ビジネス文書の書き方 第８回　依頼状・お礼状・通知状

【面会依頼状】

商談などで先方をお訪ねする場合、あらかじめ電話やメールで約束した上で依頼状を送ると間違いがありません。

≫打ち合わせ依頼の挨拶文（横書き）

文例を掲載しています。以下も同様です。ご活用ください。

【講演依頼状】

専門家などに講演や執筆を依頼する場合は、事前に電話で打診し、了承を得た上で依頼する必要があります。先方が内容を正確に把握できるよう、要旨を簡潔・明瞭に記載することが重要です。講演や締切の直前には、重ねて電話やメールで確認するようにしましょう。

≫講演依頼の挨拶文（横書き）

【執筆依頼状】

筆者が交代で連載するコーナーの場合、当該ページのバックナンバーを添付すると、よりイメージしてもらいやすくなります。

≫執筆依頼の挨拶文（横書き）

【面会お礼状】

依頼した面会・講演・執筆などが予定通り完了した後は、改めてお礼状を出したいものです。お礼状の定型文として、

まずは略儀ながら書中をもって、ご挨拶かたがた御礼申し上げます。

と末尾に記すのが一般的です。

面会時に受けた質問への回答など持ち帰りの案件があれば、進捗状況を付記しましょう。

≫打ち合わせのお礼状（横書き）

【講演お礼状】

聴講した感想や来場者アンケートに寄せられた声などを、講演者にフィードバックすると喜ばれるでしょう。

≫講演登壇のお礼状（横書き）

≫講演登壇のお礼状（縦書き）

【執筆お礼状】

掲載誌が発行されたら、すぐに郵送しましょう。あわせて読後の感想などを執筆者に伝えると喜ばれるでしょう。

≫原稿執筆のお礼状（横書き）

【行事招待のお礼状】

行事への招待などを受けた場合も、時間を置かずにお礼状を出したいものです。

≫行事招待のお礼状（横書き）

≫行事招待のお礼状（縦書き）

【商談斡旋のお礼状】

商談などで人を紹介してもらった場合、仲介してくれた方に経過を報告し、お礼を伝えることを忘れずにいたいですね。

≫商談斡旋のお礼状（横書き）

≫商談斡旋のお礼状（縦書き）

個人として送る挨拶状

友人知人に送る私的なはがきとして、転勤と定年退職の挨拶状を見てみましょう。転居を伴う場合は新居の通知を兼ねるため、年賀状シーズンの前に先方に届くようにしましょう。

【転勤の通知状】

≫転勤の挨拶文（縦書き）

【定年退職の通知状】

≫定年退職の挨拶文（縦書き）

次回は、お歳暮のマナーを紹介します。