社内向けの提案書の書き方は？ 例文付きで紹介

社内向け提案書とは

提案書とは、特定の目的や課題に対する解決策や提案を文書化したものです。

社内向けに作る場合、社内で発生している問題や課題についての改善策や解決策を明確に示すことを目的とします。

特によく扱われるのは、以下のような内容です。

社内向け提案書の書き方のポイント

社内向け提案書を作成する際に知っておきたいポイントを、5つ紹介します。

それぞれポイントごとに解説します。

自社が抱えている課題について分析する

提案内容を考える前に、自社が抱えている課題や問題点を正確に分析することが不可欠です。

たとえ社内向けの提案書であっても、客観的な記載が求められます。定量的なデータを利用して分析して、課題の本質を明らかにしましょう。

自分の感情や体感に頼っていては、説得力に欠けた内容にしかなりません。

解決策は具体的に示す

解決策を提案する際は、具体性が非常に重要です。

課題を明確にしたのち、問題の解決策を明快に記述することで、提案書の説得力が増します。

おすすめの方法は、最初に解決策の概要を示し、その後に詳細なプランを時系列に沿って記載することです。読み手が流れを理解しやすくなり、効果的な提案書になるでしょう。

なお、提案書に記載する解決策は、最初はなるべく多めに考えましょう。その後に最も現実的な選択肢を考えて絞り込み、提案書にまとめてください。

得られるメリットを明確にする

提案書で最も重要なのは、提案が実行された際に得られるメリットを明確に伝えることです。

メリットの内容は、提案書が受諾または採択してもらえるかに直結します。

数値や金額などの定量的なデータを活用しながら、正確かつ具体的に記載してください。

提案の実現性を示す材料を提示する

提案内容の実現性を示すために、スケジュールや費用といった判断材料もあわせて提示すると良いでしょう。

実現性が高くなればなるほど相手が納得しやすく、適切な判断を下せるようになります。

得られるメリットと同様に数値や金額といった定量的なデータのほか、グラフやガントチャートといった視覚的な手段を活用することも重要です。

伝わりやすいデザインを使う

提案書のデザインも、重要な要素の1つです。複雑なデザインやレイアウトよりも、一目で内容が分かるシンプルで統一感のあるものが効果的です。

見やすさ・伝わりやすさを意識して作成してください。

自分でうまくデザインできる自信がない場合は、インターネット上で入手できるテンプレートを使用すると良いでしょう。

【テンプレート（例文）】社内向け提案書

社内向け提案書に記載すべき主な内容は、次のとおりです。

このほか、場合によっては、添付資料が必要です。

以下に、これらの項目に沿った社内向け提案書（社内システム変更・社外モニター制度導入）の例文を紹介します。

社内システム変更の提案書

社内で導入されているシステムに課題があり、変更を提案したい場合のテンプレートを紹介します。

別途、概算の費用明細を添えて提出すると、提案内容も検討してもらいやすいでしょう。

こちらのテンプレートは、以下からダウンロードできます。

社外モニター制度導入の提案書

新商品の開発や既存商品のリニューアルの機会に、自社製品のモニターを社内から募ることを提案する際に使えるテンプレートを紹介します。

こちらも概算の費用明細や、モニターを募る広告案などをまとめた資料を添えると、より説得力と実現性が増します。

こちらのテンプレートは、以下からダウンロードができます。

まとめ

社内向けの提案書であっても、社外に提出するものと同様の内容に仕上げることを意識しましょう。

レイアウトも、シンプルで分かりやすいものにすることが重要です。

書く内容やレイアウトなどに自信がない場合は、インターネット上で入手できるテンプレートが便利です。

ビズオーシャンでは、社内向けの提案書のテンプレートを数パターン、無料で配布しています。ぜひ以下のページにアクセスし、自分の提案に合うものを探してみてください。