営業日報の書き方
営業日報は、営業報告書とも呼ばれ、営業が毎日提出する文書のことです。
営業担当は基本的に少人数で行動するため、日々の活動内容や進捗状況を報告することは、会社にとって大事な事です。ただ、毎日提出する文書ですから、簡潔で見やすいフォーマットであることも大切です。
ここでは営業日報の目的から書き方、管理方法について説明します。
営業日報の目的
営業職員、営業担当者は社外にいる時間が多く、上司、会社にとって、その日の行動を把握することは出来ません。そのために、営業日報を作成してもらう所がほとんどです。しかし、単に行動を報告させる日報は、会社にとっても、営業担当者にとってもただ無駄な作業として、負担になるだけです。 営業日報の目的は、その日の振り返りや次回すべきことの管理等にあります。営業活動に活用出来る文書であるべきです。
≫Wordで作るA41枚の営業日報(報告書)
≫営業日報の書式テンプレート
営業ツールとしての日報
単に行動記録の事後報告に終わらせるのではなく、営業担当者自身が自分の行動を振り返り、成長するためのツールとして活用すべきです。営業担当者自身に考えさせ、気づいた点、感じた点、問題点とその対応策を書かせることです。
1日の営業活動を始める前に、その日の目標、課題を設定しておくとよいでしょう。出来れば、前回訪問した時の営業日報を参照し、前回の反省をふまえて目標を決めておくとよいでしょう。そうすることで日報が営業ツールとして活用できるようになります。
営業日報の書き方
営業日報に記入する項目は、その日にした行動と、達成すべき目標、そのために何をすべきかを書くのが一般的です。毎日成果で出るわけではありませんが、成果の記入、問題点と対応策の記入等を含めることで、営業担当者の問題解決力の養成につなげます。
日報を週報にまとめる方法
簡単に、その週のハイライトとして、Good News(良い知らせ)、Bad News(悪い知らせ)、Opportunities(機会、チャンス)、Threats(脅威)等を含めて書くのもよいでしょう。文章で書いていくよりは、センテンスごとに箇条書きでトピックスとしてまとめていく方が見やすく管理しやすいです。
営業日報の管理・活用方法
計画通り進行しているかどうか、効率的に営業が行われているかどうか、抜けはないかどうか等、営業日報を管理・活用するとよいでしょう。また、継続的に記録していくことで営業成績が良い月と悪い月の業務遂行の違いやなど後々の自己分析にもつながりますし、営業のフレームワークの造成にも役立ちます。
営業力強化につなげるには
営業日報(週報)を利用して、週に一度、会議、ミーティングを持つことによって、懸案事項がどうなっているのか、上司からの助言等も活かし、次回の営業活動に活用するとよいでしょう。こうしたPDCAサイクルを回すことによって営業力が磨かれていきます。