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第3回 アンケート結果の有効な活用の仕方 ~従業員の満足度改善編~

日ごろのコミュニケーションだけでは分からないこと、従業員の心の声をはっきり確かめてみましょう。

例えば、従業員満足度調査を活用することで、彼等が仕事にやりがいを感じているかどうか、仕事内容が自分にあっているかどうかなどです。

また、従業員満足度の調査データを「数値化」していくことで、社内環境の改善につなげていくポイントが発見できます。


この記事の著者
Pathfine株式会社   

従業員満足(ES)とは?

従業員満足(ES)とは、従業員の業務内容や職場環境、人間関係などに対する満足度のことをいいます。
ESとは、「Employee Satisfaction」の略で「Employee(従業員)Satisfaction(満足)」。
また、従業員満足(ES)の向上とは、従業員が満足と感じるような、イキイキと働ける環境を会社の戦略として積極的に整備していくことです。
それは、給料や待遇面だけではなく、会社のビジョンや方針、管理職のマネジメントや風土、文化、コミュニケーションなどその内容は多岐にわたります。
この従業員満足(ES)という概念は、これからの厳しい経営環境の中で改めて見直されてきています。

従業員満足(ES)の取組み

従業員満足(ES)は、まず自社の現時点でのESを客観的に把握することが目的です。
特に自社でアンケートを実施する場合は、その項目や方法など様々な要因を繰り返し検討する必要があります。そして本当の意見を集めるためにもアンケート項目に先入観や意図を盛り込んではいけません。
またアンケートは、従業員にとっても会社にとっても、重要な「従業員満足」の改善を行うための大事なステップであることを互いに認識し共有した上で行うべきです。会社側は客観的な事実を知ろうという心構えをもって、従業員が正直にアンケートに答えるように作成を促す必要があります。
そこから集めたデータを集計して、自社の問題点や改善点を洗い出し、具体的なES改善へ向けた取り組みを計画していきましょう。

従業員満足(ES)はオープンに

アンケートを回収し集計したら、できれば結果を従業員にオープンにしましょう。その結果を踏まえて会社としてどう「ES改善」に具体的に取り組んでいくのかを明示していくようにすることで「ES改善」の効果的な第一歩になります。

この手続きが全てオープンにされることで、従業員はその透明性とフェアな流れが実感でき、それが「従業員満足度」につながります。
「しっかりと従業員の意見を聞いていますよ」という会社側の姿勢を示し、その上で改善策を実施し、その流れもオープンにしていますから、従業員も納得できて次のアクションにも繋がりやすくなります。

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著者プロフィール

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石塚 めぐみ

Pathfine株式会社

8年間の事業立上・経営ノウハウを活かし、中小企業向けに業務改善・経営戦略等のコンサルティングに従事。ブライダル事業からフード産業まで、さまざまな業界の企業を支援しております。

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