そのマーケ施策、本当に今やるべきですか?

「とりあえずやってみたけど効果が出なかった」──そんな経験、ありませんか?
限られた時間とリソースの中で成果を出すには、「どの施策を、いつやるか」の判断が極めて重要です。
今回は、優先順位を明確にし、ブレない意思決定を支えるマーケティング施策選定のフレームワーク3選をご紹介します。
施策が“なんとなく”で選ばれていませんか?
「SNS運用も、ホワイトペーパーも、ウェビナーも、全部大事…だけど手が足りない」
このように、やるべきことが多すぎて優先順位がつけられないマーケティング担当者は多くいます。
一つひとつの施策は有効に見えても、目的や効果があいまいなまま進めてしまうと、成果が出ずに終わる施策が量産されがちです。
その原因の一つが、施策の「選び方」にあります。そこで重要になるのが、フレームワークを使った客観的な判断です。
施策選定に役立つフレームワーク3選
マーケティングの優先順位を正しく判断するために有効なフレームワークを3つご紹介します。
①【効果 × 実現性マトリクス】
- 目的: 成果を見込める施策にリソースを集中させる
- 使い方:
効果が高く、実行しやすい施策を「最優先」とし、
効果が高いが実行しにくい施策は「中期検討」、
逆に効果が低く、実行も困難な施策は思い切って除外します。
②【ICEスコア】(Impact × Confidence × Ease)
- 目的: 複数施策を数値で比較して優先順位をつける
- 使い方:
各施策について、インパクト(効果)、確信度(成功見込み)、容易さ(実現可能性)を1〜10点で評価し、平均値の高い施策を優先。
③【NOW/NEXT/LATERフレーム】
- 目的: タイムラインで施策を整理する
- 使い方:
「今すぐやるべき施策(NOW)」「近いうちに着手すべき施策(NEXT)」「今はやらない施策(LATER)」に分類し、施策の時期と役割を明確にする。
どれも複雑な準備なしで使えるため、個人でもチームでもすぐに活用可能です。
事例:フレームワーク活用で意思決定のスピードが2倍に
あるIT系ベンチャーでは、社内の施策検討会議に「効果×実現性マトリクス」を導入。
それまではメンバーの主観や声の大きさで決まっていた施策選定が、明確な評価基準により10分の議論で方向性が定まるようになりました。
その結果、マーケ施策の実行スピードが2倍に、無駄な手戻りも大幅に減少。フレームワークは“思考を整理する道具”として、意思決定を確実に後押ししてくれます。
まとめ:「選ばない勇気」がマーケティングを強くする
やるべき施策を増やすよりも、やらない施策を見極めることが成果への近道です。
今回ご紹介した3つのフレームワークを使えば、感覚ではなく論理的に優先順位をつける判断軸が持てます。
施策が散らかりがちな今こそ、ぜひ一度、チームで「選び方」から見直してみてはいかがでしょうか?
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