喜ばれるグリーティングカードの書き方! 〜書くべきポイントや封入のしかたまで徹底解説〜
グリーティングカード(greeting card)とは、クリスマスや新年などの年中行事に合わせて、日ごろの感謝の気持ちなどを表すために、友人や恋人など親しい人との間で交わされるカードのことを言います。
このコラムでは、利用シーンごとのグリーティングカードの例文を紹介します。参考にして、オリジナルのグリーティングカードを作成してください。
グリーティングカードとは
グリーティングカードとは、あいさつやお祝いなど、さまざまなシーンで相手にメッセージを送るために使用されるカードです。主に誕生日や結婚、出産、クリスマスなどのイベントや記念日の際に用いられ、シーンに合わせたメッセージカードに手書きでメッセージを書くことが一般的です。
グリーティングカードの書き方
グリーティングカードはビジネスシーンやプライベートなど使用できる場面がたくさんあります。ここからは実際に使えるグリーティングカードの基本的な項目や書き方についてご紹介していきます。
メッセージの記入面
- はじめに、冒頭のあいさつをします。
例)〇〇様、この度はお誕生日おめでとうございます。 - その後、相手に対しての感謝の気持ちや祝福の言葉を書きます。
例)いつもご指導いただきありがとうございます。〇〇様のますますのご活躍を心からお祈り申し上げます。 - 最後に、改めてあいさつをします。
例)改めて、お誕生日おめでとうございます。 - サインをして、送信元の名前を書きます。
例)敬具 ××より
実際に文字を書く箇所についてですが、縦折りカードは右面に、横折りカードは下面に書きます。
また、扉の裏面には書かないようにし、長くなってしまう場合はカードの後ろ側に続けて書きましょう。
ペンの色
目上の方への挨拶など、ビジネスシーンで送る場合など、基本的には黒色または青色を使用しましょう。
なお、友人などごく親しい人に贈る場合など、関係性によってはカラフルにしても問題ありません。
署名
ケースバイケースですが、メッセージは印字にしても問題ありません。ただし、署名は極力直筆で書くことを心がけましょう。手間は少しかかりますが、その分気持ちがより伝わりやすくなります。
書くときのポイント
グリーティングカードを書く際のポイントも押さえておきましょう。
- 相手に合ったメッセージを書くこと
送る相手との関係性やシーンに合うように文章のテイストや言葉遣いをするようにしましょう。
たとえば、ビジネスシーンなどで目上の方に送るグリーティングカードであれば、冒頭の挨拶も丁寧に書き、かつ語尾の言い回しなどに気をつけながら正しい敬語を使用しましょう。
また、友人関係などフラットな関係性の相手であれば、変にかしこまりすぎる必要はありません。 - 簡潔で明瞭な文章を書くこと
単にメッセージ全体の文量を短くするのではなく、伝えたいことを明確に押さえて書くことが重要です。
たとえば、一文を長々と書かずに区切りを入れたり、同じことを何度も書かないなどがポイントです。少し意識するだけで、相手に伝わりやすい文章を作成することができます。 - 手書きで書くこと
印刷ではなく手書きで送ることで、相手に自分の気持ちを感じてもらいやすくなります。「字が汚くて自信がない」と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、たとえ文字がうまく書けなくても、一文字一文字丁寧に書けば問題ありません。
相手を思って丁寧に書いた文字は、文字からその気持ちが滲み出てきます。なお、行間を少し広くしてみたり、文字サイズを統一すると全体としてメッセージが読みやすくなるので、参考にしてみてください。
それでもやはり「手書きはちょっと……」と思う方は、自分の名前だけ手書きで書くなどの方法もあります。
封筒に入れるときの向き
グリーティングカードを封筒に入れる際には、カードの向きと封筒の向きを合わせるようにしましょう。
たとえば、縦書きのグリーティングカードの場合、封筒も縦向き方向になるようにし、一方カードが横長の場合は封筒を横向きにしてに入れます。
さらに、カードの開き口が封筒の開き口と同じ方向に向くように入れます。
なお、カードの正面が封筒の表向きになるように入れるのが正式な向きです。
ただし、手渡しの場合は封筒を開けたときに正面が見えるように、向きを反対にして入れてもよいでしょう。
二つ折りのカードに挟まっている中紙の使い方
二つ折りのグリーティングカードに挟まっている中紙は「インサートカード」と呼ばれ、メッセージを書くための紙です。文字が裏移りしてグリーティングカード本体のデザインや装飾を損なわないようにする役割があります。
この中紙がある場合、グリーティングカード本体はメッセージを書いた中紙を挟むものとして使用します。
つまり、グリーティングカード本体にはメッセージを書かないのが一般的です。ただし、相手との関係性などを考慮して柔軟に対応しましょう。
グリーティングカードの送り方
グリーティングカードにメッセージを書いた後、実際に相手に送るための一般的な郵送方法な手順は以下の通りです。
- 封筒に宛名と住所を書く
- 切手を貼る
- 封筒に入れる
- 郵便局などで郵送の手続きを行う
封筒に正しい宛名と住所を書いた後、切手を貼ります。郵送の中でも一般的な定形郵便物として送る場合は、25g以内であれば84円、50g以内であれば94円の切手を貼ります。その後、カードを封筒に入れ、口をしっかりと閉じます。
そして、カードを郵便局の窓口で受付を行い、追加の料金などが必要であれば支払いを済ませましょう。ちなみに、海外へも同様に定形郵便物としてグリーティングカードを送ることができます。
なお、送り先の地域によって到着日数が異なるため、イベントに合わせて送る場合には、余裕を持って送るようにしましょう。
グリーティングカードの郵送方法についてご説明しましたが、もちろん手渡しでも渡すことができます。また、最近ではオンラインでグリーティングカードを送ることもでき、専用のウェブサイトやアプリがあるため、興味のある方は使用してみてください。
メールやアプリ、lineを使って送るグリーティングカード
いつもメールやlineでやりとりをしている仲の人でも、イベント時にはグリーティングカードを贈ってみてはいかがでしょうか?
アプリを使えば好きなテンプレートを選んで文字を入力するだけで、グリーティングカードを簡単に作成できます。
メールやlineにベタ打ちで挨拶文を入れても良いですが、いつもと違うグリーティングカードが添付されていると嬉しいものですよね。一手間かけるだけで季節のイベントを楽しむことができます。
シーンに合わせたグリーティングカードのデザイン・例文
それぞれのシーンに合わせたグリーティングカードの例文やテンプレートをご紹介していきます。必要な場面に合わせて参考にしてみてくださいね。
父の日
お父さん、腰の具合はその後如何ですか?父の日に、お父さんの好きな日本酒を贈ります。飲みすぎないでくださいね。夏休みにはまた家族で遊びに行きます。
お久しぶりですがお変わりありませんか?今週末は父の日ですね。私も子供を持ってから、お父さんの苦労がわかってきました。また一緒にお酒を飲みましょう。
お父さんありがとう この前はお寿司をご馳走様でした。楽しかったね。寒がりなお父さんに靴下を贈ります。お仕事無理しないで頑張ってください。
誕生日
お誕生日おめでとうございます。こうして毎年一緒に年を重ねられることを幸せに思います。素敵な誕生日をお過ごしください。
Happy Birthday いつも○○ちゃんの優しい笑顔に助けられています。さらに素晴らしい幸せに満ちた年になるようお祈りしています。
誕生日おめでとう!今年もまたこの日がやってきたね。いつも仕事でフォローしてくれて感謝しています。近いうちにお祝いディナーへ行きましょう♪
年賀状
新年のご挨拶を申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆さまにとって、素晴らしい一年になりますように。
(英文例)
Happy New Year!
Wishing you a wonderful year ahead filled with happiness, success, and joy.
クリスマス
日ごろの感謝を込めてメリークリスマス!これから冬本番を迎えますのでお体大切にしてください。
Merry Christmas 素敵なクリスマスと良いお年をお迎えください。
Season’s Greeting 今年は仕事で大変お世話になりました。来年も宜しくお願い致します。(Season’s Greetingにすればクリスチャンではない人にも贈ることができます。)
(英文例)
Dear [相手の名前,
Wishing you a Merry Christmas and a Happy New Year! May this festive season bring you joy, peace, and prosperity.
Thank you for your support and friendship throughout the year. We hope to continue working with you in the coming year.
Warmest wishes,
[あなたの名前]
ハロウィン
楽しいハロウィンの夜、素敵な思い出がいっぱい作れますように!
Trick or Treat!可愛い魔女が、あなたのもとにお菓子を届けてくれますように。
かわいいコスプレでおめかしして、楽しいパーティーを楽しんでください!ハッピー・ハロウィン!
(英文例)
Dear [相手の名前],
Happy Halloween! Wishing you a spooky and fun-filled day! May your day be filled with lots of treats and scares!
Best regards,
[あなたの名前]
まとめ
クリスマスや誕生日、母の日、父の日などのイベントは、親しい人に感謝の気持ちを伝える良い機会です。
さまざまな種類のテンプレートがあるので、シーンや贈る相手にあったデザインを選びましょう。何を書けばいいか迷ってしまったら、例文を参考にしてみてください。
あなたも心のこもったグリーティングカードを大切な人に贈ってみませんか?