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第4回 セミナーを評価する

著者: カンファリストトレーナー  沖本 るり子


作成のポイント

■ 参加者からのフィードバックをもらう
■ 評価項目と評価方法の種類
■ ストレスなく記入してもらうための工夫

書式の説明
アンケート用紙とは、自社商品についてユーザに質問し、調査するため書類

参加者からのフィードバックをもらう

セミナーが無事終わりました。果たしてセミナーは成功したのでしょうか?セミナーや研修の効果測定はひじょうに困難ですが、やりっ放しでは上達しません。参加者からのフィードバックをもらい、改善点やニーズのあるテーマを見つけ、次につなげます。アンケートの実施です。

中には厳しい指摘もあったりで、ドキドキものですが、アンケートの集計をほかの人に任せる場合でも、必ず原本に目を通しましょう。参加してくれた方を思い浮かべながら自らセミナーを振り返ります。

アンケートは書いてもらうけど、ただそれだけ、何も活用しないという人もいます。もったいないですね、貴重なレベルアップの機会をひとつ失っているわけですから。

評価項目と評価方法の種類

アンケートの冒頭は、セミナー参加のお礼とアンケートの協力を依頼する文章でスタートします。以下の項目について評価を仰ぎましょう:

●内容のレベル、●内容のボリューム、●時間配分、●講師の知識、●理解度、●資料の適性、など。このほか、知識やスキルの習得を目的とするセミナーであれば、習得度合いや今後実践できるかどうか、といった項目を加えます。

評価方法としては、5段階または7段階評価で数字を使って評価する。次に、オープンクエスチョンでボックスを設け、文章で記述してもらう方法。また、セミナー開催をどこで知ったか、といった質問では、ウェブや広報誌など、項目を挙げて選択してもらう方法です。

ストレスなく記入してもらうための工夫

セミナーに参加してアンケートの記入を依頼され、『ご意見、ご感想』という項目を空白のまま提出した、というご経験ありませんか?ただ意見や感想を聞かれてもなかなか答えづらいものです。一番気に入ったところはどこでしたか?、どこが不要と感じましたか? など、的を絞った質問は、より自然に参加者の意見や感想を引き出します。

アンケートは、セミナー修了後ではなく、配布資料と一緒にセミナー開始時に配ります。セミナー終了後すぐにその場を離れなければならない人にとって、アンケートの記入はかなりストレスです。あらかじめアンケートが手元にあれば、休憩時間や気がついたときに記入することができ、席を後にするのもスムーズです。

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著者プロフィール

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沖本 るり子

カンファリストトレーナー

会議を活用して自律型人財育成を行い、企業の成長をサポートするカンファリスト?トレーナー。また、セミナー・研修講師になりたい人から相談も増え個別にトレーニングも行なっている。

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