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自己啓発とは? 効果を出す方法やメリット・注意点を解説

著者:   bizocean事務局

自己啓発とは? 効果を出す方法やメリット・注意点を解説

キャリアアップやスキルアップを模索していると、「自己啓発」という言葉を耳にすることはありませんか。

しかし、自己啓発について具体的にどのような行動を指すのか分からない人や、興味はあるが何から始めればよいか分からない人もいるでしょう。

自己啓発を行うことで、精神的な成長につながるだけではなく、自分のスキルやキャリアにも大きく影響します。

本記事では、自己啓発がもたらすメリットや具体的な方法、効果的に自己啓発を行うポイントについて紹介していきます。


自己啓発とは

自己啓発とは、自分の能力や知識を向上させるため、能動的に行動することです。自己啓発の「啓発」は、「教え導くこと」を指します。

業務や研修とは別に、本を読んだり、セミナーに参加したりと、自発的に学びの機会を設けることをいいます。

自己啓発は、キャリアチェンジやスキルアップを目的として取り組む人もいるでしょう。

一方で、お金や健康に関する知識、語学など、仕事に直接結び付かない学びも自己啓発の一種です。自身の仕事や生活、将来を豊かにするための手段として、自己啓発があります。


自己啓発のメリット

自己啓発は、実践的に仕事に活かせるほか、将来的な自身の収入や待遇に大きく影響します。

以下では、自己啓発がもたらすメリットを3つ紹介するので、今の自分の仕事と目標に照らし合わせながら、参考にしてみてください。

能力やマインドの成長

自己啓発を行う大きなメリットは、自身の能力と心の成長です。

若手の社会人のなかには、「確かなスキルを獲得したい」「キャリアをアップさせたい」など、強い自己実現欲求を持つ人も多いでしょう。

しかし自己実現のための行動に移せない、動き方が分からないと悩む場合は、まず自己啓発から始めるのがおすすめです。

たとえば、スキルの獲得や精神的な成長のために、本を読む、セミナーへ参加するなど、自ら学びに行くなどが自己啓発にあたります。

日常的な業務とは別に自己啓発を行うと、新しい発見や学びを得られ、マインドの成長や自信にも繋がるでしょう。

すぐ仕事に活かせる

自己啓発は、将来的な成長だけでなく、すぐに仕事に活かせる場合もあります。

たとえば、リーダーシップ・マネジメントやコミュニケーションの能力は、ビジネスの場で活かしやすいです。チームの統率や、部下への指導、取引先との折衝の場で有効に発揮されるでしょう。

自己啓発の本・動画でも、人間関係の構築やコミュニケーションに関して、実践的な教えを説いているものは数多くあります。

それらを活用しながら、自分の立場と業務に照らし合わせて、必要な能力を身に付けましょう。

給与や待遇がよくなる可能性がある

自己啓発は、あくまで精神的な影響だけと考えて、具体的な利益に直結するイメージが湧かない方もいるかと思いますが、自己啓発を行うことで、年収がより増加しやすくなるというデータを、2018年に内閣府が発表しました。

30歳以上の男女を対象に、学歴・年齢・世帯年収・世帯構成・就業形態等の個々人の属性から、自己啓発を行った人と、同様の属性をもっているが自己啓発を行わなかった人をマッチングさせ、1~3年後に両者にどの程度の差が生じているかを分析した。まず、年収に与える効果の推計結果をみると、自己啓発を実施した人と実施しなかった人の年収変化の差額は、1年後には有意な差はみられないが、2年後では約10万円、3年後では約16万円でそれぞれ有意な差がみられている。自己啓発の効果はすぐには年収には現れないが、ある程度のラグを伴いつつ効果が現れると考えられる。
(引用:第2章 第2節 人生100年時代の人材育成 - 内閣府)

この結果で明らかなように、自己啓発は、将来の自分の収入や待遇にとっても、非常に重要な行動です。


明日から取り組める!おすすめの自己啓発方法

自己啓発と言っても、何から始めればよいか分からない方も多いかと思います。一口に自己啓発といっても、ハードルが低いものから高いものまで、様々です。

以下では、すぐに取り組める自己啓発方法はもちろん、より実用的でキャリアに直結するものまで紹介します。

自己啓発本を読む

自己啓発の第一歩として、自己啓発本を読むことから始めるのがおすすめです。

特に、自己啓発はハードルが高そうと感じる人にとって、読書は比較的気軽に始められるでしょう。

現在では、多種多様な自己啓発本が世に出ており、ベストセラーも非常に多いです。読みやすそうな内容や、自分が興味の湧くジャンルから読み始めてみましょう。

読書に慣れていない人は、寝る前や通勤・通学時などのスキマ時間で、少しずつ読み進めていくと、読書の習慣が身に付きやすくなるのでおすすめです。

継続することが大切ですので、自己啓発を意識しすぎず取り組んでみましょう。

講演会や有料セミナーに参加

経済的に余裕がある場合は、講演会やセミナーに参加してみるのもよいでしょう。
学びたい分野の専門家が、直接アドバイスをしてくれることもあるので、独学よりも効果的に学び進めることができます。

また、同じセミナーに通う仲間同士で交流を深めれば、有益な情報を共有でき、お互いに刺激を与え合うことが期待できます。

無料の講演会やセミナーは足を運びやすいですが、可能であれば有料セミナーに参加するのがおすすめです。お金を払う分、学びの意欲が高まるので、より効果的な自己啓発が行える場になります。

コーチングを受ける

コーチングは、目標達成のために、その分野のプロに指導してもらうことです。
基本的に、マンツーマンでのコミュニケーションを介して、具体的な理想像や必要な知識などを洗い出していきます。
ただし、コーチングを受ける場合、指導者の質や相性に大きく左右されることに留意が必要です。

コーチングには、高額な受講料が発生する場合が多いです。
依頼する際は、事前体験などを通して、自身に合っているかを慎重に見極めてから契約しましょう。

大学などに通学する

時間的・経済的なハードルは高くなりますが、大学・大学院に通って学び直すことも一つの手段です。

この場合、自身の将来のキャリアを見据えて、コストに見合った結果が得られそうか、慎重に検討する必要があります。

近年では、社会人向けの入試とカリキュラムを提供している大学や、仕事をしながらでも学べる通信制大学も増えており、学び直しが再注目されています。

大学での学び直しは、実践的なスキルや知識、キャリアに直結する資格を獲得できるのが大きなメリットです。


自己啓発の注意点

自己啓発を行えば、必ずしもよい結果になるとは限りません。自己啓発に取り組むうちに、本来の意味と目的を見失い、逆効果になってしまうこともあります。

以下では、自己啓発を行っていく際に注意すべきポイントを二つ解説します。

自己啓発にのめり込んでしまう

自己啓発の弊害として、のめり込みすぎてしまうことが挙げられます。
本やセミナーにおいて、「その分野の成功者(専門家)が言っているのだから間違いない」と盲信してはいけません。

「本やセミナーでの話が絶対だ」と決めつけるのではなく、視野を広く持って自己啓発に取り組むことが重要です。

自己啓発は、自分で自分を導くことを意味します。
価値のある学びを得たら、自分で考えて、吸収するようにしましょう。

自己啓発を始めた目的を忘れない

自己啓発は、あくまで目標達成や自己成長のための手段です。当初の目標を忘れて、自己啓発をすること自体が目的になってはいけません。

自己啓発そのものが目的化しないように、本来の目標を定期的に振り返りましょう。伸び悩んでいたり、結果が逸れていたりする場合は、自己啓発の方法を変えてみることも大切です。


自己啓発で効果を出すには?

前述のとおり、自己啓発は目標達成のために行うので、より効果的な自己啓発の方法を知りたいと思う人もいるでしょう。

以下では、自己啓発で効果を出すポイントについて解説するので、参考にしてみてください。

目標を明確にし、常に振り返る

自己啓発は、目標に繋がることで効果がでてきます。まずは目標を明確にして、到達するまでの道のりを把握しましょう。理想像や目標について紙に書き出し、ロードマップを作っておくのがおすすめです。

また、自己啓発を続けていくなかで、定期的に振り返る習慣もつけておきましょう。最初に設定した目標に対して、ブレているようなら、その都度見直しをして、自己啓発の方法を変えてみるのも重要です。

自身に合った自己啓発方法を見つけて継続する

現在では、様々な自己啓発の方法がありますが、万人に効果のある方法はありません。数ある選択肢のなかから、自身に適した方法で自己啓発を行うことが大切です。

たとえば、誰かと一緒に切磋琢磨することが好きな人は、セミナーに参加するのが効果的でしょう。

自分の性格や達成目標を分析したうえで、自身に合った自己啓発方法を選択しましょう。
いきなり大きな費用のかかるものを選ぶよりも、書籍や動画、無料の講演会など、低コストのスモールスタートで始めるのがおすすめです。


自己啓発のまとめ

自己啓発は、自分で自分を教え導く行動を指します。自己啓発を行うことで、自身の精神的な成長やスキル・キャリアの向上が期待できるでしょう。

ただし、本来の目的を見失ったり、自分に合わない方法で行ったりすると、効果が期待できなくなってしまいます。

  • 目標を明確にする
  • 自分に適した方法で行う
  • 継続的に行う

この3点を意識した行動が重要です。

理想の自分と現状の課題を考えて、成長するために自己啓発を始めるとよいでしょう。


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bizocean事務局

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