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伝わる結論の書き方とは? コツを例文テンプレートつきで解説!

伝わる結論の書き方とは? コツを例文テンプレートつきで解説!

「結論の書き方がわからない……」

そんな悩みを抱えていませんか?

レポート論文や企画書といった重要な文章で、「どうやって話をまとめたら良いのか」「読み手に納得してもらえる結論の構成とは何か」といった疑問に、悩むことも少なくないでしょう。

この記事では、結論の書き方についての具体的なコツと注意点をわかりやすく解説します。結論を上手に書くことで、あなたの文章全体の印象が大きく変わり、提出した文書で上司やクライアントを納得させることができるでしょう。

すぐに使えるテンプレートもご用意したので、ぜひ参考にしてください。


結論の意味

議論の末に出る、最終的な判断のことを結論といいます。本論でまとめた理論に基づき、結論のなかに自分の意見や伝えたいことを盛り込みます。

結論は長く書くのではなく、わかりやすく、簡潔に述べることが大切です。

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レポート・論文における結論の書き方

結論で大切なのは、「何が言いたいのか」を書くことです。テーマや問題提起に紐付けて、最終的な結論を導き出すように書くと、筋の通った論文になります。

日本人の特徴として、前置きが長く、結論がわかりづらいという点が挙げられます。それは、物事をはっきり言うことに慣れておらず、何事も遠まわしにあたりさわりなく済ませようとする性質からきています。

そのため、結局何が言いたいのかわからない論文になってしまうことも多いようです。論文を書き始める前に「何が言いたいのか」を明確にしておくとよいでしょう。

文章構成について

レポート・論文は区切りなく書き連ねるのではなく、文章構成は主に3つのパートに分かれます。「序論」「本論」「結論」の3段構成です。各パートで書くべき内容をご紹介します。

①序論

この論文にまとめるに至った研究の目的やテーマ、仮説、問題提起を序論で提示します。

わかりやすい論文を書くポイントは、この序論の部分で結論を明らかにしておくことです。答えを先に示すことで書き手が伝えたいことがはっきりし、「結局、何が言いたいのかわからない」という事態を防ぐことができます。

②本論

主題について論理的に考察し、筋道を立てて説明をします。いくつかのトピックに分かれる場合は、本論のなかでもいくつか章を分けて書くとよいでしょう。

序論で示した、結論に向かう過程を検証していくのです。証拠や実験結果、調査結果などの参考文献を基に、持論を展開していきましょう。

③結論

論文を要約し、自分の意見を入れた結論を述べます。序論で示した結論につなげます。

「私の結論はこれである。こうした方法論を用いてこうした結論に至った」など、研究を進めるうえでの反省点や今後の課題などにも触れておくと、論文に深みが増します。

結論を書く際のポイント

結論は、本文全体の議論や論点を振り返り、文章の終わりに近付いていることを読者に知らせる必要があります。結論の効果を高めるには、以下を意識しましょう。

  • 考察を簡単に1~2段落にまとめる。
  • 前向きな内容で文章を締めくくる。
  • 本文のテーマや自分の意見の重要性を強調する。
  • 序論で定義した疑問に、結論で答えていること。
  • 序論と結論だけ読んで、論旨が通っていること。

結論を書く際の注意点

結論を書く際、以下のような書き方には注意が必要です。

  • 本文で述べていない、新しいアイデアや主張をすること。
    新しい主張を結論に含めてしまった場合は、切り出して本文で述べる必要があります。
  • 自分の個人的な要望や感想を書くこと。
    「これを機に~したい」などと、個人的な感想は好ましくないです。
  • 「要するに」「結論として」といった表現で、結論を書き始めること。
    冗長で、余分な印象を与えてしまう恐れがあります。
  • 本文とは異なるトーン(語調)で結論を書くこと。

結論を意識した企画書の書き方

研究の内容や報告、企画提案などをプレゼンテーションする場合、発表に慣れていないと論文を書く以上に長くなってしまうことがあります。先に触れたように、それは日本人の特徴でもあるからです。

そのため、プレゼンテーションでは常に結論を意識し、結論から先に言うことを心がけましょう。そうでなければ論点がズレたり、話が脱線したりする危険性もあります。

話す内容を頭のなかで論理的に整理することが、プレゼンテーション成功のカギです。コツは、文章を短文にすることです。ストーリーを組み立てるときはロジックツリーなどを用いて、内容を階層別に分けるとまとめやすくなります。

構造は論文を書くときと同じで、事前にしっかり準備しておけば、話が苦手な人でも説得力のあるプレゼンテーションを行うことが可能です。

結論までに必要な、やるべきことがわかりやすい企画書

結論までに必要なことは目で見てわかるように、ポイントを箇条書きにするとよいでしょう。

結論に至るまでに必要となる、やるべきことがわかりやすい企画書のテンプレートをご紹介しましょう。事業展開をするにあたっては、自社のメリットを活かした戦略を立てなければなりません。

テンプレートではまず、自社商品のメリットとなる要素が全て挙げられるようになっています。それら要素から自社商品のメリットを導き出し、それを活かした事業展開につなげるフォーマットになっています。

自社のメリットと事業戦略01(Orange)

結論までの経過がわかりやすい企画書

結論で最終判断を述べるには、それまでのプロセスをまとめることが必要です。結論までの経過がわかりやすい企画書のテンプレートをご紹介しましょう。

本事業の展望計画を例にとってみましょう。事業展望は、数ヵ年ごとの事業戦略が展開されていきます。第1期は準備段階、第2期は試運転段階、第3期は本稼動などのように、事業を展開していくには時間を要するものです。

そのため、数年先を見据えた事業戦略を立てる必要があります。テンプレートは、事業の具体的な展望(目標・売上)が期ごとに記入できるフォーマットになっています。

本事業の展望01(Blue)

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まとめ

企画書におけるプロセスは結論に達するまでのエビデンスともなり、論理を構成する要素として提示させることが大切です。

また、そのプロセスに一貫性を持たせるためにも、結論を意識して書く必要があります。核心がわかりにくいと言われる日本人ですが、要素を分解して、論理的にまとめることで、ストーリーは格段にわかりやすくなります。

「序論」「本論」「結論」の3段構成に加えて、序論に結論を提示することを覚えておいてください。企画書・提案書の作成時や構成に困ったときなどに、テンプレートをサンプルとして、ぜひご利用ください。


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