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確認メールの書き方とは? ビジネスでの効果的なコミュニケーション術

確認メールの書き方とは? ビジネスでの効果的なコミュニケーション術

確認メールを送る際は文章を簡潔に書き、相手が理解しやすいように書くことが大切です。また、相手への配慮の言葉も忘れずに添えましょう。
そうすることで、相手との認識に違いが出ることを防ぎつつ、人間関係も良好に保てます。

この記事では、効果的な確認メールの書き方や例文を紹介します。確認メールを送る際の参考にしてください。


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ビジネスにおける確認メールの重要性

確認メールは、ビジネスコミュニケーションにおいて業務を円滑に進行するために重要な役割があります。
確認メールの主な役割は、以下の3点です。

  • 情報の正確性の確認
  • 進捗状況の把握
  • 決定事項の記録

これらの役割を機能させることで、チーム内で漏れなく情報共有され、業務効率の向上に繋がります。また、チーム内で情報共有や確認を行うことで、認識の相違も防げるでしょう。


効果的な確認メールの基本構成

メールを送る際には、件名の付け方や本文の内容、締めくくりの言葉など、いくつかの決まりがあります。

ここでは確認メールを素早くチェックし、返信してもらうためのポイントをご紹介します。

適切な件名

件名は、「【確認】プロジェクトA進捗状況」のように、具体的で簡潔にしましょう。

明確な件名をつけることで、受信者は内容を即座に理解できます。以下のような要素を含めるとよいでしょう。

  • 【〇〇】など、目的を入れる記号
  • プロジェクト名や業務名
  • 具体的な内容(例:進捗状況、会議日程、資料提出についてなど)

件名を具体的にすることで、すぐに返信してもらいやすくなります。

本文の構成要素

確認メールの本文には、挨拶、目的、確認事項、期限、相手への配慮の5つを含めましょう。具体的には以下の通りです。

  • 挨拶:社内メールでも、「お疲れ様です。〇〇です。」などの挨拶から始める
  • 目的:メールを送る目的を明確に述べる
  • 確認事項:確認したい内容を具体的に列挙する
  • 期限:返信や対応の期限を明確に示す
  • 相手に配慮した言葉

これらの要素を正確に記述し、伝えたい内容を明確かつ漏れなく記載しましょう。

締めくくりと署名

確認メールの締めくくりには相手への配慮の言葉と、署名を付けます。以下で、締めくくりと署名の例を紹介します。

「お忙しいところ、お手数をおかけしてしまい申し訳ありませんが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。」
___________________________________
株式会社〇〇
プロジェクト管理部
山田太郎
TEL: 03-XXXX-XXXX
Email: yamada@example.com (署名)

締めくくりの言葉は、相手の立場に立った言葉を選ぶことが大切です。メールでは、相手の状況を把握しづらく、表情も確認できないため、相手への配慮の一言を必ず添えましょう。

またメールにおいて署名は、名刺代わりになります。自分がどの部署の誰なのかを相手に伝える役割があるため、毎回付けたほうが親切です。


【状況別】確認メールの書き方と例文

確認メールを送る際には、さまざまな状況があります。

ここでは以下の3つのシーンでのメールの書き方をご紹介します。それぞれの内容を理解して、実務に役立ててください。

  • 進捗確認のメール
  • 会議・約束事項の確認メール
  • 返信催促の確認メール

進捗確認のメール

進捗確認メールでは、具体的な質問を投げかけましょう。相手からより詳細で有用な情報を引き出すことができ、プロジェクト管理もしやすくなります。進捗確認メールの例文を以下で紹介します。

件名:【確認】プロジェクトAの進捗状況について

〇〇さん

お疲れ様です。プロジェクトリーダーの山田です。

プロジェクトAの進捗状況を確認させていただきたく、ご連絡いたしました。
以下の点についてお教えいただけますと幸いです。

1. 現在の進捗状況(予定に対して何%完了しているか)
2. 直面している課題や問題点
3. 今後の作業予定と完了見込み日

お手数ですが、明日の17時までにご返信いただけますようお願いいたします。

___________________________________________
株式会社〇〇
プロジェクト管理部
山田太郎
TEL: 03-XXXX-XXXX
Email: yamada@example.com 

この例文のように、具体的な質問項目を明示することで、相手が回答しやすくなります。知りたい情報を確実に知るためにも、具体的に質問しましょう。

会議・約束事項の確認メール

会議確認メールには、日時、場所、参加者、議題を明確に記載することが大切です。以下で、会議確認メールの例文を紹介します。

件名:【確認】来週のプロジェクト会議について

プロジェクトメンバーの皆様

お疲れさまです。プロジェクトリーダーの山田です。
来週のプロジェクト会議について共有します。

日時:2024年10月15日(火)14:00〜16:00
場所:本社ビル 3階 会議室A
参加者:プロジェクトメンバー全員
議題:
1. 前回の議事録確認(10分)
2. 各担当者からの進捗報告(60分)
3. 課題の洗い出しと対応策の検討(40分)
4. 次回までのアクションプランの確認(10分)

資料の準備がある方は、会議前日の17時までにメールでお送りください。

ご不明な点や、ご都合が悪くなった方はお知らせください。
よろしくお願いいたします。

______________________________________________
株式会社〇〇
プロジェクト管理部
山田太郎
TEL: 03-XXXX-XXXX
Email: yamada@example.com 

このように全ての情報を簡潔に記載することで、参加者全員が会議について同じ認識を持ち、準備不足や誤解のリスクを防げます。

返信催促の確認メール

返信を催促する際は緊急性を丁寧に伝え、返信期限を明確に示すと効果的です。返信催促メールは以下のようにすると良いでしょう。

件名:【再確認】プロジェクトAの進捗状況について(ご返信お願いします)

〇〇さん

お疲れ様です。プロジェクトリーダーの山田です。

先日お送りしたプロジェクトAの進捗確認メールについて、確認していただけたでしょうか?
お忙しいことと存じますが、プロジェクトのスケジュール管理上、早急に状況を把握する必要があります。

お手数をおかけして申し訳ございませんが、明日中にご返信いただけますようお願いいたします。
もし対応が難しい場合は、その旨をお知らせいただけますと幸いです。

ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
__________________________________________
株式会社〇〇
プロジェクト管理部
山田太郎
TEL: 03-XXXX-XXXX
Email: yamada@example.com

このように、対応の緊急性を伝えつつも、相手の状況を考慮した伝え方が適切です。また、返信が難しい場合の対応方法を示すことで、相手の負担を軽減できるでしょう。

ただし、返信の催促は連絡から24時間以上連絡がない場合をめどに実施しましょう。短時間で催促をすると相手に不快感を与える原因になりかねません。
当日中に何らかの回答を得たい場合には「続けてのメール失礼します」「五月雨式に申し訳ございません」などを使用し、相手が回答をしたくなる情報を追加で提供し様子を伺いましょう。


確認メールを書く際の重要ポイント

効果的な確認メールを作成するためには、押さえておくべき3つの重要なポイントがあります。

  • 簡潔さを心がける
  • 適切な敬語と丁寧表現を使用する
  • タイミングと期限を設定する

それぞれについて、詳しく解説します。

簡潔さを心がける

確認メールを送る際は不要な情報を省き、確認したい点を簡潔に記載することが大切です。相手が情報を理解しやすくなり、誤解のリスクを減らせます。

確認してほしいことが複数ある場合は、以下のようにすると効果的です。

お忙しいところ恐れ入りますが、以下の3点についてご確認いただけますでしょうか。

  • 〇〇プロジェクトの進行状況について
  • 明日15:00~の会議出席の可否について
  • 今週の〇〇案件の資料作成スケジュールについて

まず何個確認すべきことがあるのかを明確に示し、ひとつずつ箇条書きにすると、漏れなく確認してもらえるでしょう。

適切な敬語と丁寧表現を使用する

確認メールの文面は相手の立場を考慮し、適切な敬語とクッション言葉を使用することで丁寧さが伝わります。特に催促メールを送る場合は、相手が焦ってしまうこともあるため、通常よりも意識して使用することが大切です。

効果的な丁寧表現の例に、以下が挙げられます。

  • 「お手数をおかけして申し訳ありませんが」
  • 「お忙しいところ恐縮ですが」
  • 「恐れ入りますが」
  • 「〜していただけますでしょうか」

正しい敬語とクッション言葉を用いることで、相手と良好な関係を維持しながら、必要な情報を得られます。

タイミングと期限を設定する

確認メールでは、相手の業務サイクルを考慮しつつ、明確な返信期限を設定することが重要です。返信期限を設定する際のポイントは以下の通りです。

  • 相手の業務時間や繁忙期を考慮する
  • 急を要する場合は、その理由を明確に説明する
  • 返信期限は具体的な日時で指定する
  • 期限設定は、相手が対応できる十分な時間を確保する

また、具体的な期限を記載した際に「もし難しいようでしたらご相談ください。」と一言添えるなど、相手の状況も考慮することが必要です。


確認メールへの返信方法

確認メールへは、原則24時間以内に返信しましょう。返信が難しい場合は、その旨を伝えることが望ましいです。また、確認事項に対して明確に回答し、追加情報があれば、一緒に記載しましょう。

以下で確認メールへの返信の例文を紹介します。

件名:Re: 【確認】プロジェクトAの進捗状況について

山田さん

お疲れ様です。〇〇です。

プロジェクトAの進捗状況について、ご確認ありがとうございます。
現在の状況と今後の予定について、以下のとおりご報告いたします。

  • 進捗状況:予定の70%が完了しています。
  • 直面している課題:外部ベンダーとの調整に、予想以上に時間がかかっています。
    →この点については、来週中に解決の見込みです。
  • 今後の作業予定:来週末までに残りの作業を完了し、9月16日(月)に最終確認を行います。
  • 完了見込み日:9月16日(月)

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

よろしくお願いいたします。
________________________________
株式会社〇〇
企画部
〇〇〇〇
TEL: 03-XXXX-XXXX
Email:〇〇〇@example.com


確認メールをマスターして円滑なビジネスコミュニケーションをとろう

確認メールを書く際は、簡潔な文章、丁寧な表現、適切な期限設定を意識することが重要です。情報の共有がスムーズになり、伝達ミスを減らせます。

メールを作成する際は、初めに何の件かを明確にし、伝えるべき事項を箇条書きにするなど、相手がすぐに内容を把握できるようにしましょう。また、メールでのやり取りは相手の状況が見えづらいため、相手に配慮した一言を添えることが大切です。

本記事を確認メールを送る際の参考にして、効率的なコミュニケーションに役立ててください。


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