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インボイスの登録申請書はどこでもらえる? 申請方法を徹底解説!

著者:   bizocean事務局

インボイスの登録申請書はどこでもらえる? 申請方法を徹底解説!

インボイス制度の施行により、消費税の仕入税額控除を受けるための要件が変わりました。これまでの方式と異なり、インボイス登録をした事業者のみが、適格請求書を用いて仕入税額控除を受けることができます。

本記事では、インボイスの登録申請書の入手方法や申請の流れ、インボイス登録申請に際しての注意点などを解説します。


インボイス制度とは

インボイス制度とは、軽減税率制度のもと、適格請求書(インボイス)の発行と保存を仕入税額控除の要件とする制度です。消費税の仕入税額控除を受けるために、これまでの区分記載請求書ではなく、記載事項が追加された適格請求書を用います。
また、適格請求書を発行できるのは、各地域の税務署に登録申請して審査に通ったインボイス発行事業者です。

この制度は、2019年10月1日に導入された軽減税率制度に伴い、複数税率による計算ミスや不正を防止する目的で導入されました。インボイス制度の正式名称は「適格請求書等保存方式」と言います。


インボイスの登録申請書はどこでもらえる?

インボイスの登録申請書は、国税庁のウェブサイトよりダウンロードできます。ダウンロードした申請書に必要事項を記入して提出することで、インボイス発行事業者としての登録が可能です。

また、e-Taxを利用して、オンラインで登録申請を行うこともできます。e-Taxを使用する場合は、事前に電子証明書と、利用者識別番号の取得が必要です。電子証明書は、マイナンバーカードを用いることが可能です。利用者識別番号は、管轄の税務署で確認できるほか、e-Taxソフト(SP版)にログインすれば、オンライン上でも確認できます。

郵送の場合、申請処理に約1.5カ月程度かかりますが、e-Taxの場合だと、約1カ月程度で申請処理が完了します。


インボイスの登録申請の方法

インボイスの登録申請には、申請書を郵送して登録する方法と、オンライン上のe-Taxで登録する方法があります。それぞれの方法について、登録申請書の作成~提出~登録完了までの流れを詳しく見ていきましょう。

書面で登録申請する場合

書面で登録申請する場合は、登録申請書の作成から始まります。国税庁のホームページからダウンロードした申請書に、必要事項を漏れなく記入しましょう。以下では、申請書作成から登録完了までの流れを解説します。

登録申請書を作成する

まず、国税庁ホームページから登録申請書をダウンロードし、以下の項目を記載しましょう。

  1. 住所または居所(個人事業主の場合)、本店または主たる事務所の所在地(法人の場合)
  2. 納税地
  3. 氏名または名称(登記情報に基づいたもの)
  4. 代表者名(法人の場合)
  5. 法人番号
  6. 事業者区分
  7. 事業者区分ごとの登録要件の確認

(出典:記載例(個人事業者用)| 国税庁

6.事業者区分の項目では、課税事業者・免税事業者・新規開業等した事業者、の3つのうち、該当するものを選択します。その後、登録要件の確認も、書面の案内に沿って、必要な情報を記入しましょう。

また、登録申請書は2枚構成です。申請書に記載漏れや誤りがあると、税務署等の審査に通らず、登録が遅れてしまう可能性があるので、注意して記入しましょう。

国税庁に提出する

登録申請書が作成できたら、国税庁に提出します。
郵送する場合は、所轄の国税局に設置されている「インボイス登録センター」に送りましょう。また、管轄地域の税務署に直接提出することも可能です。自身の事業所の所在地が、どの登録センターの管轄になっているかは、国税庁のホームページで確認できます。

提出の際は、申請書の記載内容に誤りがないかを再度確認することと、申請書の控えの保管も忘れずに行いましょう。

郵送の際には2枚の登録申請書のほかに、マイナンバーや運転免許証といった本人確認書類の写しの添付も必要です。問題なく審査に通れば、約2カ月後に登録完了の通知が届きます。

登録完了の通知を受け取る

登録の審査は、所轄の税務署もしくはインボイス登録センターで行われます。登録申請が完了すると、所轄地域の税務署から登録番号と、登録手続き完了の通知が送られてきます。

通知が届いたら、記載内容に誤りがないかを確認し、大切に保管しておきましょう。登録通知書は、原則再発行ができません。そのため、実際の書面はもちろん、電子データ化して保存しておくとよいでしょう。

登録番号は、今後インボイスを発行する際に必須な情報です。登録通知書が届いたら、なるべく早く取引先に、登録番号を伝えておきましょう。特に個人事業主の場合は、取引先の方から事業主の登録番号などを調べられないため、事業主の方から登録番号を伝える必要があります。

e-Taxで登録申請する場合

インボイスの登録は、パソコンやスマートフォンからオンライン上で申請が可能です。オンラインでの登録申請は、e-Taxというシステムを利用して行います。e-Taxを利用した申請のメリットは、印刷や郵送などの手間が省けることと、郵送に比べて申請処理が半月ほど早いことです。

ここではWeb版を例にして、e-Taxでの登録申請の流れを説明します。

e-Taxにログインする

インボイス特設サイトの「申請手続き」からe-Taxにアクセスすると、ログインページが表示されます。そこに「マイナンバーカード」か「利用者識別番号」のどちらかを入力してログインしましょう。

e-Taxを初めて利用する場合は、事前に利用開始の手続きを行う必要があります。マイナンバーカードの取得や、利用者識別番号の登録など、必要な準備を済ませておきましょう。

申請書を作成する

e-Taxにログインしたら、画面の指示に従って申請書を作成していきます。入力項目は、書面での申請とほぼ同じです。上から順に、指示に沿って必要事項を入力していきます。

入力の際は、国税庁が提供している作成マニュアルを参考にするとよいでしょう。事前にマニュアルを読んでおけば、焦らずスムーズに入力を進められます。

内容に漏れや誤りがないように、注意して入力しましょう。

電子署名を付与し、送信する

申請書の作成が完了したら、電子署名を付与します。電子署名には、マイナンバーカードなどの電子証明書が必要です。ただし、事前にマイナンバーカードによる本人確認を行っている場合は、電子署名を付与する必要はありません。

電子署名の付与が完了したら、画面の指示に従って申請データを送信します。なお、申請データは税務署に届けられ、登録の審査が行われます。
送信後は、受信通知や審査状況など、e-Taxのメッセージボックスを確認するようにしましょう。

登録通知データを受け取る

インボイス制度への登録が完了すると、税務署から「登録通知データを格納した」旨のメールが送られてきます。メールに記載されているリンクから、e-Taxへログインすることで、登録通知データの確認が可能です。※ログイン時にはマイナンバーカードが必要です。

登録通知データには、登録番号(T+13桁の数字)が記載されています。登録番号は、今後インボイスを発行する際に必要不可欠な情報です。登録通知データが届いたら、記載内容に誤りがないかを必ず確認してください。


インボイス申請後の流れ

インボイスの登録申請が完了したら、登録通知書もしくは、登録通知データの格納完了のメールが送られてくるのを待ちましょう。

以下では、インボイス申請後の流れについて、確認プロセスや登録完了までの期間・追跡方法を解説します。

申請書提出後の確認プロセス

インボイスの登録申請が完了すると、国税庁の「適格請求書発行事業者公表サイト」で情報が公表されます。登録番号から検索することで、自社の登録情報を確認することができます。

登録完了までの期間と追跡方法

登録申請書を提出してから、登録通知書が交付されるまでの期間の目安は、以下のとおりです。

紙の申請書で申請する場合:約1.5カ月
e-Taxで申請する場合:約1カ月

登録内容に誤りや記載漏れがあると、登録完了までにさらに時間がかかる可能性があります。申請書の記載内容は、提出前に十分に確認しておきましょう。

登録完了までの進捗状況は、e-Taxのメッセージボックスで確認することができます。書面での申請の場合は、税務署などに問い合わせすることで進捗状況の確認が可能です。

登録完了までの期間はあくまでも目安であり、状況によって変動する可能性があります。申請の処理状況に不安を感じた際は、上記の期間が経過した後に、管轄インボイス登録センターの国税庁のページを確認してみましょう。


インボイスに登録申請する際の注意点

インボイス制度への登録申請に際して、登録期限や記入内容、登録完了後の対応など、いくつかの注意点があります。インボイス制度をきちんと理解して取り組むためにも、以下の注意点を確認してから申請手続きを行うとよいでしょう。

登録期限を過ぎても申請できる

インボイスの登録期限は2023年9月30日でしたが、それ以降も登録申請は可能です。ただし、登録が遅れると、適格請求書発行事業者としての権利が得られるまでに時間がかかります。

前述のとおり、インボイスの申請から登録完了まで、最短でも1カ月~1.5カ月はかかると考えてよいでしょう。また、申請書作成の前にも、電子証明書(マイナンバーカードなど)の用意や、利用者識別番号の確認など準備が欠かせません。

スムーズにインボイス制度を利用するためにも、しっかり事前準備をしたうえで早めの登録申請を心がけましょう。

記入漏れや記載ミスに注意する

インボイスの登録申請では、記入漏れや記載ミスがあると、審査が通らず差し戻しとなります。申請書の記入後だけでなく、提出前にも見直しが必要です。

特に、申請用紙の貼り忘れや、チェックボックスの入れ忘れといった小さなミスが起きやすいです。記入内容だけでなく、小さなミスが無いかの確認も欠かさないようにしましょう。申請に不備がある場合、登録完了が遅れる可能性があります。

登録完了後に取引先へ通知する

インボイスの登録が完了したら、取引先へ登録番号を通知しましょう。

速やかに取引先へインボイス登録の旨を伝えることで、取引先が適格請求書発行業者公表サイトで登録番号などを検索する手間が省けます。個人事業主の場合は、取引先からは登録番号を検索できないため、必ず伝えるようにしましょう。

また、自社のウェブサイトなどに登録番号を記載すれば、自社が登録事業者であることを広く認知してもらえます。

登録を取り消す場合は届出書が必要

何らかの理由でインボイスの登録を取り消す場合は、「適格請求書発行事業者の登録の取消しを求める旨の届出書」を提出しなくてはいけません。ただし、届出書の提出日が属する課税期間のうちは、インボイス制度が適用され続ける点に注意しましょう。

登録を取り消す際には、取引先への影響も考慮する必要があります。事前に取引先へ連絡を取り、調整を行ったうえで、取り消しの手続きをすることが重要です。

また、インボイス登録を取り消した後に再びインボイス登録をした場合、二度目の登録から2年間はインボイス制度を取りやめることができません。


インボイス登録申請に関するよくある質問

ここでは、インボイス登録申請に関する代表的な質問について、分かりやすく解説します。疑問点を解消し、スムーズな登録申請に役立てていきましょう。

個人事業主はインボイスの登録申請ができる?

個人事業主もインボイスの登録申請が可能です。個人事業主の場合も、登録申請の流れは同じです。「適格請求書発行事業者の登録申請書」に必要事項を記入して郵送するか、e-Taxを利用してオンラインで申請します。

個人事業主の場合、登録申請書には法人番号の代わりに、個人番号(マイナンバー)を記載します。また、運転免許証やパスポートなど、本人確認書類の写しの添付も必要です。

インボイス登録は義務ですか?

インボイス制度への登録は、義務ではありません。登録するかどうかは、事業者の自由です。ただし、インボイス登録をしていない場合、取引先から消費税額分の値引きを求められる可能性があります。

自社の事業形態や取引状況などを踏まえて、登録の要否を検討しましょう。

登録申請書は無料で入手できますか?

インボイスの登録申請書は、無料で入手可能です。前述のとおり国税庁ホームページから、登録申請書をダウンロードしてください。

またe-Taxを利用する場合も、無料で登録申請を行うことができます。


まとめ

インボイス制度とは、適格請求書(インボイス)の発行と保存により、消費税の仕入税額控除を受けるシステムです。インボイス制度導入前の区分記載請求書方式では、基本的に仕入税額控除は受けられません。

インボイス制度の登録申請書は、適格請求書(インボイス)発行事業者になるために必要な文書です。インボイスの登録申請は、書面での申請とe-Taxでの申請の2つの方法があります。

前者の場合、国税庁のホームページから申請書をダウンロードして、必要事項を記載したものを添付書類とともに提出します。後者の場合は、e-Taxソフトを利用し、オンライン上で必要な情報を入力し、送信するだけで申請が可能です。

また、申請手続きの過程で、不備やミスがあると、登録完了が遅くなる可能性があります。どちらの申請方法を選択しても、記入内容に漏れや誤りがないように注意しましょう。


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