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ステップアッププランで説得力を持たせる「ビジョン」の書き方

著者:株式会社アリスカンパニー 代表取締役  長坂 有浩


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作成のポイント

■ まずは3〜5年先のGOALを設定する
■ 「何をするか」はステップアッププランで考える
■ そのステップアッププラン、実現可能?

書式の説明
青色(ブルー)を使用した「ステップアップ」のパワーポイントテンプレートです。目標を達成するための段階ごとのステップを記入する書き方になっています。企画書・提案書の作成時に、サンプルフォーマットとしてご利用ください。

まずは3〜5年先のGOALを設定する

ビジョンとは「3〜5年後に会社が目指す方向性」のこと。会社経営においては、毎年の売上利益を確保することは非常に大切ですが、「その日暮らし」的な経営はそもそもの事業の「軸」がぶれがち。ビジョンを定めることで、内部(経営者や社員)は目的達成のためのモチベーションが維持でき、外部(取引先や株主等)は安心感と信用を持ちます。まずは中期的なGOALを定めましょう。「できるできない」ではなく、「なりたい姿」を設定するのがポイント。

GOALは、定量面と定性面で拡大イメージを説明しましょう。「売上シェア○%で業界トップに」「全国展開で売上○○億円」「商品(サービス)の拡充で○○億円規模の市場に参入」等です。

「何をするか」はステップアッププランで考える

ブームの発生、予想以上の資金調達等、思わぬ「追い風」が吹いてビジョンがすぐにでも達成できるケースはまれにありますが、基本的には数年で達成したいGOALを設定します。ビジョン達成への道のりを細分化しましょう。細分化の仕方は年数と達成基準項目の2つがあります。達成基準項目の細分化には例えば;

・売上シェア
・販売地域
・商品(サービス)の品揃え
・顧客層
・対象マーケット
等があります。

年数でステップアップを展開する際の注意点として、GOALの項目との整合性を持たせましょう。GOALを説明できるステップアップの内容でなければ意味がありません。「こうなるからこうなる」という論理展開が必要です。

そのステップアッププラン、実現可能?

最後に、ステップアッププランに対しての実現可能性をチェックしましょう。「このプランを達成するためにいつ、何がどれぐらい必要でそれは獲得可能か。獲得可能とすればどうやって獲得できるか。」等の前提条件をリストアップしてください。マーケットや顧客層等を拡大し、売上を上げていくためには、運転資金やマーケティング、人員採用、商品開発等の費用や時間が必要になる場合が多いです。そのチェックなしではビジョンとステップアップシナリオの前提条件が崩れ、「絵に描いた餅」になりかねません。

前提条件の実現ハードルをランク付けする等で、プラン達成の実現可能性を高めてください。場合によってはビジョンを修正しましょう。

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著者プロフィール

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長坂 有浩

株式会社アリスカンパニー 代表取締役

経営者のメンタルケアをしながら、事業成長戦略や資本政策、資金調達をサポートするサービスを展開中。ドリームゲートでは、完全無料でビジネスプランの支援を行っている。

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