ビジネス文書の書き方 第20回 ビジネスメールの書式(7) 顧客営業③
この連載では、ビジネス文書の適切な書き方をお伝えします。
ビジネス文書には、一定の書式があります。前回に続き、お客様への営業メールや個人的な挨拶メールの文例6種を見てみましょう。
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【引き継ぎ挨拶の訪問日程相談メール】
異動により、これまでの営業担当先を外れることになりました。引き継ぎの挨拶のため、お客様に面会を打診するメールです。電話でアポイントを取るのが確実ですが、不在の場合などはメールで連絡しましょう。「後任者と2人で」「後任者・上司と3人で」など訪問する人数をお伝えした上で、日程を相談します。
【担当者交代の挨拶と後任者の紹介メール】
部署内の体制の変更などで担当者が交代することもあります。すべてのお客様に面会または電話で挨拶したいところですが、難しい場合はメールでお知らせしましょう。
【新担当者挨拶の訪問日程相談メール】
新たな営業担当者として、お客様に面会を打診するメールです。前任者がお客様に担当者交代をお知らせし、後任者の氏名を告げたことを確認した上で、「後任の○○と申します」と名乗ります。
しばらく取引がなかったお客様からは返信をいただけないことも考えられますが、折々に挨拶を欠かさないよう心がけたいものです。
【転勤の挨拶メール】
転勤する場合は、前の勤務地でお世話になった方にお礼の挨拶を述べるとともに、新たな連絡先をお知らせしましょう。「各位」として複数の方に一斉送信する場合、宛先は必ずBCCを使用します。
個人として送る挨拶メール
友人知人に送る私信として、転居と定年退職の挨拶メールを見てみましょう。
【転居の挨拶メール】
【定年退職の挨拶メール】
次回も引き続き、ビジネスメールの文例を紹介します。