郵便局で収入印紙は購入できる？ 種類と買い方を紹介！
収入印紙は郵便局で全種類購入できるうえ、急に必要になった際もコンビニで手軽に買えます。
この記事では、経理部担当の社員に向けて、郵便局で買える収入印紙の種類や時間帯、購入する際の手続きなどをわかりやすく解説しました。
また、本記事の後半部分では、郵便局以外で収入印紙を買える場所や注意点などをまとめましたので、ぜひ最後まで見てください。
郵便局で買える収入印紙の種類と時間
郵便局で買える収入印紙の種類と、購入可能な時間を見ていきましょう。
購入可能な収入印紙
郵便局では、すべての収入印紙（31種類）を購入できます。価格は印紙ごとに表示されている金額です。
収入印紙の種類は次の通りです。
- 1円、2円、5円、10円、20円
- 30円、40円、50円、60円、80円
- 100円、120円、200円、300円、400円
- 500円、600円、1,000円、2,000円、3,000円
- 4,000円、5,000円、6,000円、8,000円、10,000円
- 20,000円、30,000円、40,000円、50,000円、60,000円、100,000円
（出典：国税庁 収入印紙の形式改正について）
購入可能な日・時間
収入印紙を郵便局で購入できる時間帯は、平日9時〜17時です。ゆうゆう窓口を利用すれば、平日及び土日祝日の7時〜21時に購入できます。
ただし、郵便局の店舗によって具体的な営業時間は異なります。近くの郵便局の営業時間は次のサイトで調べられるため、ぜひ活用してください。
（参照：日本郵政グループ「郵便局・ATMをさがす」）
収入印紙を郵便局で購入する手順
収入印紙を郵便局で購入する手順をまとめました。
- 郵便局の窓口に行く
- 収入印紙を受け取る
それぞれ詳しく解説します。
郵便局の窓口に行く
収入印紙を郵便局で買うときは、次の2点を窓口で伝えましょう。
- 収入印紙の種類
- 必要な枚数
なお、支払いは現金のみです。収入印紙は宝くじなどと同様に、キャッシュレスで支払えないためです。
また、数万円単位などの高額な収入印紙が欲しい場合、その収入印紙の在庫が店舗にあるかどうかを事前に電話で確認するとよいでしょう。
特に5万円以上の収入印紙は店舗によって取り扱いのない場合があります。
収入印紙を受け取る
収入印紙を受け取る際は、額面と「収入印紙」と記載されているかどうかをチェックしましょう。
収入印紙と似たような言葉である、「収入証紙」や「特許印紙」と間違えて提供される可能性があるためです。
また、収入印紙を購入した際にもらえる証憑は、会社に提出しなければなりませんので、なくさないようにしましょう。
証憑には取引内容や取引条件などが記載されており、取引の証拠になる書類です。
郵便局以外にもある収入印紙の購入場所
郵便局以外で収入印紙を購入できる場所は主に7つです。
- コンビニ
- 商店
- 法務局
- 市役所
- 区役所
- 金券ショップ
- ネットオークション
それぞれ詳しく見ていきましょう。
コンビニや商店
コンビニでは200円の収入印紙のみ購入できます。
また、必要な収入印紙の額面を伝えれば取り寄せできるケースもあり、酒屋やたばこ屋などの商店でも収入印紙を買えます。
ただし、その商店は日本郵便株式会社から業務委託を受けていなければ、収入印紙を取り扱いできません。
収入印紙を取り扱っていない店舗もありますので、事前に電話で確認するとよいでしょう。
（出典：郵便切手類販売所等に関する法律第2条）
法務局
法務局では収入印紙が必要な手続きがあるため、収入印紙を買えます。
営業時間は平日午前8時30分〜17時15分で、土日祝日と年末年始は営業していません。
（出典：業務取扱時間・開庁日のお知らせ）
市役所や区役所
市役所や区役所でも収入印紙を買えます。
ただし、すべての事務所で販売しているわけではありません。電話やホームページなどで事前に確認してから行きましょう。
金券ショップやネットオークション
金券ショップでは、収入印紙の通常価格より割り引かれた価格で購入できる場合もあります。
ただし、金券ショップで購入する収入印紙は、課税対象のため消費税が加算されます。
また、ネットオークションなどでも収入印紙を安く買える場合がありますが、個人同士の売買のため、購入時にトラブルに遭うケースもあるでしょう。
価格以上の手間がかかることも考慮すると、正規の購入方法をおすすめします。
郵便局を収入印紙で購入する際の注意点
郵便局を収入印紙で購入する際の注意点は2つです。ぜひ参考にしてください。
収入印紙を交換したい場合
収入印紙を交換したい場合は、希望する額面の収入印紙と交換できます。
ただし、傷や汚れなどがある収入印紙は交換できません。ゆうゆう窓口では交換できませんので、郵便窓口で交換したい旨を伝えましょう。
また、国税庁の情報によると、収入印紙を交換できる条件は次のように周知されていますので、参考にしてください。
- 未使用である場合
- 次のような客観的に見て明らかに印紙税の課税文書でないものに張り付けた場合
- 白紙又は封筒
- 行政機関に対する申請・届出の際に提出する申請書等の文書
収入印紙の払い戻しは郵便局でできない
収入印紙は郵便局で払い戻せませんので、税務署で還付を受けるか金券ショップで買い取ってもらうかになります。
ただし、還付や買取りをしてもらえるのは、未使用の収入印紙に限られます。
なお、金券ショップでは手数料が生じるため、少々安い値段で買い取られるでしょう。
収入印紙のよくある質問
収入印紙を買う場面に備えて、以下のよくある質問に答えていきます。
- 4000円の収入印紙はどこで買える？
- 土日に収入印紙が必要になったら？
急に必要になった場面でも対応できるよう、参考にしてください。
4000円の収入印紙はどこで買える？
4000円の収入印紙は郵便局、法務局、市役所、金券ショップで購入しましょう。コンビニで取り扱っている収入印紙の金額は、200円のみである場合がほとんどです。
200円×20枚での対応も可能ですが、枚数が多すぎてしまうのでおすすめできません。
郵便局でも、一部の収入印紙しか取り扱っていない場合があります。事前にチェックをしてから購入してください。
土日に収入印紙が必要になったら？
200円の収入印紙であれば、土日のコンビニでも購入できます。早急に200円以上の収入印紙が必要な場合は、金券ショップでの購入がおすすめです。
また、一部の郵便局であれば土日も営業しています。
ただし、郵便局は基本的に土日が休業ですので、行く前に営業時間をチェックしておきましょう。
収入印紙は郵便局で購入できる
郵便局で買える収入印紙の種類はすべての額面です。面倒な手続きや書類を用意する必要はありません。
収入印紙は最寄りの郵便局やコンビニで手軽に買えるため、収入印紙がすぐに必要な場合は利用するとよいでしょう。
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