第一印象アップのポイント ②笑顔・アイコンタクト・外見
好感度アップのポイントは、「豊かな表情」です。無表情は、おとなしく暗い印象を与えてしまいます。特に第一印象の「笑顔」が大切です。
体には110ほどの筋肉がありますが、その内の約半分は顔にあります。笑ったり怒ったり泣いたり、微妙な表情を作れるのですが、そのなかで実は「笑顔」が、最も表情筋を使っています。
つまり、笑顔を作っていないと表情筋が衰えて動かなくなり、無表情になってしまうのです。
人に会うときも、最初と最後は笑顔ですね。あとは、話す内容に応じて、キリッとしたり、豊かな表情をしていくのが、好かれるポイントです。
「笑う門には福来たる」「笑顔は最高の化粧水」「一笑一若 一怒一老」(一回笑えばその分だけ若返り、一回怒ればその分だけ老けこんでしまう)といいますが、笑顔は快楽ホルモン(βエンドルフィン、ドーパミン、エンケファリンetc)の分泌を促し、脳波もα波にリラックスさせ、人生も豊かにします。
ここでは笑顔の作り方やアイコンタクトの仕方、外見・身だしなみについてもお伝えします。
魅力的な笑顔の作り方
好感度をアップする!笑顔の作り方をお伝えしていきましょう。口角を上げる「い」の口元が、スマイルの基本です。鏡に向かい「ラッキー」と言ってみましょう。「ラッキー」の「キー」の時に、前歯が最低8本、できれば10本以上見えるようにしましょう。歯茎が見えるぎりぎりまで口角を上げてください。下の歯が見えると、洗練された印象を与えませんので、下の歯は見せないようにしましょう。目は、大好きな人や楽しいことをイメージした優しい目で。「目は心の窓」「目は口ほどに物をいう」といいますが、視覚神経だけは脳と直接つながっているので、あなたの心の中を如実に表してしまいます。「あなたのことが大好きです」の気持ちで、行いましょう。
人を虜にするアイコンタクト
アイコンタクトも大切です。アイコンタクトが出来ないと、「嘘をついてるんじゃないか」とか、「私に興味がないのではないか」と思われてしまい、もったいないです。見る位置は、相手の両目と鼻を結ぶ三角地帯です。「あなたのことが大好きです」の気持ちで、やんわりと見てください。余りにジーッと見過ぎても圧迫感があるので、1分間のうち28~40秒位、アイコンタクトを意識しましょう。アイコンタクトが苦手な方は、最初は「相手のまばたきの数を数えよう」と意識するとスムーズに見ることができますよ。まず友人との会話から練習してみてください。
元CAの友人が言っていたのですが、CAの中では「プリズナー(囚人)にはアイコンタクトをしてはいけない」という掟があるそうです。刑務所に移送されるプリズナーに、普通のお客様と同じようにアイコンタクトをして接客したら、出所した後にそのCAのストーカーになってしまった事件があったそうです。このようにアイコンタクトには強力な魔力があるのです。
外見・男性スーツの着こなしのポイント
洋服は、自分の職業や立場に合ったものを意識し、清潔感を重視した身だしなみを心がけましょう。ビジネスシーンで可能な男性スーツの色とは、ブラック、グレー、ネイビーです。素材は上質なものを選びましょう。しみ、しわ、汚れなどがないか確認してください。サイズを合わせること(スーツの着丈、身幅、肩幅、Yシャツの襟のデザイン、ネクタイの長さ)も大切です。
シャツは、色柄は派手すぎないものを選びましょう。袖口は、上着の袖からワイシャツが1センチほど見える位が良いです。ネクタイは、スーツやシャツとの色あわせが派手なものはNGです。ベルトは、シンプルで目立たないものを選びましょう。
ズボンは、靴の上でだぶつかない長さがベスト。折り目が入っているかもしっかり確認してください。靴下は、座ったときなど何かと目に入りやすいところです。白色はスーツに合わないのでNGです。スーツや靴の色に合わせて、不自然でない黒や紺など、暗めの色を選びましょう。靴は、意外と目につくところです。上質なものを選びましょう。かかとが磨り減っていないかもチェックしてください。
以上、笑顔やアイコンタクト、外見についてお伝えしました。次回は、声の出し方・話し方についてお伝えします。