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ビジネス文書の書き方 第10回  書式(4) お祝い状・お見舞い状

著者:   bizocean編集部

ビジネス文書の書き方 第10回  書式(4) お祝い状・お見舞い状

この連載では、ビジネス文書の適切な書き方をお伝えします。

ビジネス文書には、一定の書式があります。今回は、お祝い状・お見舞い状・お見舞いへのお礼状の9種の文例を見てみましょう。


【新社屋落成お祝い状】

会社の祝いごと(社屋の新築、創業記念、新事業所開設など)に対して、喜びの気持ちを込めてお祝いを述べる文です。タイミングを逸しないよう、すぐにお出ししましょう。


【昇進お祝い状】

個人の祝いごと(栄転、昇進、受賞など)に対して、お祝いを述べる文です。


お見舞い状のマナー

病気・事故・災害などの知らせを聞いたら、できるだけ早くお見舞いの言葉をかけましょう。

お見舞い状では、改まった相手であっても時候の句(○○の候)、前文(ご清祥のこととお慶び申し上げます)は不要です。頭語を入れる場合は「急啓」「前略」「省冠」などとし、結語は「草々」「不一」を使います。

何より、先方の安否と心情を気遣い、思いやりのある文面になるよう注意を払うことが大切です。前向きな表現で見舞うのが望ましいですが、過度に明るい文面や社会復帰を急がせて期待する文面は、プレッシャーを与えることもあります。状態が思わしくない場合はご家族宛に書き、心配する旨とともにご家族をいたわる言葉を添えましょう。

また、返信を求める書き方は控えたほうが良いでしょう。大変な時に先方に気遣いをさせないよう、十分配慮したいものです。

<使ってはいけない表現>

  • 他の病気や災害との比較(「あの時よりも軽くて良かった」など)
  • 病名や病状を必要以上に聞き、その内容に触れる表現
  • 忌み言葉(不吉な状況を連想させる言葉)

忌み言葉には、次のようなものがあります。

弱る/枯れる/衰える/重なる/続く/終わる/消える/落ちる/苦しむ/折れる/再び/たびたび/返す返す/追って/四(=死)/九(=苦)


【病気お見舞い状】


【災害お見舞い状】


病気見舞いお礼状

お見舞いをいただいた際のお礼状は、体調が落ち着いてから出せば大丈夫です。

職場の方や上司に宛てる場合は、迷惑をかけていることを詫びる一文を添えましょう。

<上司宛>

<友人知人宛>

<家族が代筆する場合>


【災害見舞いお礼状】

被災を心配してくれた方に感謝の気持ちを表すお礼状です。家族の安否、被害の程度(けが、家屋の損傷)、復旧具合など、近況を報告すると先方も安心してくれるでしょう。

<会社宛>

<個人宛>

次回も引き続き、お詫び状などの書式を紹介します。

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