実現可能性を高め安心感を持たせるアクションプランの書き方
作成のポイント
■ 直近1年間は「週」ベースまで落とし込む
■ アクション項目は「大→小」で整理する
■ 修正は早めに。実行チェックはかかさずに
書式の説明
青色(ブルー)を使用した「アクションプラン(半年)」のパワーポイントテンプレートです。半年を週ごとに区切ったスケジュール表です。左側に具体的な業務作業を記入し、各タスクを何週間で終わらせるかを表示する書き方になっています。企画書・提案書の作成時に、サンプルフォーマットとしてご利用くださ い。
直近1年間は「週」ベースまで落とし込む
アクションプランはビジネスを実行に移すための手順書です。直近の1年間は週次ベースまで落とし込みましょう。日次まで落とし込んでももちろんいいですが、調整がしにくくなるので、週次でいいです。ビジネスプランの実現性を高めるためにはビジョン達成に向けてのアクションプランを作る必要があります。
2年目以降は月次ベースで。3−5年先のことまでアクションプランを作るのは大変と思うかもしれませんが、ビジョン達成のために毎年何をしなくてはならないかを考えていくと、年次のアクションプランができ、年次を実行するために月次ベースのアクションができます。大きいところ(年)から考えていき、細かくしていく(週)のがコツです。
アクション項目は「大→小」で整理する
アクション項目についても、大分類→小分類で考えると「モレ」が少なくなります。例えば、「マーケティング」「オペレーション」「人事」「ファイナンス」を大分類として、「マーケティング」では「場所」「商品」「価格」「広告宣伝」を中分類、それぞれの検討、実行項目を小分類という形で列挙していきます。小分類から考えると必ず大切なことが「モレ」ます。常に「全体から考えて個別に分けていく」という考え方を持ちましょう。
全体と個別の整合性が取れていて、かつ個別が充実したアクションプランは、外部の人にとっても「実行できそう」と思えて安心感につながります。安心感が「興味」「前のめり」を引き出すには必須です。
修正は早めに。実行チェックはかかさずに
アクションプランを作っても、実際にはほとんどがプランどおりには進みません。第三者が絡んでくることが多いからです。先方とのアポイントが1週間ずれるだけでアクションプランは狂います。プランどおりに実行することは大切ですが、こまめに状況をチェックして修正をしていきましょう。
修正の仕方はプラン作成とは逆で、「個別→全体」です。週次のアクションプランが狂っても月次で予定通りであればOK。オシリはずらさずに目標達成できる方法を探していきましょう。よくあるのが、アクションプランを作っても予定通りにいかずに全てのことが伸び伸びになってしまうこと。「絵に描いた餅」にならないようにしましょうね。