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贈り物への感謝をお礼状で伝えよう! 文例付きで書き方を紹介

著者:   bizocean事務局

贈り物への感謝をお礼状で伝えよう! 文例付きで書き方を紹介

お歳暮・お中元からちょっとしたお土産まで、ビジネスシーンで取引先から贈り物をいただく機会は多いものです。

どういったケースであっても、贈り物をいただいた場合はすみやかにお礼状を作成し、相手に感謝の気持ちを伝える必要があります。

この記事では、特に多い贈り物に対するお礼状の文例と、お礼状を書く際の注意点を解説します。

一通りの内容を押さえ、贈り物をいただいたらすぐにお礼状が出せるようにしておきましょう。


贈り物へのお礼状文例

以下4つのシーンで使える、お礼状の文例を紹介します。

  • お歳暮をいただいたお礼
  • お中元をいただいたお礼
  • お土産をいただいたお礼
  • お祝い品をいただいたお礼

お歳暮をいただいたお礼

取引先からお歳暮をいただいた際に送るお礼状の文例は、以下のとおりです。

拝啓

師走の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

この度は結構な品をお贈りいただき、ありがとうございました。
社員一同で分け合いましたところ、大変おいしいと皆喜んでおりました。

株式会社〇〇の皆様には日頃から何かとお力添えをいただき、弊社といたしましても大変心強く思っております。
今後とも何卒ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

寒さも日ごとに増してまいりますので、貴社の皆様もどうぞご自愛ください。
略儀ながら書中にて御礼申し上げます。

敬具

令和◯年◯月◯日

◯◯株式会社(会社名)
◯◯(役職名と名前)

お中元をいただいたお礼

取引先からお中元をいただいた際に出すお礼状の文例は、以下のとおりです。

拝啓

盛夏の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
この度は結構な品をお贈りいただきありがとうございました。
社員一同で分け合いましたところ、大変おいしいと皆喜んでおりました。

株式会社〇〇の皆様には日頃から何かとお力添えをいただき、弊社といたしましても大変心強く思っております。
今後とも何卒ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

しばらくは厳しい暑さが続くようですので、貴社の皆様もどうぞご自愛ください。
略儀ながら書中にて御礼申し上げます。

敬具

令和◯年◯月◯日

◯◯株式会社(会社名)
◯◯(役職名と名前)

お土産をいただいたお礼

お土産や差し入れなどをいただいたときも、お礼状を出しましょう。

拝啓

早春の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

本日はお土産の品をいただき、ありがとうございました。
◯◯(もらった物の名前)はさっそく、社員一同で分けました。
こちらでは手に入らないもので、皆、大変喜んでおりました。

季節の変わり目ですが、貴社の皆様もどうぞご自愛ください。
略儀ながら書中にて御礼申し上げます。

敬具

令和◯年◯月◯日

◯◯株式会社(会社名)
◯◯(役職名と名前)

時候の挨拶は、お土産や差し入れをいただいた時期に合わせて変更してください。遠方のお土産ではない場合は、「夏にぴったりの品物で、一同大変喜んでおりました。」といったように、季節に絡めて感謝の気持ちを伝えても良いでしょう。

お祝い品をいただいたお礼

周年や移転、就任祝いなどのお祝いをいただいたときのお礼状の文例です。

拝啓

陽春の候、皆様にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
この度は弊社設立◯◯周年に際し、結構な品を頂戴し厚く御礼申し上げます。
これを機に、社員一同、気持ちも新たに皆様のご期待に添えるよう一層努力をしてまいります。

今後も倍旧のご支援を賜りますようお願いいたします。
略儀ながら書中にて御礼申し上げます。

敬具

令和◯年◯月◯日

◯◯株式会社(会社名)
◯◯(役職名と名前)

どういったケースでのお祝いであっても、お祝いに対するお礼と、今後の抱負を記載してください。


贈り物へのお礼状の書き方ポイント

お礼状は「時候の挨拶」「お礼の言葉」「本文(贈り物の感想など)」「結びの挨拶」の順で構成されています。

季節や状況に合った挨拶をしてから、本文で具体的な感想を述べ、最後に結びの挨拶で締めくくりましょう。

贈られた品に対する感想は具体的であるほど、相手に感謝の気持ちが伝わります。いただいた物の使い道や、どのように役立っているかを述べることで、気持ちのこもったお礼状になるでしょう。

ただし、お礼状の言葉は簡潔であるほど良いとされています。長々とした表現や複雑な言葉よりも、シンプルに心からの感謝を伝える言葉が効果的です。

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お礼状を書く際の注意点

最後に、お礼状を書く際に注意したいポイントを解説します。

贈り物を受け取ってからなるべく早く送る

お礼状は、一般的に贈り物を受け取った当日か翌日に出すのが良いとされています。

何らかの事情でお礼が遅れてしまった場合は、お礼状にお詫びの言葉を添えたり、電話で直接感謝の気持ちを伝えたりするよう心掛けましょう。

お礼状の形式は相手に合わせて変える

お礼状の形式は封書とハガキの2種類が考えられます。

どちらを選んでも構いませんが、取引先や目上の方に対するお礼状には、封書を用いることが一般的です。ハガキに比べると、丁寧な印象になります。

使用する便箋や封筒は白無地で、縦書きのものを選びましょう。

一方、知人や、取引先でも親しい関係の方からいただいた場合、もう少しカジュアルなお礼状でも構いません。封書ではなく、気軽に感謝の気持ちを伝えられるハガキを使う方法もあります。

ただし、ハガキは書いた内容が第三者にも見えてしまうため、気になるようであれば封書を選んでください。

なお、相手と特に親しい間柄である場合や、急いでお礼状を出す場合は、メールでも問題ありません。

お返しの品は必要ない

お歳暮やお中元をいただいた場合、基本的にお返しの品は必要ありません。すみやかにお礼状を送ることで、感謝の気持ちを伝えましょう。

ただし、内容は丁寧かつ個別具体的なものにするよう意識してください。

なお、贈り物をいただいた相手に対して、自分たちが先にお歳暮やお中元を贈っていた場合も、お礼状は必要です。

お礼状はあくまでも「贈り物をいただいたお礼」を伝えるものです。似た贈り物をしていたからといって、省略しないでください。


まとめ

お礼状の構成は、ある程度決まっています。基本的な構成を知り、季節の挨拶や状況に応じた言い回しを組み合わせれば、お礼状を書くことは難しくありません。

一般的に、贈り物を受け取った当日~翌日にはお礼状を出すべきとされています。今回紹介した文例も参考に、いくつかパターンを作っておけば、贈り物をいただいた後もすぐにお礼状が出せるでしょう。


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bizocean事務局

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