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【新人教育用】目標設定の仕方とは?職種別具体例を踏まえてご紹介

【新人教育用】目標設定の仕方とは?職種別具体例を踏まえてご紹介

新人教育において、目標はどのように設定すべきなのでしょうか。業界や企業規模、またそれぞれの人によって設定値は異なりますよね。

今回はそれぞれに合った目標設定の仕方を具体例も踏まえてご紹介します。


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新人教育における目標設定の考え方

新人研修における目標設定とは、ゴールの設定と考えましょう。

ゴールをきちんと設定・共有しないまま、教育プログラム設計を行っても、伝えるべきことは何なのかわからなくなってしまいます。また、教育や研修を「実施すること」が目的となってしまい、本来習得すべきスキルやマインドが身に付かなくなることもあり得ます。

よって、しっかりとした「この研修のゴール」という目標を立てて、研修が終了した際にどのような知識を付けてほしいか、また、どのような人になってほしいかを具体的に考える必要があります。

考える際も講師側が勝手に考えるのではなく、できれば新入社員と一緒に一人一人にあった目標設定をしましょう。同じ時期に入社してきた新入社員であっても、それぞれの能力や努力値に差があるものです。

また、受講生から見たときに「何の目的で取り組むのか」という疑問が解消しなければ、研修を受けさせられているという受け身の意識になってしまいます。

受け身ではなく主体的に受けるような意識にするためにも、目標設定は大切なものです。


新人教育の目標設定のポイント

目標設定のポイントは以下3点です。

  • 主体的に行動できるような目標を設定する
  • 具体的に言語化する
  • 達成可能な目標にする

一つずつ解説していきます。

ポイント1:主体的に行動できるような目標を設定する

主体性はどんな場面でも大切になってきます。社会人として主体的に行動できるようになるための練習だとしても、目標は主体的に行動しやすいものにしましょう。

例えば、疑問点があればその日のうちに必ず解決するのも一つです。当たり前のように見えますが、研修期間で疲れ果てて、帰宅後そのまま寝てしまうような方も多いと思います。

その様な中で、自分で調べる努力を怠らないようにする意識はとても大切です。

ポイント2:具体的に言語化する

目標を目に見える形に残して言語化することによって、日ごろから意識しやすく、そうせざるを得ない環境となります。目的を具体的に示す場合とそうでない場合とでは、行動に差が出てきます。

しっかりと習得すべきスキルやマインドを身につけるためにも具体的な目標にしましょう。

ポイント3:達成可能な目標にする

目標というと、高めに立ててしまいやすいのですが、目標は達成出来てこそです。

背伸びをすれば達成出来るような目標を定めましょう。

以下、目標の具体例です。

  • 研修終了時には業務内容を把握して基本は聞かなくてもできるような状態にする
  • (試験などある場合)同期入社の中で1位になり、トップを走り続ける

こちらの例は少し高い目標になっていますが、その人にあったレベルのものを設定すると良いでしょう。


新人教育で目標設定を行うメリット

新人教育で目標設定をするメリットは、「何の目的で取り組むのか」という疑問を解消し、ゴールを明確にできることです。ゴールがあるのとないのとではモチベーションも変わってきます。

最終的にどうなりたいかをきちんと言語化し、講師と新入社員がお互いに目標を意識して研修に取り組むことで、終了時には1人の会社の人間として外に出れる状態になるでしょう。

逆に、目標設定を行わない状態で研修をすると、今自分は何のために何をしてるのかがフワッとしてしまい研修終了時にも何を学んだのか分からなくなる場合があります。

学んだものの、何に活用できるのか、どんな場面で必要なことなのかも理解するためにも目標設定は必ず行いましょう。


新人教育における目標設定のやり方

新人教育における目標設定をする手順をご紹介します。

目標をどのように設定していいかまだ分からない方や、初めて新人教育に携わる方などはぜひ参考にしてください。

やり方1:まず企業における新人教育の目標設定をする

まず初めに、企業全体としての目標設定をします。新人教育終了時には、新人社員にはどのようになって欲しいのか、教育する側としてどのような人を育てたいのかを考えましょう。

具体例は以下の通りです。

  • 研修終了時には1人で事務作業はこなせる状態にする
  • システムは問題なく使いこなせる状態にする

企業により様々ではありますが、実践で活用できるようなスキルを身につけることを目標とするのがよいでしょう。

やり方2:現状の新人のスキルを把握する

現状の新人社員のスキルを把握しましょう。面接時のデータや資料などがある場合はそこから情報を得るのもよいでしょう。

グループディスカッションなどを行ってそれぞれの人柄や特徴を捉えると、今後指導する側としても教えやすくなります。

1番理想的なのは、一人一人と1on1で面談する時間を設けることです。現状のスキルなどを把握しやすい状況になります。

また、面談する際には話を聞くことを意識しましょう。いくつか設問を設けて、そこから話を広げるようにします。

メモを取るのも大事ですがきちんと目を見て話を聞くことを第一に考えて面談を行いましょう。そうすると、個人の特徴が見えやすくなります。


新人教育の目標設定時の注意点

ここからは、新人教育で目標を設定する際に気をつける点についてご説明します。

多くの新人社員を抱えていると少し難しいかもしれません。可能な限り参考にしてください。

注意点1:簡潔で具体的にわかりやすい目標設定をする

簡潔で具体的にわかりやすい目標設定を行いましょう。わかりやすい目標設定があると、目標がなくフワッとした状態よりも教育される側も自己で成長を実感しやすくなります。

新人社員を管理する側としても、指標として使うことができ、成長度合いを判断しやすくなります。

注意点2:教育者側は個人差があることは忘れないようにする

新人社員が多かれ少なかれ成長速度や元々の素質には個人差があるのが当たり前です。

「何故できないんだ」とならないように、指導者側は気をつけましょう。


新人教育の目標設定を具体例を踏まえてご紹介

ここからは、今すぐにでも使える職業別新人教育の目標設定についてご紹介しますぜひ参考にしてみてください。

具体例1:ITエンジニア

  • 基礎的なソースコードは読めるようにする
  • 繰り返し文や条件文は問題なくかける程度になる
  • 自力で設計書を読み解けるようにする

具体例2:医療スタッフ

  • 医療スタッフとして、補助なしでも患者様の対応はできるようになる
  • わからなかったら直ぐに自分で調べて学ぶ能力を定着させる

具体例3:接客スタッフ

  • 二重敬語などの変な言葉は使わないようにする
  • 必ず笑顔で対応し、背筋を伸ばす
  • お客様の質問に対しては基本的に回答できるような知識を身につける

具体例4:事務職

  • 問題なく電話対応できるようにする
  • 社内システムは全て基本操作を出来るようにする
  • 書類の保管場所などは必ず覚える

具体例5:営業職

  • 架電する際に必要なトークスクリプトをミスなく読めるようになる
  • 弊社の情報は抜けもれなく覚える

新人教育の目標設定は的確に

今回は職種別で具体例を含めて解説しました。

もし、会社での新人教育の目標設定の仕方がわからず悩んでいる方がいらっしゃいましたら、目標設定する理由も踏まえてぜひ参考にしてください。

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