ワークフロー、どのくらい知っている?認知度を調査
今までデジタル稟議やワークフローについてお伝えしてきました。では、そもそもどの程度の人がワークフローについて知っていて、どのようなものとして捉えているのでしょうか。ワークフロー総研が2020年4月に行った調査を紹介します。
■調査概要
- 調査期間:2020年4月10日
- 調査方法:インターネット調査
- 有効回答:従業員100人以上の東京にある企業で働く会社員108名
■74.1%が、ワークフローを知っている
多くの人がワークフローを知っているという結果となりました。
■76.2%がワークフローを人に説明できる
そのうちの多くの人がワークフローを説明できると回答。ある程度知られていることがわかります。
■ワークフローといえば、「業務プロセス」
日々の業務に組み込まれているからか、「業務プロセス」が最多回答となりました。
■約6割弱が、周りにワークフロー構築や改善に関する業務を行なっている人がいないと回答
ワークフロー認知度の高さに対して、実際にワークフロー構築や改善に関する業務を行う人はあまりいない結果に。ワークフローを検討・改善する必要性があった場合、なかなか実行されないことが多いのではないでしょうか。
■ワークフローについて知りたいと考える会社員は約7割
業務効率化は仕事の重要課題。それに伴うワークフローの必要性が伺えます。
■しかし、知る手段は充実していない
どこでワークフローを調べれば良いのかわからない実態が明らかになっています。
■情報収集の方法で必要なのはワークフローを説明しているWebサイト
王道のWebサイトがトップの回答に。他には、社内説明会やセミナー参加が挙げられています。
■ワークフローについて知りたい内容・興味のあることは、効率的な活用法や電子化推進の可否など様々
幅広い年代から回答を得ることができました。DXという大きなテーマも見受けられます。
<自由回答・一部抜粋>
- 33歳:業務を効率的に行うためのツール
- 52歳:ワークフローを整理し業務の標準化を進める際に、実効性を上げる上で重要なこと
- 51歳:社内で各システムのワークフローを制御する仕組みやタイムスタンプなど
- 67歳:電子化した方が良いかどうか、どのようなものはしない方が良いのかなどのわかりやすい説明
- 29歳:電子印・電子サインの採用は可能か
- 55歳:DXを絡めて顧客とのシームレスなリレーションのワークフローの構築
- 58歳:申請や承認の誤発注や誤承認などの訂正・取消について(タイムラグや承認後の修正のやり方など)の詳しい内容
- 48歳:知識の浸透とツールの効果的利用法
- 48歳:テレワークやAIの導入等でこれから働く環境が著しく変化化 していく中で効率の良い方法
■まとめ
今回の調査では、7割以上の会社員がワークフローについて認知しており、業務効率化のためにもっと知りたいという方も同数程度いることが明らかになりました。しかし、ワークフローについて知る手段が充実していないと感じる人が6割以上と、ワークフローについての推進・理解拡大には「知る手段の充実」が必要であることが明らかになりました。
同時に、「知る手段」として「ワークフローについてまとまったWebサイト」が最も有効であることも判明。ワークフローについてより多くの情報がインターネット上で求められています。
ワークフローがイメージしづらければ、ぜひ「稟議」の場面を想像してみてください。稟議で行われる、申請・承認・決裁。これら一連のプロセスがワークフローです。
そして、ワークフローを別の切り口でお伝えしているものがデジタル稟議です。
テレワークがますます進み、ワークフローの整備とデジタル化が求められています。引き続き、デジタル稟議特集で情報を発信し続けていきます。