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第4回 忙しいお客様に、効率よくアンケート協力いただく方法とは?


この記事の著者
Pathfine株式会社   

展示会アンケート設計のポイント

読者の中には、展示会やイベントの企画に携わった経験があるという方もおられると思います。
規模が大きい小さいにかかわらず展示会の企画は多大な労力がかかります。素晴らしいイベントを開催し続けるには多くの努力が必要であり、また成功させるには来場者の具体的なフィードバックを得るためのアンケートが必要です。ここでは「いかに来場者からの本音を引出すことができるか」アンケート設計のポイントを説明します。

来場者は忙しい

実際にアンケートに応える立場になって考えてみましょう。今一つアンケートの設計って、考えられていないものが多いと思いませんか。特によく見かけるのが、やたらと項目が多いアンケートや、これを聞いてどうするの?という内容、そして極めつけが長い記入欄があるアンケートです。展示会来場者は忙しいのです。他にも色々なブースを周るでしょうし、展示会にいられる時間も限られているかもしれません。時間がない中で、できるだけ多くの情報を得たい来場者に対して、煩わしさを感じさせてしまっては、もちろんアンケート回収率は落ちるし、回答してもらえたとしてもその質に関しては疑問が残ります。つまり、来場者の立場を考えると、項目設計をよく考えなければならないのです。

できるだけシンプルに

前述のとおり、アンケートに回答していただくためにはなるべく来場者に煩わしさを感じさせないことです。限られた時間で多くの来場者に回答してもらうためには、できる限り質問設計をシンプルにしましょう。
もちろん、得たい情報は山ほどあり、質問項目をついつい増やしてしまいたくなりますが、機会損失を少なくするためには、項目はなるべく少ないほうがベター。また具体的な言葉を使い、回答は記入式のものではなく、選択式にしましょう。

自然な流れで答えやすく

アンケートの本文中では、あからさまに企業側の意向が見えてしまわないように、設問を設計していくことが大切です。「評価」というテーマを設定したのであれば、アンケート文も評価してもらう視点で、設問の設計をしましょう。来場者はアンケートに回答していく過程で、質問を整理しながら進めていくことができます。自然な流れで答えながら、理解を深めてもらえることも期待できるでしょう。「これは何のために聞いているのか」「随分と深いことを聞いてくるようだ」などの懸念を払拭することにもなります。
アンケートでは、いろいろなことを聞きたくなるものですが、本当に必要なことだけを絞り込んで聞く様に質問項目を精査することがポイントです。

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著者プロフィール

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石塚 めぐみ

Pathfine株式会社

8年間の事業立上・経営ノウハウを活かし、中小企業向けに業務改善・経営戦略等のコンサルティングに従事。ブライダル事業からフード産業まで、さまざまな業界の企業を支援しております。

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