転職理由を明確にする
まず最初に、「なぜ転職したいのか?!」といった理由を明確にすることが大切です。
転職活動をする際、(既に何らかの理由で退職している場合などを除いて)、「今の仕事からとにかく逃げたい!」といった理由だけではなかなか成功はしません。
仮にそういった理由が大半だとしても、その他に「前向きな」理由がなければ、自分自身の今後の活動や就職後のモチベーション維持も難しいですし、なんといっても相手企業に「この会社で頑張りたい!」といった熱い気持ちが伝わりません。
よって、「何となく転職しよう」という気持ちではなく、「明確な理由」を持つことです。
はじめにこれが出来れば、その後の応募書類や面談においても志望理由などが的確に表現できます。
志望動機とキャリアの棚卸をしっかりと
明確な理由が出来れば、そのあと転職活動に必ずと言って必要なのが「履歴書」と「職務経歴書」になります。
履歴書は学歴や職歴を記載するもので、多少の違いはありますが、だいたいの書式が決まっています。
一方、過去の経験や成果を細かく記載する職務経歴書は、基本的に決まったフォーマットはありません。
フィギアスケートに例えるなら履歴書が規定演技で、職務経歴書が自由演技といったところでしょうか?
よく履歴書の肝は「志望動機」といわれますので、先ほどの「転職の明確な理由」をもとに、なぜこの会社を選びそこで働きたいのか!?という理由をしっかりと伝えましょう。
一方、職務経歴書では、これまでやってきたこと、出来ることを“具体的”に書けるよう、日頃から「キャリアの棚卸」を行っておきたいものです。
マネープランニング
仕事をしながら次の転職先への就職活動を行う場合は別として、一度退職してから転職活動を行う場合には「マネープランニング」が必要です。
場合によっては収入の空白期間が生じますので、金銭的にも精神的にも余裕を持って転職活動ができるようにしたいものです。
現在の預貯金額の把握と就職が決まるまでの生活費や交通費等、すぐ決まらない場合も想定した計画性があるとよいでしょう。
資格取得やスキルアップ
キャリアの棚卸の結果、自分のできることをさらにアピールする際、持っている資格やスキルが効き目を発揮することもあります。
やりたいことを明確にし、その仕事に必要かつ役立つ資格を持っていることは大きなアピールポイントになるでしょう。
さらに、未経験の業種へ転職する場合なども資格を取得することでプラス評価になる場合もあります。
よって、準備期間がある場合には、資格取得やスキルアップに時間を竟やすこともいいでしょう。
このように、昨今では「キャリアチェンジ」も珍しくない時代になりましたので、次回以降、納得できる転職や円満退社するためのノウハウやツールについてご説明いたします。