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Step04 出状のマナーについて知っておこう

恥をかかない年賀状講座

Step04 出状のマナーについて知っておこう

4回にわたって、恥をかかないビジネスにおける年賀状のマナーについて解説してきましたが、今回で最後となります。

最終回は、年賀状を出すとき(出状(しゅつじょう)するとき)のマナーについて学びましょう。


この記事の著者
和文化研究家  ライフコーディネーター 

年賀状Q&A(出状)

Q:喪中の場合や遅れて出す場合の対処法など、出状のマナーを教えてください。

A:喪中の年賀欠礼は、プライベートとビジネスでは考え方が異なります。また、喪中や出状にまつわるミスは、「寒中見舞い」できちんとフォローしておきましょう。


喪中のマナーの基礎知識

喪中の考え方

組織の一員としての年賀状なら、個人の喪中については関係なく年賀状をやりとりして構いません。

個人で出す場合でも、故人と面識のない仕事上の相手や気遣いをさせたくない相手には、喪中と知らせずに年賀状のやりとりをすることもあります。

喪中で年賀状を出さない場合

喪中で年賀状を出さない場合には、「年賀欠礼状」を11月中旬から12月初めまでに送ります。

相手が喪中と知らずに年賀状を出してしまったら、「寒中見舞い」で年賀状を出した失礼を詫びましょう。

喪中なのに年賀状をいただいたら、「寒中見舞い」で年賀欠礼を知らせましょう。


年賀状の出状についてのマナー

年賀状は、できるだけ元旦に届くように出す

会社宛てに送る場合には、仕事始めまでに届くようにします。

私製はがきを利用する場合は?

私製はがきの場合、切手を貼る場所の下に「年賀」と朱書きします。書き忘れると年内に郵送されてしまうので、注意しましょう(※切手は年賀切手がおすすめ)。

出していない相手から年賀状が届いた場合は?

出していない相手から年賀状が届いた場合には、松の内(一般的には1月7日まで。地域によっては15日まで)に届くなら年賀状を、それ以降は「寒中見舞い」を出し、年賀状を頂戴した御礼や遅れたお詫びを書き込みます。


寒中見舞いの使い方のポイント

「寒中見舞い」とは、寒さの厳しい時期に相手の健康を気遣う便りのこと。

寒の入り(1月5日頃)から立春(2月4日頃)までに出すため、次のような使い方ができます。

  • 冬のご挨拶
  • 喪中の方へのご挨拶
  • 喪中とは知らずに年賀状を出してしまった方へのお詫び
  • 喪中とは知らずに年賀状をくださった方へ欠礼を知らせる
  • 年賀状の返礼が松の内に届かない場合(※年賀状は使用しない)

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著者プロフィール

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三浦 康子

和文化研究家 ライフコーディネーター

和文化研究家。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、WEB、講演などで暮らしを彩る日本文化の情報発信に幅広く携わる。All About「暮らしの歳時記」ガイド。著書「粋なおとなの花鳥風月」(中経出版)など多数。

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