給与振込依頼書の書き方とは? 口座指定・同意書の書き方とあわせて解説【テンプレートあり】
給与振込に関する書類の作成で悩んでいませんか?例えば、給与振込依頼書の正しい書き方や、給与振込口座指定・同意書の記入方法で困っている方は多いでしょう。
これらの書類は働く上で欠かせない重要なものです。難しく思えるかもしれませんが、適切な手順を踏めば誰でも簡単に作成できるようになります。
本コラムでは、これらの書類の書き方についてわかりやすく解説します。すぐに使えるテンプレートもご用意したので、ぜひ参考にしてください。
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給与振込口座指定・給与振込同意書とは
給与振込の際に必要となる給与振込口座指定・給与振込同意書は、口座への給与振り込みに関する同意と給与口座情報を示すための書類です。
雇用側が従業員に「給与振込に必要な口座の情報」を書いてもらう書類
給与振込口座指定・給与振込同意書は、雇用側が給与振り込みに必要な情報を得るため、入社時もしくは振込先変更時などに従業員に書いてもらう書類です。
従業員は自分が希望する銀行口座や口座番号、支店番号などの情報を書き込み、さらに捺印をして提出します。なお、従業員は給与振込口座指定・給与振込同意書を提出することで給与の振込そのものに同意したことになり、提出後は雇用者がその口座に給与を振り込むという手はずになります。
なお、給与振込依頼書もフォーマットが異なるだけで、給与振込口座指定・給与振込同意書と同じ目的で使用されています。記載項目も同じです。
給与振込口座指定・給与振込同意書の書き方
給与振込口座指定・給与振込同意書に書くべき項目は次の通りです。
- 所属/職名
- 氏名+捺印
- 振込支給に同意する旨
- 金融機関名称(銀行、信託銀行、信用金庫、信用組合、ゆうちょ銀行等)
- 金融機関支店名、口座番号
- 口座名義人
給与振込口座指定・給与振込同意書で指定する振込先は、必ず本人名義の口座を書きましょう。
また振込を受ける場合、銀行印は不要ですからここに押す印鑑は認印で問題ありません。社内の処理だけに必要なのであれば、シャチハタ印で良いこともあります。
印鑑の種類について不安がある場合は、社内の担当者に確認をしましょう。振込先に記入ミスがあると給与が振り込まれないこともあるので、間違いなく正確に記載するよう注意してください。
給与振込依頼書の書き方
会社では複数の口座を利用登録できる場合があります。例えば、給与振込先は口座A、出張交通費精算は口座Bというように振込口座を分けたいケースです。その場合、追加で給与振込依頼書を提出します。
また、海外に現地法人があり、現地法人に勤務する従業員の給与も日本本社から支払われる場合にも、現地法人の給与担当者から本社の給与担当者へ給与振込依頼書を提出することもあります。
海外へ送金する場合は為替の予約が必要ですが、受取側である相手国、通貨を発行している国、送金側である日本すべての金融機関が営業している日である必要があるため、余裕を持ったやりとりが求められます。
給与振込依頼書に必要な記入事項
給与振込依頼書に書くべき項目には、以下のようなものがあります。
- 届け日
- 所属
- 社員番号
- 氏名
- 金融機関の名称
- 支店名/支店番号
- 口座名義人
- 口座の種類/口座番号
- 備考
なお、給与振込依頼書の書式は企業によって異なる場合があるため、所属する企業のルールに従って書き方を確認するようにしましょう。振込先に記入ミスがあると給与が振り込まれないこともあります。
間違いなく正確に記載するよう注意が必要です。記載内容に不安がある場合、総務部や経理部、場合によって人事部など、給与振り込み担当の部署の方に確認するようにしましょう。
その他、給与振込の書類を書くときの注意事項
給与振込依頼書には、会社内で提出締め切りがある場合があります。給与振込依頼書提出の締め切りを過ぎると、振り込みが遅れたり、最悪の場合振込みができない可能性もあるため、くれぐれも締め切りには注意して提出するようにしましょう。
情報漏れのないように書類を記入し、期限内に提出するといった対応を従業員側がしっかりと行うことで、給与振り込み担当の方がその後の処理をスムーズに行うことができます。
まとめ
大切な給与を指定の口座へ振り込んでもらうための書類が、給与振込口座指定・給与振込同意書および給与振込依頼書です。記載ミスがあると給与が振り込まれない可能性もあり、また訂正にも時間を取られてしまいます。
特に口座情報は間違いのないよう正確に書きましょう。振り込み漏れや遅延なく給与振り込みが行われるよう、給与に関する書類の提出は、優先順位を上げて取り組むようにしましょう。
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