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理想を語るよりも実績を示すがプレゼンテーションの鉄則

ビジネスにおけるプレゼンテーションでは、提案を裏付ける根拠を示すことが重要です。

プレゼンテーションで掲げた将来のヴィジョンや理想の実現に向けて、これまでの実績を具体的に提示すれば、説得力が高まりクライアントからの信頼感を獲得しやすくなります。

テキストだけの資料と比べ、実際の現場写真を活用したプレゼンテーションは、クライアントのスムーズな理解を促します。

理想ばかりを並べるのではなく、根拠となる実績を具体的に盛り込んだ資料を作成するようにしましょう。


この記事の著者
株式会社ナレッジステーション  代表取締役 

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説得力を出して信頼感を得る「百聞は一見に如かず」の精神

■貴重な財産である過去実績の提示により泣く子も黙る
■イラストや素材写真では効果半減!実際の現場写真を活用しよう
■普段から実績を証明する現場写真を撮る習慣を持ちましょう

貴重な財産である過去実績の提示により泣く子も黙る

前回は、プレゼンテーションにおいて相手に自分が最も伝えたいことを理解してもらい、相手に何かを望むこと、それが結論と目的であるという話をしました。つまり、相手に納得してもらうことが不可欠なのです。では、プレゼンテーションにおいて相手を納得させるにはどうすれば良いでしょう。それは、過去実績を見せるのが有効です。多くのプレゼンテーションでは、将来、未来に向けてのビジョンや理想を掲げるものです。しかし、ビジョンや理想を実現するための根拠がなければ、誰も納得はしません。そこで、これまで作り上げてきた過去の実績を見せることで、自分が掲げる将来像は、ただの絵に描いた餅ではないという説得力を出すのです。

イラストや素材写真では効果半減!実際の現場写真を活用しよう

プレゼンテーション資料における過去実績の見せ方は、まず写真を使って見せることが大前提です。企業の沿革やプロフィールのように文字だけで実績を説明している例をよく目にしますが、それだけでは不十分です。やはり、「百聞は一見に如かず」の精神で相手の視覚に訴えるようビジュアルを最大限活用します。また、写真を使っている場合でもネット上の素材集からイラストやサンプル写真をダウンロードし、添付している例があります。これも写真の使い方としては不十分です。過去実績の提示で大事なことは、プレゼンテーションの将来像に説得力を出すことですから、実際の仕事の現場で撮った具体的な写真を使用することが、重要になります。

普段から実績を証明する現場写真を撮る習慣を持ちましょう

私は、いろいろな企業や個人の方からプレゼンテーション資料の相談を受けることがよくあります。その際、必ずプレゼンテーションに具体性と説得力を出すために実際の現場写真を添付することをお薦めします。しかし、実際の現場写真など撮ったことがなく、持ち合わせていないという企業、個人の方が多く、驚くことがあります。こうした仕事現場の写真というのは、簡単に撮って準備できるものではありません。やはり、日頃から意識をしてチャンスがあれば少しずつ撮っておくことが大切です。特に、既存のお客さんの協力を得て、笑顔あふれる満足感たっぷりの写真などは、プレゼンテーションに効果絶大です。まさに「百聞は一見に如かず」です。

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著者プロフィール

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伊藤 誠一郎

株式会社ナレッジステーション 代表取締役

プレゼンテーション講師。伝えることが苦手な会社員や起業家に対してセミナー、研修、個別指導を通じて簡潔で分かりやすいプレゼン方法の指導を行っている。2013年6月に著書「バスガイド流プレゼン術」を刊行。

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