異動・退職で必要になる書類
退職・異動で人事が用意する書類は、その本人に渡す「異動辞令」や「退職証明」に加え、全社に通知する「人事異動通知」があります。
また、異動・退職する本人が用意する書類としては、「引き継ぎ書、仕様書」や「退職願・辞表」などになります。
このコラムでは、異動・退職で必要になる書類について詳しく解説していきます。
異動で人事が用意する書類
人事異動が決まった際に用意する書類として、本人に渡す「異動辞令」と全社に通知する「人事異動通知」があります。「異動辞令」は異動する人数分必要になり、ミスが発生しやすい書類でもあります。現所属・移動先の部署名が間違っていると混乱につながりますので必ずダブルチェックを行いましょう。
「人事異動通知」は全社もしくは必要部署に通達するための書類です。同時期に異動になったメンバーをまとめて書類にしましょう。採用や退職も合わせて「人事通知」「人事通達」として送られる場合もあります。また、得意先に担当変更の通達などが必要になる場合もあります。
退職で人事が用意する書類
社員が退職したことを証明する「退職証明」や「雇用保険被保険者資格喪失届」、各機関に提出する「健康保険・厚生年金保険被保険者資格喪失届」など多くの書類が必要になります。漏れを防ぐために退職書類チェックシートを利用しましょう。
異動・退職で本人が用意する書類
会社からの辞令で異動する場合は、提出する書類はほとんどありません。退職の場合は「退職願」か「辞表」のどちらかが必要になります。辞表は会社役員や公務員などが使用する様式で、一般的には退職願の提出になります。退職届という様式もありますが、これは「お伺いを立てずに勝手にやめる」くらいの強い書類になりますので、好ましくありません。退職願は「退職させて頂いてよろしいでしょうか?」というお伺いを立て、会社が承諾して初めて退職となります。
異動・退職の各種テンプレートと書き方リンク集
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