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第12回 「Power BI コラム」を活用するために –コラムのまとめ–

早いもので、Power BI コラムも12回まで連載させていただくことができました。

同時にマイクロソフトでも、5月〜6月(2014年)に全国の拠点でセミナーを開催し、ほぼ月に1回のペースで東京の品川にある本社ビルで講演しておりましたが、驚いたのはセミナーの参加者に情報システム部門以外の方が多かったことです。

これまで、マイクロソフトのセミナーと言えば、ソフトウエア メーカーという特性から IT の専門家の参加者が多かったのですが、今回の一連のセミナーでは、実務を担当されているお客様が半数以上を占める会もありました。

Excel が日本のビジネスに広く浸透し、これらを使った分析への関心の高さが伺えます。

今回のコラムではセミナーで必ずお話ししていた概要の部分と、分析の一例をご紹介させていただきました。


この記事の著者
株式会社ウフル  事業推進本部 本部長 
当コラムでご紹介するPower BI/Power View/Power MAP/Power Pivotは、Windows 7(64bit版)以上、64bit版Microsoft Office 2013のExcelでの動作を前提としてご紹介しているものです。サンプル書式についても、ファイルの使用においては同スペック以上が必要となりますので、ご利用いただけない場合がありますことを、あらかじめご了承ください。
各機能の詳細及び必要なスペック・アドオン等については、下記をご参照ください。
Power BI | Power View | Power MAP | Power Pivot

Excel の驚くべき新機能

第1回

最新版の Excel では、これまでできなかったような分析が可能になっています。これらをまとめたのが、第1回になります。マイクロソフトの地図データサービスである Bing MAP 上にデータをプロットできる Power Mapや 複雑な散布図やこれまでの Excel では表現できなかったグラフや表を作成できる Power View について、この回では触れました。

Power Map

Power Map

Excel を利用するための準備

第2回第3回

第2回、第3回では、Excel を利用するための準備についてまとめました。
これらの機能は Excel 2013 の特定のエディションでアドインソフトを有効化することで利用することをご説明いたしました。皆様の Excel が最新版なのか、そのままアドインソフトを利用することが可能なのかどうかの確認や、バージョンごとに利用できる機能の確認は 第2回にまとっています。また、快適な分析環境を整えるためのポイント(パソコンのスペックや環境、周辺機器など)が 第3回 にまとめられています。
分析を始める前にご覧いただきたいコラムです。

分析を始める前の心構え

第4回第5回

ハードウエアやソフトウエアの準備が整ったところで、今度は分析を始める前の心構えについてまとめたのが、第4回、第5回の内容になります。こちらの内容をご確認いただければ「分析のゴール」の設定、「分析の軸」や「分析データの出力方法とその位置づけ」を確認することができるはずです。その後に扱う実際の分析を進める前に、必ずご覧いただきたい内容です。

Excel の基本機能

第6回第7回第8回

Excel の表現技法の中でも基本機能をマスターしていただくためにご覧いただきたいのがこちらのコラムになります。第6回では、「データバー」「カラースケール」「アイコンセット」の利用方法について。第7回では、Excel 2013 の最新機能である「Power View」でこれまでに無い表現技法をまとめています。第8回では「Power MAP」の利用方法を詳しくご説明しています。

初めてのピボットテーブル

第9回第10回第11回

第8回までの内容を利用し、分析の第一歩を踏み出す人に向けたコラムが第9回〜第11回の「初めてのピボットテーブル」です。ここでは、実際のデータを利用しながらピボットテーブルを利用して分析を進める方法について、具体的なステップを踏みながらまとめました。

全体を通して学べること

これらのコラムを一通りご覧いただければ、Excel の新機能を利用した分析が可能になると思います。分析に必要な準備や心構え、これまであまり取り上げられてこなかった Excel の表現ツールとしての利用方法がまとめられているからです。
ただし、ファーストステップのみしか踏むことができません。今年(2014年)に出版させていただいた 2冊の本にまとめさせていただいた内容を 100% とすれば、10%〜20% の内容をフォローしているにすぎません。
もし、体系的に学んでいただくとしたら、ぜひ、amazon や本屋さんに立ち寄ってこれらの本を取り寄せてみて下さい。きっと、皆さまの業務に役立てていただくことができると思います。

終わりに

最後までコラムをご覧いただき、ありがとうございました。今回のコラムを通じて皆様の Excel の世界が少しでも広がって行くことを願っています。これを実現するためには実際に操作してみることが一番だと考えています。
そこで障害となるのは、パソコンの環境や Excel のエディションだと考えています。パソコンの環境については、Windows 7 が搭載されているマシンであれば、ほぼ利用可能と考えています。Excel のエディションに関しては Office 365 を利用すればすぐに解決できます。
また、もし、本格的な分析環境をご自身のパソコンでご用意できない場合には、セミナーで協業させていただいたビットアイル様の分析環境提供サービスを利用するのも手だと思います。

ビットアイルBIサービス powered by PowerBI

http://www.bit-isle.jp/service/solution/powerbi.html

機会があれば今後もコラムやセミナーを続けていきたいと考えています。
どこかのセミナー会場でお会いできたら、ぜひ、お気軽にお声がけいただければと思います。
どうぞお楽しみに!!

●書籍のご案内

Excel の新機能を効率的にマスターしたい方には…

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著者プロフィール

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前野 好太郎

株式会社ウフル 事業推進本部 本部長

都留市立都留文科大学社会学科卒、国立上越教育大学大学院教育研究科修士中退。
アイシーイー株式会社 取締役、有限会社ビイクリエイティング 代表取締役、株式会社インフォース 取締役を経て、日本マイクロソフト株式会社に入社。同社ではSQLServerを中心としたBI製品やOffice 365の販売促進を担う。
現在は、株式会社ウフル 事業推進本部 本部長。プログラマ、システムエンジニア、コンサルタント、エバンジェリスト、セミナー講師、そして同社のマネージャー業とマルチな活動を行っている。
趣味は、畑仕事。山梨から都心の会社まで、毎日、片道2時間半をかけて通っているが、週末の畑仕事はやめられない。夏はトマト、キュウリ、カボチャを中心とした夏野菜を、冬は白菜、大根、春菊、ネギなどの鍋の材料を栽培している。あとは最近手に入れた一眼レフとペットの犬と猫。暇を見つけてはシャッターを切っている。

〈著書〉
『中小企業向けAccess開発実践ノウハウ』(翔泳社、2007年)
『実践Accessアップサイジング』(共著、翔泳社、2008年)
『ビッグデータ分析 Excel新機能で簡単に!』(共著、日本経済新聞出版社、2014年)
『はじめようExcelでビッグデータ分析』(リックテレコム、2014年)

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