中小企業におすすめのグループウェア7選【2024年最新比較】
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グループウェアを取り入れることで、情報共有の円滑化や効率化などのメリットがあります。特に中小企業のグループウェアでは、企業規模や業種に合ったサービス内容と導入コストのバランスが取れるものを選びましょう。
本記事では、中小企業がグループウェアを導入するメリットやおすすめのグループウェアをご紹介します。選び方のポイントもお伝えするので、自社にあったサービスを導入するのに役立ててください。
以下の記事では、グループウェアについて説明しています。詳しく知りたい方は、こちらの記事もお読みください。
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中小企業がグループウェアを導入するメリット
中小企業がグループウェアを導入することで、情報共有の円滑化や業務効率が向上するというメリットがあります。
ここでは、それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
情報共有が円滑になる
グループウェアを導入することで、部門間の壁を取り払い、素早い情報共有が可能になります。中小企業では、少人数の従業員がそれぞれ別業務を担当していることも多く、情報共有が難しいこともあるでしょう。
グループウェアの機能を使えば、より効率的に情報共有や連絡がしやすくなるメリットがあります。プロジェクトの進捗状況や顧客情報をチーム全体でリアルタイムに共有できると、連携を強化でき、業務の効率化につながります。
グループウェア上で社内の知識や経験を蓄積し、誰もが必要な情報にアクセスできる環境を整えることで、個人の能力に依存しない組織作りができるでしょう。
業務効率化により生産性が向上する
グループウェア上で業務のやりとりを行うことで、ペーパーレス化での経費削減やリモートワーク環境の整備がしやすくなります。
例えば、電子決裁システムによる承認プロセスの短縮や、社内文書の電子化による検索性向上など、今まで時間がかかっていた作業も短縮可能です。
また、スケジュール管理機能を活用すれば、会議の調整や稟議書の承認などの煩雑な作業も効率化できます。
タスク管理機能も活用することで、各社員の業務の進捗状況が可視化され、適切な業務分担や進捗管理ができるでしょう。
中小企業向けグループウェアの選び方
中小企業がグループウェアを選ぶ際は、以下の3つのポイントがあります。
- 中小企業の規模や業種に応じた機能を選ぶ
- 初期費用と運用コストを考慮する
- 使いやすさとサポート体制を確認する
中小企業の規模や業種に応じた機能を選ぶ
グループウェアを選ぶ際は、必要最小限の機能を見極め、事業規模に合ったものを選択しましょう。
例えば、規模がそこまで大きくない企業では、1000人までオンラインミーティングできる機能が備わっているものを選ぶ必要はありません。
機能の多いグループウェアは、その分月額料金も高くなりがちです。何人でサービスを利用するのか、きちんと把握してから選ぶことで、余分な費用をかけることなく導入できるでしょう。
また、業種に応じて選ぶことも大切です。例えば、製造業であれば生産管理機能、サービス業であれば顧客管理機能など、業種別に重要視すべき機能があります。
自社に必要な機能が備わっているかどうか、しっかりと確認しましょう。
初期費用と運用コストを考慮する
初期費用と運用コストのバランスを考慮することで、長期的なコストを抑えることができます。
例えばクラウド型のグループウェアでは、初期費用は抑えられますが、月額料金が必要です。利用する機能やユーザー数によっては、コストが増大することもあるでしょう。
一方で、オンプレミス型は、初期費用は高いものの、長期的に見ると費用を抑えられることもあります。長期的に見て、月額料金を払った方がコストを抑えられるのか、初期費用に投資したほうが良いのか判断が必要です。
またグループウェアは無料で始められるものもあります。自社に合ったものを見つけるために、まずは無料のサービスから試してみるのもおすすめです。
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【2024年最新】無料で使えるグループウェア12選! 選び方と活用法を解説使いやすさとサポート体制を確認する
グループウェアは社員全員が利用するため、誰でも使いやすいサービスを選びましょう。
導入後にグループウェアを使いこなせないと、かえって業務効率が落ちてしまったり、運用までの教育コストがかかったりします。誰でも直観的に利用でき、どのデバイスからも操作できるものを選ぶといいでしょう。
また、導入後のサポート体制も重要です。オンラインマニュアルやFAQ、問い合わせ窓口の対応時間など、トラブル発生時に迅速に対応してもらえる体制が整っているかを確認してください。
すぐに対応してもらえるものを選べば、トラブルが起きた際も業務への支障を最小限に抑えられるでしょう。
中小企業におすすめのグループウェア7選
ここでは、中小企業に特に適した7つのグループウェアの特徴と強みを詳しく紹介します。
各ツールの主要機能、価格帯、対応OS、導入実績など、比較検討に必要な情報を網羅的に解説するので、自社の状況に合わせて適切なサービスを検討しましょう。
Google Workspace
項目 |
内容 |
月額料金 |
Business Starter:816円 ※ユーザー1人あたりの月額 |
最低利用人数 |
1人 |
主な機能・特徴 |
など |
Google Workspaceは、中小企業におすすめのツールで、無料試用を利用して導入の効果を確認できます。Gmail、Googleドライブ、カレンダーなどを活用し、場所を選ばない業務やリアルタイムの共同作業を実現。
特にクラウドを活用した効率的なデータ管理と、手軽な連携が可能で、中小企業の生産性向上に貢献します。
Microsoft 365
項目 |
内容 |
月額料金 |
※すべて税抜 |
最低利用人数 |
1人 |
主な機能・特徴 |
など |
Microsoft 365は、中小企業におすすめのクラウド型生産性ツールです。WordやExcelなどのOfficeアプリをはじめ、メール、スケジュール管理機能も統合されており、チーム間の円滑な共同作業が可能です。
高度なセキュリティ対策も備え、中小企業が安心してリモートワークや業務効率化を実現できる柔軟な環境を提供します。
サイボウズ Office
項目 |
内容 |
月額料金 |
スタンダードコース:600円/人 ※すべて税抜 |
初期費用 |
0円 |
最低利用人数 |
5人 |
主な機能・特徴 |
など |
サイボウズ Officeは、中小企業向けに設計されたグループウェアで、チームの連携を強化します。スケジュール管理やタスク管理、ワークフローなどの機能を提供し、効率的に業務を進めることができます。
クラウドベースでアクセスでき、外出先でも利用できるので、どこからでも作業が可能です。
desknet's NEO
項目 |
内容 |
月額料金 |
※すべて税抜 |
初期費用 |
0円 |
最低利用人数 |
要問い合わせ |
主な機能・特徴 |
など |
desknet's NEOは、中小企業向けに特化した機能を提供し、勤怠管理やチームの業務効率化をサポートします。
特に、スケジュール調整や勤怠のリアルタイム把握が可能な「プレゼンス」機能や、ペーパーレス化を促進するワークフローが魅力です。
また、AppSuiteを活用することで、ノーコードで業務アプリを作成し、日々の業務を効率化できます。
Lark
項目 |
内容 |
月額料金 |
スターター:無料 |
初期費用 |
0円 |
最低利用人数 |
要問い合わせ |
主な機能・特徴 |
など |
Larkは、中小企業向けに最適な統合型業務ツールです。チームコミュニケーションやドキュメント管理を一つのプラットフォームで簡単に行え、作業の効率化と生産性向上をサポートします。
特に、ビデオ会議やタスク管理機能を活用することで、リモートワークや少人数チームでも円滑な業務遂行が可能となります。
クロジカスケジュール管理
項目 |
内容 |
月額料金 |
フリー:0円 ※すべて税抜 |
最低利用人数 |
ベーシック・プレミアムは10人 |
主な機能・特徴 |
など |
クロジカスケジュール管理は、中小企業向けに簡単で効率的なスケジュール管理ツールを提供します。社員や会議室の空き状況をリアルタイムで把握でき、重複した予定を防ぐアラート機能も完備。
2ステップで日程調整が可能で、ワークフローやタイムカード機能も活用でき、業務効率の向上に貢献します。
NI Collabo 360
項目 |
内容 |
月額料金 |
※すべて税抜 |
初期費用 |
0円 |
最低利用人数 |
要問い合わせ |
主な機能・特徴 |
など |
NI Collabo 360は、中小企業向けに最適化された低価格で多機能なグループウェアです。勤怠管理、経費精算、ワークフローなど、日々の業務を効率化する機能が充実しており、特にコストパフォーマンスに優れています。
シンプルで直感的な操作性を持ち、テレワークや外出先からでも簡単にアクセスできるため、社員の生産性向上をサポートします。
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グループウェア完全比較11選! 選ぶ際のポイントや注意点を解説中小企業のグループウェア導入成功のポイント
グループウェアの導入を成功させるためには、中小企業の特性を考慮して導入計画を立てたり、従業員に積極的な利用を促したりすることがポイントです。
ここでは、グループウェア導入時のポイントを詳しくご紹介します。
中小企業の特性を考慮した導入計画を立てる
中小企業でグループウェアを導入する際は、段階的に導入を進める計画を立てることが成功の鍵となります。グループウェアは業務への影響度も高いので、いきなり全体で導入するのではなく、スモールスタートで進めるのがおすすめです。
例えば、最初は基本機能のみを導入し、徐々に利用範囲を拡大していく方法や、部署ごとに段階的に導入していくなどの導入方法があります。
また、初めは無料のグループウェアを利用するなど、ある程度使いこなせるようになってから、本格的に導入準備をするのも良いでしょう。
従業員の積極的な利用を促す
グループウェアを社内全体で活用できるようにするために、経営陣による利用推進と、従業員への使用メリットの明確な説明が必要です。
グループウェアを利用することのメリットや目的を十分に周知することで、従業員の積極的な利用を促すことができるでしょう。また、定期的な使用状況の分析と、それに基づく改善策の実施も重要です。
従業員からのフィードバックを積極的に収集し、システムの最適化や新機能の追加を検討することで、より使いやすくなり、従業員の利用率も向上しやすくなります。
自社に最適な中小企業向けグループウェアを選ぼう
グループウェアは、メールやチャット、スケジュール管理機能など、社内のコミュニケーションを活性化したり効率的に業務を進行できるようにしたりする機能が備わっています。
中小企業はグループウェアを活用することで、情報共有を円滑化できたり業務の生産性が向上したりするメリットがあります。
このようなメリットを最大限に活用し、自社に合ったものを選択するためにも、グループウェア選びは大切です。企業規模や業種に合ったものを選び、使いやすくサポート体制が整っているなどの条件がそろっているものがいいでしょう。
また、段階的に導入をはじめて必要な機能を見極めることも大切です。従業員からフィードバックをもらうなどして、中小企業に合ったグループウェアを選択してください。