このページはJavaScriptを使用しています。JavaScriptを有効にして、対応ブラウザでご覧下さい。

第8回 Power Pointレクチャー(7) ~配置~

こんにちは。資料作成アドバイザーの山橋美穂です。今回も、Power Pointの機能をレクチャー致します。

今回お教えする「配置」は、資料の見栄えを左右するとても大切な機能です。

知っているのと知っていないのではビジュアルの綺麗さが全然違いますので、この機能を修得して、資料作成時に頻繁に使用して下さい。


この記事の著者
プレゼンテーション資料作成コンサルタント  Microsoft MVP 2015(Power Point部門)受賞 

当コラムはMicrosoft PowerPoint 2010での動作を前提として作成されています。バージョンが異なる場合、画面のキャプチャやメニューの場所が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
パワーポイント特集

「配置」を使わず図形の整列が汚い資料
「配置」を使わず図形の整列が汚い資料
「配置」を使って図形を綺麗に整列させている資料
「配置」を使って図形を綺麗に整列させている資料
では、Power Pointを立ち上げて、一緒に確認していきましょう。

まず、図形を挿入し、複数個コピーペーストします。

図形を挿入し、複数個コピーペーストする
図形を全て選択して、「ホーム」のリボンの中の「配置」、を開きます。または、図形を選択したときに表示される「描画ツール」の中の「書式」リボンにも「配置」があります。
図形を全て選択して、「ホーム」のリボンの中の「配置」を開く
図形を選択したときに表示される「描画ツール」の中の「書式」リボンにも「配置」がある
図形を全て選択した状態で、「配置」の中の「左揃え」を選んで下さい。
図形を全て選択した状態で、「配置」の中の「左揃え」を選ぶ
あっという間に図形が左に揃いました。
図形が左に揃う
ここで注意するのは、「配置」機能の「揃える」とは”選択されている全てのオブジェクトの中で”という事です。つまり、左揃えの場合は、選択した図形の中で一番左にある図形の左側辺に揃います。上揃えであれば、選択した全ての図形の中で一番上にある図形の上辺に揃います。
散らばっている複数の丸の図
「配置」の中の「上揃え」を選ぶ
「上揃え」に揃った複数の丸の図
「配置」機能は、最初は理解しづらいかもしれないので、実際に「上揃え」「下揃え」「右揃え」「左揃え」「左右中央揃え」「上下中央揃え」を使ってみて、確認して下さい。
左右中央揃えは、複数の図形をそれらの縦軸の中心に集めます。

左右中央揃えは、複数の図形をそれらの縦軸の中心に集める
上下中央揃えは、複数の図形をそれらの横軸の中心に集めます。
上下中央揃えは、複数の図形をそれらの横軸の中心に集める
なんとなく掴めましたでしょうか。

では次に、縦並びの図形を等間隔に並べてみます。図形を全て選択した状態で、「配置」から「上下に整列」を選びます。

図形を全て選択した状態で、「配置」から「上下に整列」を選ぶ
選んだ図形の一番上と一番下の間で、全ての図形が等間隔に並びました。
選んだ図形の一番上と一番下の間で、全ての図形が等間隔に並ぶ
では次に、横並びの図形を等間隔に並べてみます。図形を全て選択した状態で、「配置」から「左右に整列」を選びます。
図形を全て選択した状態で、「配置」から「左右に整列」を選ぶ
選んだ図形の一番右と一番下左の間で、全ての図形が等間隔に並びました。
選んだ図形の一番右と一番下左の間で、全ての図形が等間隔に並ぶ
この「上下に整列」と「左右に整列」は、あくまでも選択した図形の中で一番上と一番下の図形もしくは一番右と一番左の図形の間を等間隔に並べる機能です。なので、図形は直列である必要はありません。

下図の様な並列の図形にも使用する事ができます。

図形が散らばっている図
全ての図形を選択し
全ての図形を選択する
「配置」から「左右に整列」を選択します。
「配置」から「左右に整列」を選択する
選択した図形全てが等間隔に並びました。
選択した図形全てが等間隔に並ぶ
図解すると、こういう事になります。
等間隔の図解
これが難なく操作出来るようになると、下図の様な絵を描くことが出来ます。
丸を等間隔で2段並べている図
図解すると、こういう事になります。
丸を等間隔で2段並べている図の図解 ①上揃え ②下揃え ③左右に整列

「配置」機能は、頭を使って覚えるよりも、積極的に使用して感覚を掴む方が理解しやすいです。みなさんも、図形を使ったら必ず「配置」機能を使うようにしましょう。

次回はこの「配置」機能を使った応用編をお教え致します。

セミナー情報

タイトル

1日で習得 綺麗で分かりやすいプレゼンテーション資料作成

内容

元外資系証券会社のプレゼンテーション資料作成チームで働いていた資料作成コンサルタントが、たった1日で資料作成に必要な基礎知識を全て教えます。

基礎編(1)「資料作成の基本 3つのルール」
基礎編(2)「資料作成に必要なPowerPointの機能レクチャー」
基礎編(3)「資料作成に必要なExcelグラフの作り方」
中級編「論理的な資料を作る為の幹となる「構成」の作り方」
演習編「様々なスキーム図、グラフの作成」

詳しくはこちら

Streetacademy
パワーポイント特集

この記事に関連する最新記事

おすすめ書式テンプレート

書式テンプレートをもっと見る

著者プロフィール

author_item{name}

山橋 美穂

プレゼンテーション資料作成コンサルタント Microsoft MVP 2015(Power Point部門)受賞

プレゼンテーション資料作成アドバイザー。東京都出身。1999年青山学院女子短期大学卒業。2006年武蔵野美術大学卒業。武蔵野美術大学在学中より、外資系証券会社のプレゼンテーション資料作成チームに就業。法人企業向け資料の作成スキルを身につける。その後、経験を活かして独自に専門的な資料作成の知識を学びながら、ベンチャー企業やIR専門企業で、提案書や決算報告書作成の経験を積む。

2012年に資料作成の専門家としてフリーランスに転向。資料作成代行、アドバイザー、レクチャー講師等を行いながら、ヴィジュアルを重視した絵で見るプレゼンテーション資料の構築を目指している。

この著者の他の記事(全て見る

bizoceanジャーナルトップページ