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ポテンシャル採用とは?メリットや注意点、成功させるポイントを徹底解説!

著者:   bizocean編集部

ポテンシャル採用とは?メリットや注意点、成功させるポイントを徹底解説!

新しい人材を採用する際には、多くの企業で即戦力となる人材が求められることが多いですが、中長期的な視点で、未経験でも能力のある若い人材を採用する企業も増えてきました。

そこで今回は、新しい採用方法として注目されている「ポテンシャル採用」の概要やメリット・デメリットについて解説します。

採用担当者で今後、可能性のある若い人材の採用に力を入れたい方は、ぜひ最後まで読み進めてください。


ポテンシャル採用とキャリア採用の違い

ポテンシャル採用とは、主に20代を対象に不定期または通年で行われる採用方法で、職業経験やスキルは重視せず、その名の通り個人のポテンシャルを重視しています。つまり、自社の業務内容への興味や自身のキャリア形成へのやる気から判断し、未経験でも将来的に自社に大きなメリットをもたらす可能性のある若い人材の採用を行うことです。

一方で、企業の採用方法として一般的なキャリア採用(中途採用)では、必要なポストが空いたタイミングで、その業務を行える専門知識やスキル、経験を持った即戦力となる人材を採用します。

ポテンシャル採用の3つのメリット

以下ではポテンシャル採用の3つのメリットをご紹介します。初めてポテンシャル採用に取り組む方はぜひ参考にしてください。

メリット1:優秀で若い人材を獲得できる

ポテンシャル採用では、経験やスキルを問わず募集するため、優秀な若い人材が集まりやすいことが最大のメリットです。成長意欲があり、仕事に対するモチベーションが高くて若い人材ほど、働きがいを求めて、大手企業から中小企業やベンチャー企業に転職するケースも増えています。

メリット2:最低限のビジネスマナーを習得した人材を獲得できる

新卒採用と異なり、多少の社会人経験がある人材が応募してくることが多くなります。そのため、ビジネスマナーを一から教える必要がなく、すぐに業務内容の教育に入れます。新卒で入社した人材の初期研修にかけるコストや時間を削減できるという意味では、コストメリットもあると考えられます。

メリット3:エンジニアやITなど人手不足の分野でも採用しやすい

ポテンシャル採用は、優秀かつ何にでも挑戦したいというやる気のある若い人材からの応募が多いです。エンジニアやIT領域など、人手不足の分野での採用にもつながる可能性があります。


テンシャル採用のデメリット

以下ではポテンシャル採用のデメリットをご紹介します。デメリットとメリット両方を知った上で導入を検討されるとよいでしょう。

即戦力ではないため教育コストがかかる

最低限のビジネスマナーは習得していますが、業務内容についてのスキルや経験が不足しています。そのため、実戦で活躍できるようになるまでには、ある程度の教育が必要になり、時間とコストがかかります。


成功させるための3つのポイント

ポテンシャル採用を成功させるために、気をつけるべき3つのポイントをご紹介します。

成功のポイント1:求めているポテンシャルの意味を明確に伝える

「ポテンシャル」という言葉の定義には曖昧な部分があります。自社が応募者にどのような人間性を求めるのかを、採用チームで明確に共有した上で、応募者に明確に伝えましょう。お互いの認識のずれが少なく成功の確率がアップします。

成功のポイント2:入社後のキャリア設計を確認する

応募者が求める働き方と業務への興味をきちんと聞き出し、入社後に行う業務や自社でのキャリア設計のすり合わせを行いましょう。応募者が入社後にギャップを感じる可能性が減り、スムーズに社内に溶け込める可能性が高まります。

成功のポイント3:実戦で活躍するまではしっかりと教育を行う

ポテンシャル採用の応募者は、自社の業務に関するスキルや経験がないケースが多いため、自社で活躍する人材に育てる必要があります。ポテンシャル採用と中途採用は違うと、社内で認識を合わせておき、しっかりと教育をする準備を整えましょう。


成功のための応募者への確認事項

ポテンシャル採用を成功させるためには、自社の業務への興味や成長意欲を確認するとよいでしょう。応募者の中には前向きな理由以外にも、何らかの理由で前職を短期間で退職した方々もいます。

前職を辞めた理由や仕事を通じて成し遂げたいこと、人生設計についても聞くなど、自社でのキャリアを通じて、どんな働き方や生き方をしたいのかを確認しましょう。入社前後のギャップを減らすと、長期間活躍してくれる人材の採用につながります。


ポテンシャル採用には企業の若返りにも期待できる

ポテンシャル採用という新しい採用手法を取り入れることで、会社全体の若返りも期待できます。社員の高齢化は、次世代のリーダー候補となる人材の不足につながり、企業の成長を止めてしまう要因になる深刻な問題です。

企業の若返りという意味に加えて、次世代のリーダー候補の採用という目的としてのポテンシャル採用も検討してみてはいかがでしょうか。

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