ビジネス文書の書き方 第7回 書式(2) 通知状・送付状・案内状・招待状
事務所移転/電話番号変更/支店開設/新規事業開始/ 印刷物送付状/サンプル品送付状/式典案内状/パーティー招待状
この記事の著者
出席の有無を確認する必要がある場合は、返信用のはがきを同封します。主催者側は、開催日の1か月ほど前に先方に到着するよう、十分な余裕を持ちたいものです。招待客側は、できるだけ早く出欠を知らせるようにしましょう。
返信はがきのマナー
主催者側は、あらかじめ宛先や文面を印刷した返信はがきを用意します。
宛先は、
○○○○行 または ○○○○宛
とします。
文面には、
ご出席 ご欠席 (いずれかを〇で囲んでください)
ご芳名
ご住所
と記します。また、
ご出欠を○月○日までにお知らせくださいますようお願い申し上げます
と併記しましょう。
招待客側は、
・宛先の「行」「宛」を二重線で消し、「様」または「御中」と直します。
・文面の「出席」または「欠席」を丸で囲み、「ご」は二重線で消します。
・該当しない選択肢(出席の場合は「ご欠席」)も、あわせて二重線で消します。
・「ご芳名」の「ご芳」は二重線で消し、「名」のみ残します。
・「ご住所」の「ご」は二重線で消します。
なお、次のように書き加えるとより丁重です。
・〇で囲んだ出席の下に「(出席)させていただきます」
・〇で囲んだ出席の上に「喜んで」「謹んで」
・〇で囲んだ欠席の下に「(欠席)させていただきます」
・欠席の場合は、余白に「大変残念ながら所用により失礼いたします」「ご盛会をお祈り申し上げます」など一言添えたいものです。
これらは、結婚式や同窓会など個人宛に届いた招待状にも共通する、返信はがきのマナーです。
次回も引き続き、通知状や依頼状などの書式を紹介します。