってビジネスや生活が変容することをさします。中小企業がDXをすすめようにも予算がかかるため、導入したくてもできない企業も多いでしょう。

そこで今回は、少ない予算でもDX化できるツールとDX化のポイントを解説します。「DX化をしたいけど予算がなくて困っている」という担当者の方はぜひ参考にしてください。


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中小企業がDX化を推進するメリット3選

はじめに、中小企業がDX化を推進するメリットを3つ解説していきます。

メリット1:業務効率化で余分なコスト削減

チャットツールや会計システムを導入すると、業務が効率化され、それまで余分にかかっていたコストが軽減されます。請求書や企画書などを紙からデジタルに変えるだけでコスト削減になる上に、紙ごみの削減にもつながります。

メリット2:働き方改革の実現

DX化をすすめていくと、業務を行う場所の制限がなくなります。例えばSlackやChatworkなどのチャットツールを導入すれば、チーム内の状況がその場にいなくても分かるようになります。また、ZoomやTeams等のオンライン上でビデオ通話ができるツールを導入すれば場所を問わずミーティングを行えるようになります。このようなツールを駆使することで、現在国が推進しているテレワークが促進され、働き方改革実現に近づくのです。

メリット3:業務の生産性向上

上記のようなITツールを駆使すると、常にオンライン上でコミュニケーションが取れる状況になったり、資料の受け渡しをメールで行ったりする時間も大幅に短縮可能です。業務にかかる時間が削減されて、結果業務の生産性が向上することになります。


中小企業が低予算で実現できる3つのDX化ツール

次に、中小企業が無料・低予算で実現できるDX化ツールを3つ紹介していきます。

その1:Chatwork

Chatworkは、無料で始められるチャットツールです。グループチャットの作成や資料の添付など、行うに必要なコミュニケーションが一通り可能です。気になるセキュリティ問題については、銀行と同レベルのセキュリティ水準を保っているので機密情報が外部に漏れる心配も少ないでしょう。

無料プランはグループチャットの作成に制限がありますが、月額800円から始められる有料プランに切り替えるとグループチャット作成の制限がなくなります。企業での導入を検討する場合、無料プランから試してみて有料プランに切り替えるのもよいでしょう。

その2:Slack

Slackは、Chatworkと同様に無料で使えるチャットツールです。IT系のビジネスマンから人気を誇っていましたが、現在ではさまざまな業種の企業が導入しています。Slackの料金形態は下記のとおりです。

フリー

プロ

ビジネスプラス

無料

年払い時のひとりあたりの月額850円

月払い時のひとりあたりの月額960円

年払い時のひとりあたりの月額1,600円

月払い時のひとりあたりの月額1,800円

フリープランは、直近1万件のメッセージのみ閲覧可能、プロプランでは全履歴を閲覧することができます。ビジネスプラスプランは、充実したサポートが受けられるのが特徴です。

Googleとの相性がよく、Googleが提供しているサービスとの連携が可能です。利用する際はGoogleアカウントを作成しておくとスムーズです。Slackに参加するメンバーのGoogleアカウントを、Googleカレンダーと連携させればスケジュールの共有も可能です。チャット機能も充実しており、特定の相手にメッセージを送れる「メンション機能」も付いています。

その3:社用携帯をスマホに変える

社用携帯をガラケーからスマホに変えるだけでも十分なDX化です。日本はスマホの普及率が90%を超えており、パソコンは苦手だけどスマホならなんとなく操作できるという人も少なくありません。上述しているChatworkやSlackはスマホ用のアプリも開発されています。導入さえすれば、パソコンを持ち運ばなくても利用可能です。

パソコンの購入は費用がかかりハードルが上がります。しかしスマホは多くのキャリアでリース契約ができ、パソコンを導入するよりも低予算でDX化を実現できます。


中小企業でもDXが成功するコツ

中小企業でもDXが成功するコツを2つ紹介します。

無料・低コストでできることから始める

中小企業がDX化をすすめるにあたり、いきなり有料のツールやシステムを導入するのはおすすめしません。かかった費用を回収することを優先してしまい、逆に業績が下がってしまう可能性があるからです。予算が十分でない場合、無料または低コストで導入できるツールやシステムからDX化をすすめましょう。

社内の意識改革を行う

DX化には、社員全員の意識改革が必要不可欠です。アナログに慣れている社員が多い企業は、デジタル技術を嫌う傾向にあります。そういった企業では、DX化をすすめると社員にとってどんなメリットがあるのか、企業に何が起きるのかを事前に説明しておくことが大切です。社内の意識がまとまるとDX化が加速し、デジタル技術に対する嫌悪感や偏見が少なくなります。


中小企業は低予算で導入できるツールでDX化を進めよう

中小企業がDX化をすすめるのは難しいといわれていますが、無料・低予算で導入できるツールも増えています。コストを最小限に抑えられるツールを使ってDX化を加速させ、業務を活発化させましょう。

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bizocean編集部

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