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退職届と退職願の違いを詳しく解説! 簡単作成テンプレートも紹介

退職届と退職願の違いを詳しく解説! 簡単作成テンプレートも紹介

社会人として働き始めると、退職を考える日が来るかもしれません。その際に必要となるのが「退職届」や「退職願」ですが、その違いを理解して円滑な退職を目指しましょう。

本記事では退職する際に必要な退職願と退職届の違いと使い分けについて詳しく解説します。
また、すぐに役立つテンプレートも併せて紹介しています。退職を意識した際には、こちらの知識を参考にしてください。


この記事の著者

退職届と退職願の違い

まずは、退職届と退職願の基本的な違いを押さえておきましょう。
また、どちらを提出すべきかという点も説明します。

退職届とは?

退職届とは、退職することが決まっている際に提出する書類です。この段階では会社との確認が取れていることが前提となり、ある日突然提出するものではありません。


退職届の定義

退職届を提出する場合は、確実に退職する意思が固まっている時です。例えば、次の職場が決まっている場合や、病気や引っ越しなどのどうしても退職しなければならない事情がある場合です。受け取る会社も、その意思を確認していることが前提です。


退職届の効果

退職届は、労働契約の解除を通知する書類です。提出することで、法的に退職が確定し、撤回することはできません。

退職届に記載した退職日の日付をもって、雇用関係がなくなることも確認されます。

退職願とは?

退職願は、退職をしたいという意思を会社側に伝えるための書類です。退職には会社との合意が必要ですが、退職願を提出する段階ではまだ合意が取れていない状態でも大丈夫です。

退職願の定義

退職願を提出するのは、退職の意思はあるものの、会社との話し合いを経て円満に退職したい場合です。例えば、退職のタイミングや引き継ぎの期間について相談したい場合などです。退職したいけどいつなら退職できるか相談するという意味も持ち合わせていると考えましょう。


退職願の効果

退職願は、退職を願い出る書類であり、会社の承諾が必要です。退職願は会社が承諾しない限り、撤回することが可能です。ただし、退職願を受け取った時点で会社も対応を始めているはずですから、もし撤回をするなら一刻も早く上司にその旨を伝えましょう。

退職届と退職願はどちらを使用するべきか

前述のとおり、退職届と退職願は役割が異なるため、一般的には、退職届と退職願の両方を使用します。
最初に退職願を作成し、上長に提出することで退職を願い出ます。会社の承諾が得られたら、引き続き退職届を作成し提出します。


【テンプレDL可】退職届と退職願の書き方のポイント

ここでは、退職届と退職願の書き方の例を紹介しながら、記載方法から提出までの基本ルールもお伝えします。

ダウンロードしてすぐに使用できるテンプレートもご用意しました。

退職届の書き方の例

令和〇年〇月〇日
株式会社〇〇
代表取締役社長 〇〇 〇〇 様

退職届

この度、一身上の都合により、令和〇年〇月〇日をもって退職いたします。

〇〇部 〇〇課
〇〇 〇〇

以上


退職願の書き方の例

令和〇年〇月〇日
株式会社〇〇
代表取締役社長 〇〇 〇〇 様

退職願

この度、一身上の都合により、令和〇年〇月〇日をもって退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。

〇〇部 〇〇課
〇〇 〇〇

以上

テンプレートは以下のページからダウンロードが可能です。 

シンプルな退職届のテンプレート

テンプレートは以下のページからダウンロードが可能です。

【書式のテンプレートをお探しなら】

縦書きの退職願のテンプレート

テンプレートは以下のページからダウンロードが可能です。

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書き方の基本ルール

退職届の場合も退職願の場合も、基本的に以下の要素を含めます。

  • 日付
  • 宛名(会社名、代表者名)
  • 自分の氏名
  • 退職の意思表示
  • 退職日

手書き?パソコンOK?作成のマナーは

一般的には、退職届も退職願も手書き・パソコンのどちらで作成しても大丈夫です。
文言はだいたい決まっていますし、ネット上に使いやすいテンプレートも多くあるので、ダウンロードして活用しても良いでしょう。
ただし、会社指定の用紙がある場合は、そちらを準備し、会社の指示に従ってください。

提出する際には、封筒に入れて提出するのが一般的です。用紙のサイズに合った封筒を用意して、表面に退職届あるいは退職願と記述します。

退職届と退職願の提出タイミングと提出方法

退職する際には、まず退職願を上司などに提出し、会社と相談をして退職の段取りを決めていきます。その後、具体的に退職日が決まった段階で、退職届を提出します。

注意したいのは、退職願を提出してもすぐに会社を辞められないことです。周りへの影響などを考えて、退職の1〜2か月前に提出するのが望ましいとされています。どちらの書類も、直接上司へ手渡しで提出するのが望ましいでしょう。

また、退職願は出さずに退職届だけ提出する、というパターンもあります。会社ごとのルールに合わせれば問題ありませんので、上司に退職の意思を伝えるタイミングで同時に聞くと良いでしょう。

提出後の撤回の可否

すでに解説している通り、退職届は退職が確定している状況で提出しているため、撤回することはできません。
一方で退職願は、あくまで退職の相談を持ちかけるために提出するものですから、相談の結果として退職を撤回することは可能です。また、退職願だけで退職できるわけではありませんので、注意してください。


正しい提出方法を知って円満退社を目指そう

書類名が複数あるため、特にはじめて退職する人には難しく感じるかもしれません。でも、インターネット上には使いやすいテンプレートもたくさんありますから、必要書類の作成自体は思ったよりも簡単にできるでしょう。

でも、社員の退職は会社にとっても一大事です。アルバイトやパートだからといって、いきなり退社を宣言されたり間違った書類を提出されたりしても、会社は困ってしまいます。引き継ぎをしっかり行って、合わせて会社の方への感謝の気持ちを忘れないで、しっかりと対応したうえで円満退社を目指しましょう。


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著者プロフィール

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