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ワード(Word)企画書の書式と作り方

ワード(Word)企画書の書式と作り方

企画書と言えばパワーポイント(PowerPoint)ですが、時折シンプルで単純な企画書をワード(Word)で作ることを求められる場合もあります。

レイアウトを工夫することで、1枚の企画書がとても見やすく、理解しやすいものになります。

本コラムでは、参考例とともにワードでの企画書の作り方を解説します。


ワード企画書の書式テンプレート

ワードで作る企画書が向いている事例とは?

パワーポイントで作る企画書は鮮やかなデザインなどを取り入れ、視覚に訴えかけることができます。一方、ワードの企画書はイラストや色は使わず、シンプルに作成しなければなりません。そのため、ワードで企画書を作成することが向いているのは書籍・雑誌の目次や、人事書類など縦型のものが挙げられます。

また、文字情報が多い場合も、表組を用いて項目を整理しながらまとめることができるワードが適しています。パワーポイントで作成すると数ページにわたってしまったり、文字をまとめきれなかったりして、逆に見づらくなってしまいます。ワードで作成する際も、たとえ長くなりそうになっても、必ず1枚でまとめることがポイントです。

ワード企画書の書式テンプレート

表組を使ったワード企画書の例・作り方

企画内容に項目や品目が多い場合は、表組の利用が便利です。項目別に区切られることで見やすく、シンプルにまとめることができるからです。それでは、出店企画書を例に、実際に表組を使ってワード企画書の作り方を解説しましょう。

表組は、(1)先に文字列を入れてから表組をする方法と、(2)先に表組をしてから文字列を入れる方法と、(3)表の調整をする方法の3点に絞って作り方を説明します。

(1)先に文字列を入れてから表組をする

1.表組をしたい区切りの箇所で【Tabキー】を押します。縦、横に文字列が続いても、先頭の文字位置を揃える必要はありません。【Tabキー】を押した箇所に罫線が入ります。

<例>
・出店区画 →(Tabキー) 東京都○○区
・主要顧客層 →(Tabキー) ○○代から○○代の女性および同世代のカップル

2.次に、上記の『出店区画』から『同世代のカップル』までをドラッグし、黒く反転させた状態にします。
3.メニューバー『罫線』→『挿入』→『表』をクリックすると表が組まれます。
4.用紙の幅いっぱいに表組されますので、列幅にカーソルを合わせて調整しましょう。

(2)先に表組をしてから文字列を入れる

1.メニューバー『罫線』→『挿入』→『表』をクリックすると表のオプションウィンドウが出てきます。
2.列数、行数を必要なだけ設定します。のちに変更できますので、正確な数字でなくても構いません。
3.同じウィンドウ内の『自動調整のオプション』で文字幅をあらかじめ設定しておくことも可能です。
4.『OK』ボタンを押すと表が組まれます。

(3)表の調整をする

1.1つのセル内でさらにセルを分割したい場合は、メニューバー『罫線』→『セルの分割』を選択します。
2.『セルの分割』オプションウィンドウが出てきますので、分割したい数字を列数のところに入れます。
3.『OK』ボタンを押すとセルが分割されます。

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ワード企画書の書式テンプレート

見出し・箇条書き・タブ&リーダー・インデントを使ったシンプルなワード企画書の例・作り方

ワードには、ほかにも便利な機能がたくさんあります。それらを駆使することで、見やすい企画書を簡単に作ることができますので、特によく使う機能について、展示会出展の企画書を例に見てみましょう。

(1)見出し・箇条書き

見出しとは、文章のタイトルやサブタイトルのことで、文書の中でも太字になっていたり、大きな文字になっていたり、番号や記号がついていたりするものです。企画書にはあまり使われませんが、見出しを設定することによって自動的に目次を作成することができ、便利な機能です。

メニューバー『書式』→『スタイルと書式』で見出し、箇条書きや、段落番号を設定することができます。文字の大きさは『スタイルの変更』で変えることができます。

(2)タブ&リーダー

ダブとは、行の始まりの文字の位置を合わせたいときに使える便利な機能です。

リーダーとは、文字と文字の間に線を引く機能です。実際にタブ&リーダー機能を使ってみましょう。
1.『項目』と『内容』の間にスペースを入れずに文字を入力します。

<例>
認知度向上と食の安全のアピール 商品説明パネルの設置と製造工程の映像紹介
おいしさのアピール 商品試食会と新しい食べ方の紹介
会社のアピールアンケート 回答者に対して、弊社商品券プレゼント抽選会

2.タブを設定したい範囲をドラッグして反転させます。
3.ワード文書の上部にある『水平ルーラー』の左端にある記号の中からタブの種類を選びます。
タブは、左揃え・中央揃え・右揃え・小数点揃えの4種類がありますが、今回は左揃えタブを使います。
4.左上でタブを選びクリックしたら、文頭を揃えたい箇所でクリックします。
5.するとルーラー上にタブのマークがつきます。
6.一度反転を解除し、『項目』と『内容』の間にカーソルを合わせます。
7.そして『Tabキー』を押し、それを全部の行で繰り返します。
8.下記のように『項目』と『内容』の間にスペースができ、『内容』の文頭が揃います。

<例>
認知度向上と食の安全のアピール→商品説明パネルの設置と製造工程の映像紹介
おいしさのアピール→商品試食会と新しい食べ方の紹介
会社のアピール→アンケート回答者に対して、弊社商品券オウレゼント抽選会

9.揃った段階でもう一度上記範囲をドラッグし反転させます。
10.メニューバー『書式』→『タブとリーダー』を押します。
11.『タブとリーダー』ウィンドウが開いたらリーダーの種類を選びます。
12.『OK』ボタンを押すと下記のようにリーダーと呼ばれる線が結ばれます。

<例>
認知度向上と食の安全のアピール→商品説明パネルの設置と製造工程の映像紹介
おいしさのアピール→商品試食会と新しい食べ方の紹介
会社のアピール→アンケート回答者に対して、弊社商品券オウレゼント抽選会

(3)インデント

インデントとは、ある一部の段落だけ文章の始まりと終わりの位置を変えたいときに使える便利な機能です。
左インデントは上部ルーラーの左側にある四角いボックスを指し、右インデントは上部ルーラーの右側にある三角のボックスを指します。段落の幅を変えたい文章全体をドラッグし反転させ、左インデント、右インデントの目盛を変えたい位置に動かすことで調整することができます。インデント機能を使うことで、ワード文書にメリハリがつき、見やすくなります。

展示会出展の企画書


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ワード企画書の書式テンプレート

まとめ

ワードには色々な便利機能がついています。あまり知られていないものもありますが、使いこなすことができれば時間をかけずに企画書を作成することができます。

慣れていないと難しく感じてしまうかもしれませんが、一度覚えてしまえば簡単で便利です。ワード企画書テンプレートを参考に、さまざまなワード機能でカスタマイズしながらオリジナルの企画書作りに挑戦してみてください。


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